20代で派遣スタッフとして働くメリット・デメリットとは?
キャリア形成の方法も解説
更新日:2026年03月24日
「未経験で別職種にキャリアチェンジしたい」「子育てと仕事を両立したい」「仕事はもちろん趣味やプライベートの時間も大切にしたい」などのさまざまな理由から、派遣で働く20代の方がたくさんいます。
一方で、「このまま派遣で働き続けるか」「正社員に転職するか」など、その後のキャリア形成に悩みを抱えている方もいるでしょう。
そこで今回は、20代で派遣スタッフとして働くメリット・デメリットをお伝えしながら、その後のキャリア形成のポイントについても解説します。
目次
20代で派遣として働く人の現状
まずは、20代で派遣スタッフとして働く人の現状を確認しておきましょう。
派遣として働いている20代の割合
厚生労働省の調査によると、20代の派遣スタッフの割合は、以下の表のとおりになっています。
| 性別 | 20~24歳 | 25~29歳 | 20代合計 |
| 男性 | 4.5% | 10.2% | 14.7% |
| 女性 | 2.7% | 8.2% | 10.9% |
男女問わず20代全体では、派遣スタッフとして働く人の割合は12.6%と、派遣スタッフ全体の10%以上を20代が占めています。
20代前半と後半で比較すると、その割合は右肩上がりとなっており、年齢とともに派遣スタッフとして働く人の割合が増える傾向が見られます。
派遣労働者の実態について詳しくは、下記の資料もご参考ください。
20代で派遣スタッフとして働く5つのメリット
20代で派遣スタッフとして働くと、どんなメリットがあるのでしょうか。
1.未経験の職種にもチャレンジできる
派遣のお仕事には未経験歓迎の案件も多く、これまで経験がない職種にも挑戦しやすい環境が整っています。例えば、正社員では経験が求められて就職が難しい職種でも、派遣で経験を積んで、段階的に知識やスキルを身につけられる可能性があります。
また、派遣会社によっては無料研修やeラーニング、資格取得支援などの制度を用意していることもあります。こうした支援を活用すれば、長期的なスキル形成につながり、未経験からでもスキルアップを目指せます。
2.さまざまな職種や企業で経験を積める
派遣は、さまざまな業界や職種で経験を積めるのが特徴のひとつです。複数の分野で実務に携わることで、自分の適性や得意分野を見極めやすくなります。
また、異なる企業風土や組織文化に触れられるため、働きやすい環境や重視したい条件など、自分に合った働き方を見つけやすいという点もメリットです。大手企業から中小企業、スタートアップまで、幅広い職場を比較できます。
キャリアの初期段階である20代は、さまざまな職場を経験することで将来の方向性を定めやすくなります。キャリア形成にも活かせるでしょう。
3.勤務時間や勤務地など、希望に合わせて柔軟に選びやすい
希望する条件に合わせて柔軟な働き方を選びやすいのが、派遣スタッフとして働くメリットのひとつです。
たとえば、趣味やリスキリングの時間、育児や家族との時間を大切にしたい方なら、「残業なし」「時短勤務」「在宅」などの条件、自宅から近い職場で働きたい方なら、「勤務地」「駅近」などの条件で絞って探すことが可能です。
他にも、「服装自由」、「社員食堂あり」「車通勤可」といった職場の特徴で探すこともできます。
派遣は、仕事とプライベートの両立を目指したい20代の方に特におすすめの選択肢といえます。
4.派遣会社のサポートを受けながら安心して働ける
お仕事探しのサポートだけではなく、多くの派遣会社で、就業後も定期的な面談やヒアリングが行われています。日頃から仕事内容や職場環境の悩みを相談でき、トラブルや困りごとが生じた場合も、担当者が間に入って調整してくれるため安心です。
また、将来のキャリアのお悩みについては、キャリアコンサルティングを受けられます。2015年の労働者派遣法改正によって、派遣会社は派遣スタッフに対してキャリアコンサルティングを提供することが義務化されています。
「今後のキャリア形成についてアドバイスがほしい」という方は、キャリアコンサルティングを通じてプロに相談するのがおすすめです。
5.職種によっては高時給で働ける場合がある
派遣は、職種やスキルによって時給が設定されており、比較的高い時給で働けるケースもあります。
また、実務経験や資格取得などによってスキルが向上し、対応できる業務の幅が広がると、昇給にもつながりやすくなります。
派遣会社から今までよりも高い時給のお仕事を紹介されることも期待でき、スキルに応じた時給アップを実感しやすい環境があります。
パソナでは、高時給のお仕事も多数ご用意していますので、「お仕事探しでは時給にこだわりたい」、「今のスキルでより良い条件のお仕事を探している」といった方は、お気軽にご相談ください。
20代で派遣スタッフとして働く3つのデメリット
メリットだけでなく、デメリットも押さえたうえで、自分に合った選択をすることが大切です。
20代で派遣スタッフとして働くうえでの注意点を、3つご紹介します。
1.時給制の場合、月の出勤日数によりお給料が増減する
派遣スタッフは時給制で働くケースが一般的であるため、出勤日数によって月のお給料が変動しやすい点に注意が必要です。例えば、祝日や長期休暇が多い月は勤務日数が減り、受け取る金額が少なくなる可能性があります。
一方で、パソナではそうしたお給料の不安定さを解消するために、「月給制」を設けています。お給料が固定で決まっているため、毎月の収支を気にせず、生活設計も立てやすい特徴があります。
毎月のお給料を安定させたい方は、月給制のお仕事をぜひご検討ください。
2.同じ職場で働ける期間が限定される可能性(3年ルール)
一部例外はありますが、労働者派遣法上、派遣スタッフは基本的に、一つの事業所における同一の組織単位(いわゆる「課」を想定)で3年を超えて働くことはできないと定められています。通称、「3年ルール」と呼ばれるものです。
そのため、一般的に、派遣スタッフは同じ職場で働ける期間が限定されるといわれがちです。
尚、同じ派遣先の同じ課などに継続して3年派遣される見込みとなった場合、派遣スタッフがその後も就業継続を希望するときには下記のいずれかの措置(雇用安定措置)についてご相談ができます。
1.派遣先への直接雇用の依頼(派遣先が同意すれば、派遣先の社員に)
2.新たな派遣先の提供
3.派遣会社での無期雇用
4.その他雇用の安定を図るための措置(紹介予定派遣の対象となること等)
派遣では、一つの派遣先での就業継続を模索する働き方、複数の派遣先でさまざまな環境・業務を経験する働き方など、色々な働き方が可能です。
ご自身が歩みたいキャリアプランに合わせて、派遣会社と相談しながら、長期的視点で働き方を検討していきましょう。
3.任される業務範囲が限定されやすい
派遣スタッフは契約で業務範囲が定められているため、契約外のお仕事にチャレンジしたい場合は、企業との調整が必要になります。また、派遣先で管理職を任される可能性はかなり低いため、マネジメント経験をしっかりと積みたい方にはあまりマッチしないかもしれません。
一方で、管理職としての役割にこだわらず、ご自身の得意分野や専門性に集中して働きたい方にとっては、派遣の働き方が向いているでしょう。
20代で派遣スタッフとして働いた後のキャリア形成
20代で派遣スタッフとして働いた後のキャリアは人それぞれで、キャリア形成の方法はひとつではありません。
どのようなキャリア選択の可能性があるのか、把握しておきましょう。
派遣スタッフとして働き続けることでキャリアを築く
派遣は、自分らしい柔軟なキャリアを築きやすい働き方です。さまざまな企業での経験を通じて、特定の分野で専門性を高めることができる一方で、未経験の職種への挑戦もしやすく、キャリアの可能性を広げやすいという特徴があります。
また、勤務時間や勤務地、残業や在宅の有無など、働き方の希望条件も比較的実現しやすい点も魅力です。結婚や妊娠、出産といったライフイベントがあった場合でも、その時々の状況に合わせて働き方を検討できます。
ライフプランに合わせて自分のペースで経験やスキルを積み重ねながら、派遣スタッフとして長期的にキャリアを築いていくというのも選択肢のひとつでしょう。
紹介予定派遣で正社員を目指す
派遣スタッフの働き方のひとつに、紹介予定派遣があります。紹介予定派遣とは、最長6ヶ月の派遣期間後に、正社員や契約社員などの直接雇用へ切り替えることを前提とした制度です。
紹介予定派遣は、実際に働きながら業務内容や職場の雰囲気を確認できるため、入社後のミスマッチを防ぎやすい特徴があります。
将来的に正社員を目指したい方は、紹介予定派遣という働き方も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
派遣で得た経験を活かして正社員に転職する
派遣で働いた経験を活かして、正社員を目指して転職するのも選択肢のひとつです。
職種にもよりますが、正社員では未経験歓迎の案件が少なく、実務経験とスキルを備えた即戦力を求めている場合が多い傾向にあります。派遣は未経験の職種であっても比較的挑戦しやすい働き方であるため、スキルや実務経験を積みやすく、キャリアの選択肢を広げることができます。
また、採用時に業界経験を重視する企業も少なくないため、派遣先で得た業界知識が評価される場面もあります。
未経験職種で正社員を目指す場合は、まずは派遣スタッフとして経験を積むことで、可能性が開けるかもしれません。
派遣先で正社員登用を目指す
派遣先に正社員登用制度が整備されていれば、直接雇用につながる場合があります。
企業にとって、業務や職場環境にすでに慣れている派遣スタッフを社員登用できれば、教育コストの抑制やミスマッチの回避が期待できます。そのため、社内評価の高い派遣スタッフの直接雇用を検討する企業は少なくありません。
正社員登用を視野に入れる場合は、事前に派遣会社へ登用制度の有無や過去の登用実績を確認しておきましょう。
20代で後悔しないキャリアを選択するためのポイント
20代のうちから自分らしいキャリアを築いていくためには、キャリアプランを意識しながら、信頼できる派遣会社を選ぶことが大切です。
キャリアプランを持って働く
どの雇用形態を選択する場合であっても、自分なりのキャリアプランを持つことが大切です。目の前の業務が「将来どのような強みになるか」を意識して取り組むことで、実務を通じてスキルを身につけやすくなります。
また、キャリアの方向性を踏まえたうえで派遣先を選ぶと、目的を持って経験を積むことができるでしょう。
どんなキャリアを歩んだらいいかわからない方、将来のキャリア形成にお悩みがある方は、キャリア相談を活用するのがおすすめです。
「正社員になる」「専門職のスキルを習得する」などの自分軸が明確になり、後悔しない選択ができるでしょう。
信頼できる派遣会社に登録する
派遣スタッフとして働く際、情報提供やサポート体制が整った信頼できる派遣会社を選ぶことが重要です。
たとえば、キャリア相談体制、研修制度、資格取得支援などが充実している会社を選べば、就業後も安心してスキルアップを目指せるでしょう。
また、仕事内容・就業条件・お給料・残業の有無などを丁寧に説明してくれる派遣会社を選ぶと、就業後の認識違いを防ぎやすくなります。
口コミや実績、サポート内容など客観的な情報も確認しておくと、自分に合う派遣会社を選ぶことができるでしょう。
20代で派遣スタッフとして働こう
20代で派遣スタッフとして働くことを検討している場合は、メリット・デメリットを整理し、将来のキャリアも見据えて判断することが大切です。
パソナでは、公開求人数だけで約3万件(2026年2月時点)、非公開も含めるとかなりの数のお仕事があるため、ご希望に合ったお仕事のご紹介が可能です。
事務・営業・販売をはじめ、IT・メディカル・その他専門職など幅広い職種に対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
20代は、将来のキャリアについて悩みやすい年代です。
「自分に合った働き方がわからない」「将来に不安がある…」といったお悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
パソナでは、そんな20代の方たちの理想のキャリアの実現を応援するため、さまざまなサポート体制を整えています。
ご自身でスキルの習得や資格取得のために学びたい方には、豊富な「研修・スキルアップ」メニューを、将来のキャリアについてお悩みを相談したい方には「キャリア相談」と、ご希望に応じたサポートが可能です。
パソナではご就業開始時から、派遣スタッフの方お一人おひとりに専任のキャリアコーチがつき、理想のキャリアの実現に向けて伴走します。
20代で派遣をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
派遣の求人一覧
20代の派遣に関するよくある質問(FAQ)
良い職場、悪い職場の特徴を教えてください
職場に求める条件は人によって異なり、重視するポイントや感じ方も人それぞれです。
ご希望の条件や、理想の働き方をもとに、あなたに合うお仕事をご案内しますので、お気軽にご相談ください。
派遣から正社員になるメリットは?
正社員になると、企業と直接雇用契約を結ぶため、雇用や収入が安定しやすい点がメリットといえます。
一方で、正社員は転勤の有無を選択できない場合があったり、残業時間をコントロールしづらい、といったデメリットもあります。
派遣と正社員とではそれぞれのメリット、デメリットが異なりますので、ご自身が希望する働き方ができる雇用形態を選択すると良いでしょう。
派遣の職歴は正社員への転職に不利になりませんか?
一般的に、派遣スタッフとしての職歴が転職に不利になるということはありません。
転職では、どんな業務経験があり、どんなスキルが身についているかが重視されます。派遣での経験を活かして、即戦力となれることをアピールできると良いでしょう。
派遣スタッフとして働くのはどんな人が多い?
年齢、性別問わず、幅広い方が派遣スタッフとして活躍しています。
中でも、結婚、出産、育児と、ライフステージの変化がある年代は、プライベートとの両立を重視する傾向にあり、派遣スタッフとして働く方が多くいます。






