2025年7月2日(水)~4日(金)に東京ビッグサイトで開催された『第4回地域防災EXPO』に、パソナが出展しました。今回はイベントの様子をレポートします。
地域防災EXPOとは
地域防災EXPOは、RX Japan社が主催する自治体・官庁・公共機関向けのさまざまなサービスが出展する商談展「自治体・公共 Week」内で開催された展示会です。「自治体・公共 Week」は自治体向けの7つの展示会で構成され、自治体のあらゆる部署の担当者や官庁・公共機関が来場し、サービスの説明やデモ体験、商談ができる環境を提供しております。
そのなかでも地域防災EXPOには、地域の災害対策に取り組んでいる全国の自治体や公共機関の担当者が来場するため、地域防災に必要なあらゆるサービスが一堂に集まっています。
各社の出展ブースでは、企業の魅力を伝えるデモンストレーションやミニセミナーを実施するなど、事業の特長を効果的に伝えることで、商談が具体化しやすい展示会となっております。また、対面コミュニケーションにより、自治体が抱えている課題を把握し、具体的な提案が可能なため、予算や取り組み時期に応じた柔軟な商談が可能となっています。
今年の開催日は、夏の暑さを感じさせる気候であり、参加者たちにとっては清々しい開催期間となりました。このような天候のもと、参加者たちは会場に足を運び、熱気に包まれた空間で新たな情報をキャッチしようと活気に満ちていました。
今回パソナは、個別避難計画をタブレットやスマートフォンなどのインターネット端末で簡単に作成・管理できるツール「個別避難計画DX」や、災害時における高齢者や障がい者などの「避難行動要支援者」の逃げ遅れを防ぐため、地域周辺の支援者と「マッチング」し避難を支援する「避難共助アプリ」のご紹介のために出展しました。
平常時の防災対策となる「個別避難計画DX」は、個別避難計画の作成の際に、オンラインで完結することで業務負担を軽くしたり、要支援者や代理者が更新できたりするなど、定期的な更新や管理を効率的に行えることで「オンライン化」のメリットをご紹介しております。
災害時の防災対策となる「避難共助アプリ」は、自治体が要支援者の避難状況をリアルタイムに把握し、避難を促すことも可能であるため「避難行動要支援者」の逃げ遅れを防ぐことが可能です。
地域防災EXPOは、単なる展示会にとどまらず、参加者同士のネットワークを広げ、新たなビジネスチャンスを創出する場として、多くの企業や個人に大きな価値を提供しています。ビジネスの最前線で活躍する多くの人々にとって、見逃すことのできない重要なイベントとなっているのです。
会場の様子
地域防災EXPOの会場では、多くの来場者が賑わいを見せており、地域の防災意識の高さを感じさせるものでした。防災関連の企業が一堂に会し、各ブースでは地震・津波・火山対策、発電・蓄電設備、非常用通信など、さまざまな災害の防災に関する企業が出展していました。
これらの製品は、単なる展示にとどまらず、実際の使用方法や効果について出展企業による詳しい説明を受けることができ、多くの参加者が熱心に耳を傾けていました。
こういった出展の背後には、地域の安全と安心を支えるために日々努力を重ねる自治体や企業の熱意が感じられ、来場者はこうした技術や製品に触れることで、地域防災の必要性とその多様なアプローチを再確認する機会となっていたようです。地域防災EXPOを通じて、地域社会全体が防災意識を高め、さらなる防災力の向上を目指す姿勢が見て取れました。
また、防災教育や地域住民の連携を促進するためのワークショップやセミナーも開催され防災について学ぶ貴重な機会となっていました。
パソナのブースをご紹介
パソナのブースでは「個別避難計画DX」「避難共助アプリ」のスペースをご用意し、現在のお悩みのヒアリングや、エンジニアによる各サービスのデモンストレーションを行いました。
昨年の展示では、個別避難計画DXのみをご紹介しておりましたが、今回の展示では新たに開発しました避難共助アプリの安否確認機能もご紹介しました。さらに、個別避難計画DXは平常時の防災向けのサービスのご案内、避難共助アプリでは災害時の防災向けのサービスの詳細のご説明をし、ブースを訪れたお客様が一目でどういったサービスを試してみることができるかわかるブース作成をおこないました。
このような展示会を通じて得られた貴重な情報は、私たちが今後の製品開発においてよりお客様のニーズに応えるための指針となりました。ブースに足を運んでくださった皆様には心より感謝申し上げます。皆様からいただいたご意見やご感想は、私たちにとって非常に貴重であり、今後の製品開発に大いに活かしていきたいと考えております。
サービスのご紹介
展示会当日にご案内しておりましたサービスを改めてご紹介させていただきます。
個別避難計画DX
災害に備えて、大切な家族を守る個別避難計画を、タブレットやスマートフォンなどのインターネット端末で簡単に作成・管理できるツールです。デジタルの力で業務負担を軽減し、効率的な個別避難計画運用を実現します。個別避難計画作成の運用は考えることが多く、ルールを定めきれていない、作成方針は決まったが個別避難計画を作成できる専門事業者が選定できていないなど、さまざまなお悩みが存在します。
パソナの個別避難計画DXでは、システムを中心にどのように関係者に利用してもらうか伴走して検討することにより、 運用ルールも併せて決めていくことができます。また、パソナは計画作成支援実績のあるグループ会社と提携しており、責任を持って計画書を作成します。さらに、作成に係わる相談や実行支援の窓口の提供も可能です。(一部地域のみ)
業務負担の軽減だけでなく、自助意識の醸成や防災環境構築まで、幅広く自治体のお悩みを解決しております。
避難共助アプリ
災害時における、高齢者や障がい者などの「避難行動要支援者」の逃げ遅れを防ぐために、公助・共助が実行できる環境をアプリケーションで実現。要支援者の避難状況を自治体はリアルタイムに把握し、避難を促すことも可能です。要支援者は自ら避難要請を送ることができ、特定の支援者だけでなく、地域周辺の支援者と「マッチング」し避難を支援することができます。
サービスに関する詳しいご説明は以下のページでもご紹介しております。
サービスに関するご相談は以下のリンクからお気軽にご連絡ください。
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おわりに
今回、私たちのパソナブースにお越しいただいた多くのお客様との対話を通じて、皆様が抱えている現在の悩みや課題について直接お聞きすることができました。その結果として、非常に充実した三日間となりました。このような機会に恵まれたことに、心より感謝申し上げます。皆様の貴重なお時間をいただき、改めてお礼申し上げます。
パソナでは、これからもお客様一人ひとりの課題に真摯に向き合い、独自のメソッドと最新のテクノロジーを組み合わせることで、より効果的な解決策をご提案したいと考えております。私たちはテクノロジーを最大限に活用し、人が本来やるべきことに専念できる環境を整えることを大切にしています。私たちはお客様との対話を大切にし、共に未来を切り拓いていくパートナーとして、全力でサポートしてまいります。