コラム
2022/04/4 更新

全国の健康経営担当者が集うオンラインイベント「健康経営MeetUP」、3/4開催レポート

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「ひとりで頑張る健康経営担当者を勇気づけたい!」

今回、3月4日に開催した「健康経営MeetUP」には、こんな想いを込めました。これまで130社以上の健康経営支援を通して、日々私どもが感じてきたこと。それは、健康経営担当者の皆さんは、いつも組織の中で、孤軍奮闘されているということです。日々の成果や最終ゴールが見えにくい状況でも、なんとか手さぐりで、多くの場合ひとりで、健康経営を推進されています。

同じ悩みをもつ健康経営担当者同士が、そんな悩みややりがいを共有できる場があれば、どれほど互いに勇気づけられるだろうか。そんなことを考えると、居ても立ってもいられず、早速準備に取り掛かり、今回のミートアップイベントの開催に至りました。

本稿では、イベントの様子をレポートしております。残念ながら参加できなかったという読者の皆さんに、少しでもイベントの様子が伝わればと思います。他社で頑張る担当者の想いや悩み、やりがいに触れることで、「また明日から頑張ろう!」と思えるきっかけになれば幸いです。業種や業界は違っても、同じ志をもつ仲間が集まった初の交流イベントです。リアルタイムで健康経営を頑張る担当者同士だからこそ、シェアし合える内容がたくさんあり、喜びの声も多くいただきました。

健康経営MeetUP

 

 

みんな同じことで悩んでる。健康経営の苦労話をシェア(第一部レポート)

「まずは、皆さんでストレッチをしましょう!」

健康経営について、どっぷり話す前に、まずは皆さんで体を動かすことから始めました。弊社トレーナーの大野が、椅子に座りながら簡単にできるストレッチを紹介します。

これから何が始まるのかと、少々身構える空気もありましたが、さすが運動習慣を普段薦める立場にある皆さんです。笑顔でストレッチしていただきました!

体を動かして、一気にリラックスムードになったところで、早速、第一部のメイン企画がスタート。

「グループトーク!」と題したこの企画では、3~4名ずつのグループに分かれて、健康経営の悩みを率直に語り合いました。もちろん、皆さん初対面がほとんどでしたので、はじめは自己紹介中心で話が進みます。お互いの共通点を見つけるワークをした後に、健康経営について、色々な悩みや苦労話がシェアされ、自由に意見交換がされました。ここに、グループトーク後、各グループから発表された内容を紹介しておきたいと思います。

・グループ1発表者Aさん
役員の説得をどうしていけばいいか、また健康意識の低い人をどう巻き込んでいけばよいかという話になりました。健康意識の高い社員の協力を得て、意識の低い社員を巻き込んでいくやり方は、今後自社でも意識してやってみようと思います。

・グループ2発表者Bさん
私たちのグループでは、健康経営を今から始める会社もあれば、すでに何年もやっている会社もありました。社員の健康意識を高めるために、日々の地道な活動が大切である一方で、経営層からのトップメッセージも重要で、その両輪があってうまく進むという話題になりました。

・グループ3発表者Cさん
経営陣にどう動いてもらうかという話が中心になりました。経営陣は忙しいので、しっかりと予算組や資料を準備して、“見える化”された提案をしていくことが大切です。健康経営担当者が最後まであきらめない姿勢でいることも大事。「でも、体は壊さない程度に頑張っていきましょう!」ということで、意見が一致しました。

・グループ4発表者Dさん
本社の事務局だけで健康経営を進めていくのは難しく、各部署に推進担当者を置いて、運営に協力してもらうべきという話になりました。

・グループ5発表者Eさん
これから健康経営に取り組んでいく会社にあたっては、どこから取り組み始めて、どう浸透させていけばいいかという話になりました。また、すでに取り組んでいる会社については、どう数値化し、改善状況を示していくかということを話しました。

他にも色々な悩みがシェアされましたが、課題によっては、お互いにアドバイスしたり、うまくいった方法を教え合ったりする機会にもなりました。

私はこれに報われた!担当者のやりがいと喜びとは?(第二部レポート)

さて、5分の休憩をはさんで、第二部へと続きます。ここで乾杯です♪

第二部では、メンバーを入れ替えた形で再度グループトークをしたり、景品があたるゲームをしたり、お酒の効果も後押しして、さらに親睦を深められたと思います。ゲームの内容は、ここでは割愛させていただきますが、また体を動かす機会もあり、終始のびのびしたムードで盛り上がりました。

ちなみに、ゲームの景品は淡路島のご当地食品が豪華5名にあたるパソナ出血大サービスでした!

第二部のグループトークのお題は、健康経営の“悩み”ではなく、“やりがい”です。「健康経営をやっていて良かったな」ということがたくさんシェアされました。一部紹介しておきましょう!

参加者Aさん(住宅メーカー)
健康経営を始めて1年ほどですが、社長から直接頼まれたことが何よりも嬉しかったです。現場店舗の社員の方々にしっかり協力してもらえた時も、とてもやりがいを感じ、やっていて良かったなと思いました。

参加者Bさん(金融)
日々の健康経営の活動では、けっこう地味でやりがいを感じられないことも多いのですが、やっぱり私の場合は、ホワイト500に入ることができた時に、上長から「お疲れさま」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。

参加者Cさん(医療)
長く健康経営に携わっていますが、一番やりがいを感じたのは、健康診断結果が改善している人に対するインセンティブ制度を作ったことです。結果が悪い人を改善していくのはもちろんですが、逆に良かった人に「健康支援費」を出す制度です。インセンティブが出た人から「毎日ご飯を作ってくれている妻に感謝します。」「今日は花を買って帰ります。」という内容のメールをいただき、本当にやっていてよかったなと思いました。

他にもたくさんのやりがいを聞くことができました。なにより皆さんが終始笑顔で話されている様子を見て、健康経営にはたくさんのやりがいや喜びを感じる瞬間があるのだなと、改めて実感しました。

参加者の声

最後に、参加者の皆さんにはアンケートにご回答いただきました。今回のイベントに参加してみてどうだったか、率直なご意見・ご感想をいただきましたので、一部紹介させていただきます。

Q. 本イベントに参加して、感じたことや気づきなどをお教え下さい。

サービス

サービス

社員の意識の差の解消方法をお聞きできて、こちらで無理に頑張らなくてもいいんだ!と少し気が楽になりました。とはいえ、まだ走りだしたばかりなので、頑張っていこうという気持ちが強くなりました。

食料品

食料品

健康経営に対する取り組み段階も色々な企業様がいらっしゃって、自分と同じように悩まれていることを知ることができて良かったです。銀の認定など、当社はこれから取り組む認定のお話や、データの取得方法などもアドバイスをいただくことができ、非常に参考になりました。

卸売

卸売

他社さんで健康経営に取り組んでいる人は、どんな人かと気になっていたのと会社は違えど、同じ悩みや思いをもって、同じ事に取り組んでいると知れただけでも嬉しかったです。

サービス

サービス

皆さん同じような課題が共通なので、健康経営認定を取得しても長期プランで継続的活動が必要であることを痛感致しました。

食料品

食料品

誰もが最初は泥臭く、熱意を絶やさず地道に取り組んでいく姿勢が健康経営成功のカギなのだと気がつきました。

機械

機械

同じような状況で悩みを抱えていることがわかり、少し共有できたことがよかった。

情報・通信

情報・通信

なかなか先に行けないジレンマに悩んでいましたが、皆さんも、悩みは同じだなと思いまして、少し安心しました。

不動産

不動産

健康経営にかかわる取組については、目標をしっかり計画し、地道に継続していくことが必要だと再認識しました。

不動産

不動産

施策等の進め方について悩んでいましたので、健康経営銘柄やホワイト500取得企業の方も参加されておりましたので、進め方等のヒントを得る事ができ、とても有意義な時間でした。

サービス

サービス

他社の健康経営担当者の皆様方も同じような悩みを抱え奮闘されていることを知り、勇気づけられました。今後もこのようなイベントが定期的に開催されると嬉しいです。

卸売

卸売

会社によって健康経営の取り組み段階は様々でしたが、根本の悩みは同じようなことが多かったので、共感できて励みになりました。

精密機器

精密機器

各社取り組みのフェーズは違えど、健康経営のフレームワーク通りにいかない社内の現状をどう打破していくかという課題は共通してあり、企業を跨いで担当者がノウハウを出しあえる場は担当者の心理面とプロジェクトの支えになると感じました。

金融

金融

カジュアルな雰囲気でとても面白い取り組みだと思いました。

開催後記

今回、「健康経営MeetUP」を開催した理由は、担当者さま同士で、横のつながりを持っていただきたいと思ったからです。

弊社パソナは、健康経営コンサルタントとして、これまでたくさんの担当者の方々と、お話させていただく機会を得て参りました。そんな中、いつも感じていることは、「担当者の方々は、とても熱心で、大きな意義を感じながら健康経営に取り組まれている一方、孤軍奮闘されていることも多い」ということです。さらに、悩みの多くはいくつかに絞れるほど、同じ場合が多く、それならば、皆さん同士が横のつながりを持てるといいのではないか。横のつながりを作れる機会があることで、互いの悩みややりがい、ひいては、健康経営のノウハウや成功事例をシェアできる場となり、お役に立てるのではないかと考えました。

今回の開催では、主に「悩みとやりがい」をシェアしました。ノウハウや成功事例のシェアの場とすることもできたのですが、あえてそれは次回以降に譲ることとしました。私どもの考えでは、健康経営の成功の第一条件は、「担当者自身の健康」にあります。心身ともに健康で、日々やりがいを感じながら取り組める担当者がいるからこそ、健康経営は成功すると信じています。だからこそ、孤軍奮闘しながら、毎日「これでいいのか」と悩まれる担当者様がいらっしゃれば、まずその気持ちに寄り添い、心が晴れた状態で、伴走させていただきたいと切に願います。

さて、今後も「健康経営MeetUP」は続けて参ります。次回以降の開催情報をご希望の方は、弊社のメルマガにてお知らせ致しますので、以下より是非ご登録下さい。

 

 

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著者名:パソナ・健康経営コラム編集部

健康経営・産業保健の推進パートナーとして健康経営の「着実な一歩」を伴走サポートするパソナが運営しています。
企業のご支援経験だけでなく、パソナ自身が健康経営銘柄に初選出、ホワイト500を7年連続取得する過程で得たノウハウを踏まえ、皆様にお役に立つ情報を発信しています。
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