平日休みの仕事とは?
メリット・デメリットや職種を紹介
更新日:2025年8月01日

「平日休みのお仕事に興味はあるけれど、どのような職種があるのかわからない」
「平日休みのお仕事が自分に向いているのか知りたい」
お仕事選びの際に、このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、平日休みが多い職種や仕事の具体例、メリット・デメリットや休日の過ごし方の工夫まで紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
平日休みの仕事とは?

「平日に休む」とは具体的にどんな働き方なのか、イメージが湧きにくい方もいるかもしれません。
ここでは、平日休みのお仕事の特徴や休日のパターンを紹介します。
平日休みのお仕事の特徴
平日休みのお仕事には、接客・販売・サービス業をはじめ、不動産営業、レジャー施設、美容業界などがあります。
これらの業界では、お客様が休みの週末に来店や利用が集中するため、土日は出勤し、その分を平日に振り替えて休む働き方が一般的です。
週休2日の場合も、曜日を固定せずにシフトを組むパターンがあります。大型連休や年末年始などの繁忙期は休みが取りにくい傾向がありますが、その分、オフシーズンには比較的まとまった休暇を取りやすい場合があります。
平日に予定を入れたい人や混雑を避けて行動したい人には、平日休みの働き方は魅力的でしょう。
平日休みのパターン3つ
平日休みといっても、休日の取り方には以下の3つのパターンがあります。
平日のみ休み | ・不動産営業、自動車販売店などに多い傾向 ・週末が書き入れ時なので、平日固定で休むスタイル |
平日+土日が休み | ・平日休みプラス土日どちらかが休み ・平日は一人の時間を確保しつつ、土日どちらかは家族との時間が取れる |
シフト制 | ・小売・販売、ホテル・宿泊業、コールセンターに多い ・週の勤務時間内で交代制のシフトを組む |
平日休みの取り方は業界や職場によって異なります。
そのため、自分や家族のライフスタイルに合うパターンを考えて求人を選ぶことがおすすめです。
また、求人を探すときは、年間休日数や完全週休二日制かどうかも確認しておくと、入社後のギャップを防げます。
平日休みで働く4つのメリット

平日休みで働く4つのメリットを紹介します。
人気スポットや施設が空いている
土日に混雑しがちなテーマパークや商業施設、話題のカフェなど、平日であれば待ち時間なく楽しめるでしょう。
たとえば、人気のアトラクションに並ばずに乗れたり、美術館の特別展を自分のペースでじっくり鑑賞できたりするため、時間に追われることなく充実した休日を過ごせます。混雑をストレスに感じやすい人にとっては、平日休みならではの快適さを感じられるでしょう。
旅行やランチが割安で楽しめる
平日休みを活用すれば、旅行や外食を週末よりお得に楽しめることが多いです。
たとえば、週末に高くなりがちなホテルの宿泊料が平日なら半額程度に抑えられる場合もあり、航空券も平日出発の方が割安になる傾向があります。また、レストランでは平日限定のランチコースが用意されていることもあり、少しの贅沢を気軽に楽しめます。
浮いた分の予算を使って旅行の回数を増やしたり、宿泊先をグレードアップしたりすれば、休日の楽しみ方がさらに広がるでしょう。
役所・銀行手続きがスムーズにできる
平日休みがあれば、混雑を避けて役所や銀行での手続きを進められるのもメリットです。
官公庁や金融機関の窓口は基本的に平日日中しか開いていないため、土日休みの人は休憩時間を利用したり、有給を取って対応したりすることも多いでしょう。しかし、平日休みなら自分の都合にあわせて空いている時間に行けます。
たとえば、パスポートや運転免許証の更新、住民票の取得、銀行窓口での相談なども、お昼の混雑時を避ければ待ち時間を短縮してスムーズに手続きできます。
病院・美容室の予約が取りやすい
平日は、病院や美容室などの予約が希望通りに取りやすいメリットがあります。
体調を崩したときにすぐに診てもらえたり、人気のスタイリストの予約を取りやすくなるのも嬉しいポイントです。
平日に休むことで、健康管理や美容のメンテナンスを計画的に進めやすくなり、心身ともにリフレッシュした状態でお仕事にも向き合えるでしょう。
平日休みで働く3つのデメリット

平日休みで働く3つのデメリットを紹介します。
友人や家族と予定が合わせにくい
平日休みで働くデメリットのひとつとして、土日祝日に休みがある家族や友人と予定が合わせにくくなる点があります。
一般的には土日祝日が休みであるため、平日の休みに友人とおでかけしたくても、予定がなかなか合わないこともあるでしょう。また、幼稚園や学校は土日祝日が休みなので、家族や子どもと予定が立てにくくなる可能性もあります。
ただ、平日夜の時間を活用したり、有給休暇を取得したりするなどして、予定を合わせることは可能です。
お互いの予定を早めに共有して調整することで、平日休みでもプライベートを十分に楽しめるでしょう。
土日開催イベントに参加しづらい
ライブやスポーツ観戦、セミナーなどは土日に開催されることが多いため、平日休みの人は予定が合わせづらいと感じることもあるでしょう。ただ、最近は平日にも楽しめるイベントや展示会が増えており、オンライン配信を利用して自宅で気軽に参加する方法も広がっています。
少し視点を変えて平日ならではの楽しみを見つけることで、プライベートの時間をより充実させやすくなるでしょう。
長期休暇を取りづらい場合がある
サービス業や小売業では、お盆や年末年始などの大型連休が繁忙期にあたるため、まとまった休暇が取得しにくい場合があります。とくにシフト制の職場では、他のスタッフとの調整が必要になることから、長期休暇を言い出しづらいと感じる人もいるでしょう。
とはいえ、普段から計画的に有給休暇を活用したり、職場の制度や運用ルールを確認したりすることで、無理なく連休を取得できるケースもあります。長期休暇がほしいと考えている場合は、お盆や年末年始が休みのお仕事を探してみるのもおすすめです。
平日休みが多い職種

平日休みが多い職種を6つ紹介します。
1.ショールームの受付スタッフ
ショールームの受付スタッフは、家族連れのお客様が多く来店する土日が繁忙期のため、平日休みを取りやすい職種です。
主な仕事内容は、来店されたお客様の受付やご案内、予約管理、データ入力などで、接客と事務の両方を担当します。
事務スキルとビジネスマナー、接客スキルなどが身につくため、スキルアップにつながる点も魅力です。
曜日を固定して平日に休みたいという希望がある方にも働きやすいお仕事といえるでしょう。
2.コールセンタースタッフ
コールセンターは、お客様からの問い合わせが土日を含めて多く寄せられるため、シフト制を前提とした求人が多く見られます。一方で、最近では平日9時~18時など、対応時間を明確に設定しているセンターも増えており、勤務時間の希望に応じて選べる選択肢も広がっています。
勤務形態として、スタッフが交代でシフトに入り、土日に出勤した分を平日に振替休日として取得するケースもあります。
取り扱う業務のジャンルはさまざまで、通販の注文受付やIT製品のサポート、保険の相談窓口など、幅広い分野でチャレンジできるのも魅力です。また、業務を通じて、丁寧な言葉遣いやパソコン操作のスキルを身につけられます。
マニュアルや研修制度が整備されていることが多く、未経験者でも安心してスタートできる職種です。
3.営業事務スタッフ
営業事務スタッフは、営業担当者をサポートしながらチームを支える役割を担っています。
不動産業界や人材業界、広告業界などでは、お客様との商談や内覧、面談などが土日に集中するため、営業担当者は週末に出勤することが多くなります。そのため、営業事務スタッフも営業チームに合わせて土日出勤し、平日に休みを取るスタイルが一般的です。
主な業務内容は、見積書や契約書の作成、データ入力、お客様からの問い合わせ対応など多岐にわたります。営業担当者やお客様とやり取りする場面も多く、コミュニケーション力や調整力が活かせるお仕事です。
誰かを支えることが好きな方や、柔軟な対応力を活かしたい方に向いています。営業チームの一員として、お客様との契約成立に関わる達成感も味わえるでしょう。
4.航空会社の一般事務
航空会社の一般事務は、年中無休で運航する航空業界の特性により、平日休みを取りやすい職種です。
週末は利用客が増えるため、多くの部署で土日出勤が必要となり、一般事務スタッフも週末の運航サポートを行います。
その代わりに平日に休みを取るシフト制が採用されています。
主な業務は、フライトスケジュールに関するデータ整理、各部署間の連絡調整、運航に必要な書類の準備などです。
英語などの語学スキルを活かせる機会もあり、空港で働く独特の楽しさを感じられるでしょう。
5.アパレル販売スタッフ
アパレル販売スタッフは、土日祝日にお客様の来店が多いため、平日にお休みを取りやすい代表的な職種です。
主な仕事内容は、お客様へのコーディネート提案やレジ対応、ディスプレイの整理などがあります。
ファッションが好きで人と話すことが好きな方に向いていて、働きながら商品知識や接客スキルを身につけられるのが特徴です。また、未経験からでも挑戦しやすく、身につけたスキルは今後のお仕事の幅を広げるきっかけにもなります。
6.医療事務スタッフ
医療事務は、病院やクリニックの受付や会計処理、レセプト業務(診療報酬明細書の作成)などを行うお仕事です。
平日に休診日を設けていたり、シフト制を取り入れている病院やクリニックが多く、平日休みのある職種でもあります。
資格を取得して経験を積めば、全国どこでも働きやすく、家族の転勤があっても続けやすいのが安心です。
医療事務スタッフは、人の役に立つことにやりがいを感じたい方、地域の人と関わりながら働きたい方に向いています。
お休みを充実させる過ごし方

平日休みを活用して、心も体もリフレッシュするための過ごし方を、紹介していきます。
一人時間を満喫するソロ活
平日休みは、誰にも気を遣わず自分の時間をゆったり楽しめる貴重な日です。映画館や美術館、カフェなども土日より人が少なく、落ち着いた空間で過ごせます。
たとえば、話題の映画を静かな劇場で楽しんだり、美術館でお気に入りの作品にじっくり向き合ったりするのも平日ならではの楽しみです。混雑を避けて人気のカフェやお店に立ち寄れるのも魅力でしょう。
自分のペースで過ごす時間は、気持ちをリセットし、また前向きな気持ちで日常に戻るきっかけになります。
自己投資にあてる勉強・習い事
平日休みは静かで集中しやすく、資格の勉強や習い事に取り組む時間としてもおすすめです。週末に比べて予定が入りにくいため、まとまった学習時間を確保しやすいのが特徴です。
たとえば、FP・簿記・宅建などの資格取得を目指したり、英会話やプログラミング教室に通ったりできます。また、平日昼間のレッスンは料金が安く、少人数で学べる傾向があり、落ち着いた環境で取り組めます。
習得した新しい知識やスキルは将来のキャリアアップにもつながるでしょう。
運動をする
平日休みを活用して、日頃の運動不足を解消するのもおすすめです。スポーツジムや公園、プールなども比較的空いているため、自分のペースで体を動かせます。
たとえば、朝の時間にウォーキングをしたり、昼間にヨガのレッスンに参加したりすることで、気持ちもリフレッシュされ、ストレスの軽減にもつながるでしょう。
無理のない範囲で継続することで、健康維持にも効果が期待できます。また、日々の疲れをリセットしながら、自分をいたわる時間を持つことで、生活の質も自然と高まっていきます。
部屋の片付けや掃除をする
平日休みは、家の中を整える時間としてもぴったりです。お仕事をしているとなかなかまとまった時間が取れずに、片付けや掃除にまで手が回らないこともあるでしょう。平日の静かな時間に、ゆっくりと片付けや掃除に取り組むことで、気持ちもスッキリし、心地よく過ごせる空間を整えられます。
たとえば、普段手が届きにくいキッチンの棚やクローゼットの整理など、時間をかけて行う断捨離もスムーズに進みます。住まいを整えることで、気分転換にもなるでしょう。
平日休みの仕事が向いている人の特徴

これまで紹介したメリット・デメリットをふまえて、平日休みのお仕事が向いている人の特徴を解説します。
一人の時間を楽しめる
平日休みは、誰にも気兼ねなく自分の時間を大切にしたい方におすすめです。多くの人が仕事や学校に出かけている平日日中は、自然と一人で過ごす時間が確保しやすく、静かな環境の中で自分のペースで行動できます。
こうした時間を寂しいと感じるのではなく、自分だけの贅沢な時間だと前向きに捉えられる人に向いています。
たとえば、お気に入りのカフェで読書に没頭することで、忙しい毎日をリセットし、心の余裕を取り戻す時間にもつながります。
人混みや行列が苦手
平日休みは、人混みや行列が苦手な人に向いています。週末は混雑するショッピングモールや人気スポットも、平日なら人が少なくゆったりと過ごせます。たとえば、テーマパークのアトラクションにほとんど待たずに乗れたり、駐車場を探す手間もなく買い物ができたりするでしょう。
混雑を避けて過ごせる平日休みは、予定が立てやすく、時間と心にゆとりを持てるのが特徴です。人の多さに左右されず、自分のペースで休日を楽しみたい人に適した働き方といえるでしょう。
趣味や勉強に集中したい
自分のペースで勉強や趣味に集中したい人は平日休みが向いています。
週末に多い急な誘いや家族の予定に左右されることが少なく、自分のペースで集中できるのが魅力です。
たとえば、オンライン講座で資格取得を目指したり、静かな図書館で調べ物をしたり、楽器の練習をしたりと、やりたいことに没頭しやすい環境が整います。自分だけの時間を自己投資に使えば、キャリアアップやスキルアップにもつながり、将来のお仕事の選択肢が広がるでしょう。
平日休みの派遣のお仕事を探そう

平日休みには、人混みを避けてゆっくり過ごせる時間や、趣味・勉強に集中できる環境が整っています。
こうしたメリットを活かすには、自分に合った働き方と休日の使い方を意識して選ぶことが大切です。
派遣の求人には平日休みのお仕事も多く掲載されています。
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