【Q&A】技術・専門分野での通訳(同時・ ウィスパリング・逐次)が可能なレベル

Level 3ではどういったスキルが求められますか

ある程度、技術・専門分野の知識を有し、同時・ウィスパリング・逐次通訳ができる能力が求められます。

Level 3にはどのようなお仕事がありますか

様々な分野の通訳専任ポジション、プール制通訳等をご案内します。 逐次通訳に加え、簡易同時通訳機材を使用する同時通訳の機会も増えます。役員会議、人事会議、マーネジメント会議等重要な会議を任されるほか、テレビ会議、電話会議といった音声が聴き取りづらく難易度の高い業務もあります。技術研修、タウンホールミーティング等、様々なシチュエーションの通訳を経験することにより更に活躍の場を広げていきます。

プール制通訳とはどのようなものですか

複数の通訳者が常駐し、社内の通訳コーディネーターが各部署からの依頼をそれぞれの通訳者に割り振るスタイルです。あらゆる分野、様々な通訳形態、毎回異なる出席者を対象とした通訳業務になりますので、より広い分野に対応可能な知識と経験が必要とされます。様々な経験が積めますのでフリーランスになる際にプラスになります。

社内通訳者(インハウス通訳者)はどのくらい続けるべきですか

通訳者を対象としたアンケート結果によると、社内通訳者としての勤務年数はトータルで3年が一番多くなっています。同じ企業内でキャリアを積むのと、複数の企業、多岐に亘る業種を経験するのではスキルに差が出てきます。同一部署での通訳は話される内容の予測がつくためパフォーマンスは徐々に上がりますが、反面、どうしても緊張感が薄れてきます。1年程度を目途に複数の企業で異なる分野やスタイルの通訳業務を経験してから、フリーランスの会議通訳者に転向する方が多いようです。

通訳の需要は今後増えるでしょうか

グローバル企業では日本人、外国人社員が通訳なしで会議を行うケースが増えています。
しかし、通訳は機械化が難しい仕事の一つなので、需要が大きく減ることはないと言えます。国際会議、学会、セミナー、表敬訪問、記者会見等ではプロの会議通訳者が必要とされます。したがって、能力の高い通訳者は生き残りますが、能力不足の通訳者は淘汰されます。これから通訳者になろうと考えている方は、オールラウンドをこなせる通訳者を目指すと同時に、これなら誰にも負けないという専門分野を持つことが重要です。

今後押さえておくべき専門分野はありますか

リクエストが多い業界は、IT、通信、医薬、金融、マーケティング、エネルギーとなっています。そのなかでもITはどの業界・分野の案件でも需要が多くなっています。例えば、金融業界のシステム統合の際にはIT知識のある通訳者が必要とされます。工場での機械据付現場でも制御にはコンピュータが使われていますから、やはりITの知識は不可欠となります。
普段から業界の動きや先端技術に関心を持って知識を蓄えておくことが必要です。

Challenge Level

Challenge Level

【Q&A】基本的な外国語の能力があり会話に問題はないが、通訳未経験

Level 1

Level 1

【Q&A】一般分野での逐次通訳が可能なレベル

Level 2

Level 2

【Q&A】ビジネス分野での通訳(ウィスパリング・逐次)が可能なレベル

Level 4

Level 4

【Q&A】技術・専門分野に精通し、同時・ ウィスパリング・逐次が自在にこなせる 会議通訳レベル (既にフリーランスで就業している方)