派遣スタッフに多いお悩みFAQ

更新日:2024年7月12日

派遣スタッフとして就業している際、「この先のキャリアがうまくイメージできない」「派遣会社に相談してもよいのかな?」と悩んでしまうとこもあるでしょう。

とくに新しい就業先での働き始めや契約更新の時期、また妊娠・出産などライフステージが大きく変化するタイミングなどで不安を抱えることが多いようです。

そこで、派遣に関する情報を紹介している「みんなの仕事Lab-シゴ・ラボ」より、お悩みごとに記事を厳選して、お答えしていきます。

派遣就業中のお悩み

派遣スタッフとして働く中で、悩みや困りごとがあったとき、誰に相談すれば良いか迷うこともあるでしょう。

体調不良で急遽休みたいとき、業務内容が事前に聞いていたものと違ったとき、職場の人間関係が上手くいかないときなど、内容によって相談先は変わってきます。

当日に急遽お休みしたいとき

ご自身や家族の体調不良をはじめ、やむを得ない事情で当日欠勤する場合、就業先と派遣会社それぞれに連絡が必要となります。まずは、休むことで影響のある就業先へ連絡を行い、次に派遣会社にも報告します。

連絡手段は就業先によっても変わりますので、お仕事スタート時に派遣会社の担当者にあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

派遣先の業務内容や職場の雰囲気に違和感を持ったとき

就業開始後、業務内容や職場の雰囲気がイメージしていたものと異なり、働きづらさを感じたときは派遣会社に相談しましょう。抱えている悩みや不安を相談でき、課題の解決に向けてアドバイスをしてもらえます。働きやすい環境づくりに向け、就業先へ働きかけてもらうこともできるため安心できます。

職場になかなか馴染めないとき

新しいお仕事が始まると、新たな人間関係を築く必要があるため、人付き合いに悩むこともあるでしょう。職場に早く馴染むためには、周囲の状況に応じて質問をしたり、雑談をしたりして積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。「雑談が苦手」という方は、盛り上がりやすい話題を見つけておきましょう。

相談先が分からないとき

就業開始後、業務以外に困りごとやお悩みがあるときには、派遣会社へ相談することをおすすめします。直接相談しにくい内容であれば、専門の相談窓口などを用意している派遣会社もあるので、活用してみてはいかがでしょうか。

派遣契約更新や退職に関するお悩み

今後のキャリアプランを考えたときや、ライフイベントを迎えたときに「スキルアップのために別のお仕事にチャレンジしてみたい」「一度お仕事をお休みしたい」と考える方もいるでしょう。

派遣のお仕事は、あらかじめ契約で就業期間が決められています。派遣会社から契約更新についての意向確認があるタイミングなどにご自身の希望などを伝え相談してみましょう。

派遣の契約更新連絡はいつ?

就業先が派遣スタッフの契約更新を希望する場合、契約満了日の30日前を目処に連絡が届きます。また、派遣会社から派遣スタッフ側にも、契約を更新するかどうかの意向確認がありますので、とくに終了を希望する場合は、できる限り早めに意思表示をしておきましょう。

派遣契約を満了(終了)するときの伝え方

契約更新を希望しない場合、派遣会社の担当者から理由を尋ねられることがあります。その際は、希望条件に合った次のお仕事を案内してもらえるように、できるだけ理由を伝えると良いでしょう。

業務の引継ぎについて

契約が満了するタイミングで業務の引継ぎを行います。就業先から指示された業務内容に加えて、わかりやすい引継ぎマニュアルを用意しておくと、後任の方がお仕事をスタートしたときも安心して取り組めるでしょう。

最終出勤日は何をする?

契約期間満了とともに最終出社日を迎えます。派遣スタッフは、正社員やアルバイトのように退職届を提出するなど、就業先で契約に関する手続きを行う必要はありません。

最終出社日には、お世話になった上司や同僚に感謝の気持ちを伝えましょう。休憩中や定時後など、余裕があるときに直接挨拶をするのが理想的です。タイミングが合わない場合は、メールで退職の挨拶を送りましょう。

転職のお悩み

有期雇用契約の派遣スタッフは、「転職回数が多いと次の転職に不利になるでは?」と不安に思うかもしれません。しかし、派遣は転職回数だけで評価が判断されるわけではなく、これまでの勤務実績や仕事に取り組む姿勢、経験業務の内容などを総合的に評価しています。

お仕事のブランクがあるとき

派遣のお仕事では、経歴のほかにスキルが重視される傾向にあります。たとえ一度お仕事から離れた期間があったとしても、派遣会社の研修で知識を高めたり、資格を取得したりすることで、新しいお仕事を始めやすくなります。就業に向けたサポート内容は派遣会社によって異なるため、サポートが手厚い派遣会社に登録するのがおすすめです。

理想のキャリアプランを実現するために、キャリアコンサルティングなどを活用すると、プロのアドバイスを参考にできます。キャリアコンサルティングとは、お仕事選びやキャリアプラン、ワークライフバランスに関する悩みを相談できるサービスです。些細な事でもお悩みがあるときは、利用してみると良いでしょう。

自分に合ったお仕事の選び方

自分に合ったお仕事を探すためには、キャリアの軸を見つけることが大切です。「どんな業務にモチベーションを感じるか」「何が得意なのか」など、大切にしている価値観を書き出してみると、方向性が見えてくるでしょう。キャリアコンサルティングなどを活用すると、プロのアドバイスを参考にすることもできます。

転職先を探す際に、派遣スタッフとして働き続けるか、正社員のお仕事を探すかで迷うこともあるかもしれません。それぞれの働き方にはメリットとデメリットがあるため、特徴を把握したうえで、自分に合った働き方を見つけることが重要です。

新しいお仕事を見つけるために、派遣会社を変えてみるのも1つの選択です。派遣会社によって、取り扱うお仕事の数や傾向、福利厚生、サポートメニューの種類は異なります。自分に合った派遣会社に登録することで、希望に沿ったお仕事が見つかりやすくなるでしょう。

副業を検討しているとき

昨今は働き方が多様化し、本業とは別で副業を検討している方もいるのではないでしょうか。派遣スタッフも派遣会社によってはダブルワークをすることができます。副業をはじめるときは、まずは派遣会社に相談して、無理のない範囲でできるお仕事を選ぶようにしましょう。

ライフプランに関するお悩み

派遣スタッフとして就業中に、結婚や出産などのライフイベントを迎えることもあるでしょう。派遣会社ではライフステージが変化しても働きつづけられるように、産休や育休、出産後のお仕事復帰など、さまざまなサポートを実施しています。

妊娠したとき

妊娠がわかったら、まずは派遣会社の担当者に報告しましょう。報告時期は安定期を迎えるタイミングが一般的ですが、体調に不安があれば早い時期でも構いません。派遣会社からサポートやフォローを受けられるほか、妊娠の連絡を派遣会社から就業先にしてもらえます。妊娠中の働き方についても、派遣会社が就業先と話し合いを行いますので、安心です。

派遣スタッフの産休・育休

派遣スタッフは、対象条件が合えば産前産後休暇や育児休暇を取得できます。労働基準法に基づき、産前休業は出産予定日42日前(多胎は98日前)から、産後休業は出産翌日から産後56日までの休業が認められています。育休は、産後57日から子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで取得できます。また、2022年からは男性も「産後パパ育休」を取得できるようになりました。

出産後、仕事復帰をしたいとき

出産前と後ではライフスタイルが変わり、時間の制約なく働くことは難しくなります。家庭の状況に応じて、勤務日数や勤務時間、業務内容、勤務地など、自分に合ったお仕事や雇用形態を選ぶと良いでしょう。
また、子どもの成長に合わせて働き方を変える方法もあります。

育児や介護とお仕事を両立されたい方は、リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークのお仕事や、原則リモートワークの在宅派遣のお仕事がおすすめです。パソナでは、ハイブリッドワークや在宅派遣のお仕事が多数ございますので、お気軽にご相談ください。

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