シフト制のお仕事とは?
働くメリットや注意点・主な職種を紹介

更新日:2025年12月17日

制作:パソナ編集部

シフト制のお仕事は、子育てや学業、副業などと両立しやすく、自分のペースで働きたい人に向いています。
一方で、シフトの決まり方や働き方は職場によってさまざまなので、実際の状況を理解せずに働き始めると「思っていた働き方と違った」と感じることもあるでしょう。
この記事では、シフト制の基本的な仕組みや種類、メリット・注意点、シフト制が多い職種などをわかりやすく紹介します。
自分に合った働き方を見つけるための参考にしてください。

シフト制とは?

シフト制とは、勤務表(シフト表)によって出勤日や勤務時間が決まる働き方のことです。

飲食店や販売、医療、工場など、さまざまな業界で採用されており、柔軟な働き方を実現できる仕組みとして広く活用されています。

シフト制の種類

シフト制には主に以下の3種類があります。

・固定シフト制
・完全シフト制
・自由シフト制

いずれも勤務時間を事前に調整して働く点は共通していますが、スケジュールの自由度や収入の安定性に違いがあります。
まずはそれぞれの特徴を理解し、自分の生活スタイルや希望に合うシフト制を見極めましょう。

固定シフト制

固定シフト制は「毎週月・水・金の9時〜16時」など、曜日と時間があらかじめ決まっている働き方です。勤務日数や時間が一定のため、収入の見通しが立てやすく生活リズムも整えやすい点が特徴です。
子育てや学業と両立したい人、決まったスケジュールで働きたい人に向いています。

一方で、急な予定変更には対応しづらい場合もあります。応募前に、確認しておくと安心です。

完全シフト制

完全シフト制は、企業が設定した「早番・遅番・夜勤」などの勤務パターンをもとに、会社側がシフトを決定する働き方です。工場やコールセンター、介護・宿泊業など、24時間の稼働が必要な職場で多く採用されています。

あらかじめ勤務パターンが決まっていますが、週によって勤務時間が変動するケースが多いです。
完全シフト制のお仕事を探す際は、勤務時間帯を具体的に確認しておきましょう。

自由シフト制

自由シフト制は、自分の希望に合わせて勤務日や時間を申請し、職場側がそれを調整して決定する仕組みです。飲食や販売などのお仕事で多く、プライベートを優先した柔軟な働き方が可能です。

ただし、他のスタッフと希望が重なるとシフトに入れず、収入が不安定になることもあります。また、シフト確定が直前になる職場では予定が立てにくくなる場合もあるでしょう。
応募時に、希望提出日・確定日・調整ルールを確認しておくことが大切です。

シフト制のお仕事で働くメリット

シフト制のお仕事は、カレンダー通りの勤務とは違い、ライフスタイルに合わせてスケジュールを組みやすいのが特徴です。

ここでは、シフト制で働く主なメリットを3つ紹介します。

ライフスタイルに合わせて働ける

シフト制のメリットは、自分の生活に合わせて働ける自由さです。特に自由シフト制では、勤務したい日や休みたい日を事前に申請できるため、育児や介護などとの両立がしやすくなります。

たとえば、子育て中の方なら、保育園や学校の予定に合わせて勤務時間を調整することが可能です。
応募の際は希望休の提出時期や、シフトが確定するタイミングを確認しておくと安心です。

平日休みを取りやすい

シフト制の職場は、土日が忙しい分、平日にお休みを取りやすいのがうれしいポイントです。

平日休みなら、役所や病院の用事をスムーズに済ませられるだけでなく、カフェやショッピングも混雑を避けてゆっくり楽しめます。
レジャー施設や美容院なども空いている時間帯を選べるため、人混みが苦手な人にもおすすめの働き方です。

平日休みのお仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

通勤ラッシュを避けられる場合がある

シフト制のお仕事では、勤務時間が一定ではないため、通勤ラッシュを避けて出勤できる場合があります。

早番なら朝の混雑前に出勤でき、遅番なら通勤時間をずらしてゆったり出勤することが可能です。満員電車に乗らずに済むことで、朝から疲れにくく、お仕事にも集中しやすくなるでしょう。

シフト制のお仕事で働く際の注意点

シフト制のお仕事は、自分のペースで働きやすい反面、注意しておきたい点もあります。あらかじめシフト制ならではの特徴を理解しておくことで、納得できる働き方がしやすくなるでしょう。

ここでは、シフト制で働く際に知っておきたい3つの注意点を紹介します。

連休を取りにくい場合がある

シフト制の職場では、土日祝日や大型連休が繁忙期になることがあり、まとまった休みを取りづらい傾向があります。
特に飲食店や販売、介護・宿泊業などでは、ゴールデンウィークや年末年始に出勤をお願いされるケースもあるでしょう。

「休みたいときに休めない」というストレスを感じないためには、応募前にお休みの取り方について確認しておくとよいでしょう。

友人や家族と予定を合わせにくい

シフト制では、カレンダー通りに休めないため、家族や友人と休みが合いにくくなることがあります。
また、遅番や夜勤がある場合は、生活リズムがずれて家族との時間が取りづらくなることもあるでしょう。

とはいえ、平日休みならではのメリットもあるので、過ごし方を工夫すれば心地よく働けます。
応募時には「土日休みが取れるか」や「学校行事のときに休めるか」などを確認しておくと安心です。

長期的な予定を立てにくい場合がある

シフト制の職場では、翌月や翌週のシフトが確定するのが直前になることもあり、旅行やイベントなどの長期的な予定を立てにくい場合があります。

特に自由シフト制では、ほかのスタッフとの調整や人手不足によって、希望通りの勤務にならないこともあるでしょう。
予定の見通しを立てやすくするためには、シフトの希望提出日と確定日を事前に確認しておくのがおすすめです。

シフト制のお仕事が多い職種

シフト制のお仕事は、店舗や施設を長時間運営する業界を中心に幅広くあります。
代表的なのは以下の4つの職種です。

・販売・接客スタッフ
・コールセンタースタッフ
・一般事務スタッフ
・受付スタッフ

職種によって働く時間帯やシフトの決まり方は異なり、それぞれに特徴や魅力があります。
自分のライフスタイルや希望する働き方に合う職種を選ぶことで、無理なく長く続けられるお仕事を見つけやすくなるでしょう。

販売・接客スタッフ

アパレルやメーカー、自動車販売店などの販売・接客スタッフは、シフト制の代表的な職種です。
お店の営業時間が長く、土日祝日にお客さまが多くなるため、早番・遅番など時間帯を分けて勤務することが一般的です。

繁忙期は連休が取りにくいこともありますが、閑散期には柔軟に休みを調整できる場合もあります。

接客業のお仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

コールセンタースタッフ

コールセンターのお仕事も、シフト制が基本です。業務内容によって、時間固定の勤務や、24時間体制の早番・遅番、テレワーク・在宅勤務など、さまざまなパターンがあります。

電話受付の時間が決まっているため、シフトが安定しやすい点が特徴です。
また、マニュアルやチームでのサポート体制が整っている職場も多く安心して働けるでしょう。

コールセンタースタッフのお仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

一般事務スタッフ

一般事務のお仕事では、正社員は固定勤務が多いものの、派遣スタッフやパートではシフト制を採用する企業も増えています。平日のみ・午前だけ・週3日だけなど柔軟に働けるのが魅力です。

また、比較的休み希望も通りやすい傾向があります。
月末月初や決算期などは忙しくなることもありますが、事前にスケジュールを共有しておくことで無理なく対応することができるでしょう。

一般事務スタッフのお仕事については、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

受付スタッフ

商業施設や病院、ホテルなどで働く受付スタッフも、シフト制のお仕事が多い職種です。窓口が開いている時間は必ず人が必要なため、早番・遅番の交代制で働くのが一般的です。

勤務時間が比較的安定しており、残業が少ないというメリットがあります。
来客対応が続くと休憩時間がずれることもありますが、チームで交代しながら対応できる職場もあります。

受付スタッフのお仕事については、以下の記事で詳しく解説しています。

シフト制のお仕事を探す際のポイント

シフト制のお仕事は、職場によってルールや運用方法が異なります。求人票だけではわからない点もあるため、事前に細かく確認しておくことが大切です。

ここでは、シフト制のお仕事を選ぶときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

就業条件を確認する

シフト制のお仕事を探すときは、お給料だけでなく、勤務地や勤務時間、休日日数などの就業条件を確認しておくことが大切です。特に、勤務先までの通勤時間や交通手段、シフトの時間帯、週あたりの勤務日数などは、生活リズムに関わります。
また、「原則的な始業・終業時間」や「土日勤務の有無」も派遣先によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
さらに、休日が固定制なのか交替制なのかといった基本ルールも事前に確認しておくと、働き始めてからのミスマッチを防ぎやすくなります。

生活スタイルに合っているか確認する

同じシフト制でも、働く人の生活スタイルによって続けやすさが変わります。
通勤時間、終電の時間、保育園や学校の送迎、家族との時間帯など、日頃の生活リズムを踏まえて無理なく働けるかをチェックたうえで、選ぶことが大切です。

希望シフトの提出方法や期限を確認する

自由シフト制の職場を希望する場合は、シフト提出のルールや流れを事前に確認しておきましょう。
「希望はいつまでに出すのか」「シフトが確定するのはいつか」などを明確にしておくことが大切です。
職場によっては、ほかのスタッフとの兼ね合いで希望が調整される場合もありますが、事前に相談できるケースも多いです。

シフト制の派遣のお仕事を探そう

シフト制のお仕事は、自分のライフスタイルに合わせて働ける柔軟さで、派遣で働く人にも人気があります。
シフトの種類やルールを理解し、自分に合った働き方を選ぶことで、無理なく長く続けられる環境を見つけやすくなります。

パソナでは、シフト制を採用している派遣のお仕事の紹介が可能です。本記事で紹介した職種以外にも豊富なお仕事を掲載しているので、自分に合った働き方を見つけたい方はぜひ一度ご覧ください。

シフト制の求人一覧

シフト制のお仕事に関するよくある質問(FAQ)

シフト制のお仕事は休みの希望を出せる?

多くの職場では、休みの希望(希望休)を出せます。ただし、その希望がどの程度通るかは、職場のシフトの仕組みや人員数によって異なります。
たとえば、自由シフト制なら比較的自由に休日の申請ができますが、完全シフト制では職場の都合が優先されることもあるでしょう。

シフト制の休みの希望については、事前に確認しておきましょう。

シフト制のお仕事が向いているのはどのような人?

シフト制のお仕事が向いている人は、自分の生活に合わせて柔軟に働きたい人です。たとえば、子育てや介護と両立したい人に人気があります。
特に自分の予定に合わせて希望を出しやすい自由シフト制は、ライフスタイルに合わせて働きたい人に向いています。

一方で、毎月の収入を安定させたい場合は、勤務日や時間が一定の「固定シフト制」や「完全シフト制」がおすすめです。自分が重視したいのが柔軟性か安定性かを整理しておくと、働きやすい職場を見つけやすくなります。

シフト勤務が多い業種は?

シフト制のお仕事は、営業時間が長い業種や、24時間体制で運営される職場で多く見られます。代表的なのは、百貨店・飲食店・スーパーなどの小売業、ホテルや介護施設などのサービス業、病院やコールセンター、工場や物流センターなどです。
これらの業種では、時間帯を分けてスタッフを配置する必要があるため、シフト制が欠かせません。

同じ業種でも職場によって働き方が異なるため、求人票では勤務時間やシフトパターン(例:2交替・3交替など)を必ず確認しましょう。

この記事の監修者

パソナキャリアコーチ

派遣営業や登録担当などを経験した後、国家資格2級キャリアコンサルティング技能士を取得し、現在はキャリアコーチ統括室に所属。 これまで20年以上にわたり、スタッフの方々の就労に向けた多様な働き方の提案や、キャリア形成のサポートをしています。
また、パソナ「ワークライフファシリテーター資格」も取得し、一人ひとりの自律的なキャリア構築やライフプラン設計の支援もしています。

派遣コラム おすすめ記事