MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.148

『プロフェリエ ビューティ2020』イベントレポート ~メイク編~

皆さん、こんにちは。新緑がまぶしい季節になりましたね。季節の変わり目に気になる、ファッションスタイリングやメイクアップアドバイスを行った『プロフェリエ ビューティ 2020』のイベント。マンツーマン・プロフェッショナル・マッチングサービスを行うパソナグループのプロフェリエが企画・開催しました。『WeShare Beauty』vol.144ではファッションについてご紹介しましたので、今回はメイクのミニセミナーのレポートをお届けします。

今年こそ!ファッション・メイクの垢抜けアップデート指南!

今回のイベントは2月23日(日)に新宿伊勢丹 伊勢丹会館5階にて行われ、「ファッション・メイクのアップデート」をテーマに、1日に4名のプロが登壇。延べ50名の方が参加された45分のミニセミナーでは、「心理学を取り入れたメイク」や「パーソナルカラーを活かしたメイク」についてレクチャー。少人数制だったため、参加者の皆さんはプロと近い距離で、似合うメイクや、普段から気になっていたメイクの疑問点などを質問されていました。
さらに、「私だけに似合うメイクを、プロに直接アドバイスしてほしい!」という方々のために、特別に用意した予約制の個別セッションも好評でした。
今回は「もっと垢抜けたい!」と思っている方へ、プロがイベントでお話しされていたメイクに関する情報をご紹介します。

なりたい自分にぴったりのメイクアップレッスン

まず、ヘアメイクアップアーティスト/心理カウンセラーの片桐愛未プロのセミナー。片桐プロは心理学を用いて、心のケアも同時にサポートするメイクアップセラピーを得意としています。
ミニセミナーでは、化粧がもたらす心理作用を研究する「化粧心理学」というものを用いて、

  • 形・色・質感・バランスの4つのポイント
  • 自身の印象の立ち位置
  • より魅力的になる方向性

を明確にし、下記の4つを組み合わせた「メイクでつくる印象の4つの法則」をレクチャーされていました。

  1. 形:丸・三角・四角を意識する
  2. 色:寒色か暖色を使いこなす
  3. 重心:顔のパーツのバランス
  4. 質感:マット・セミマット・ツヤ

今回は、(3)の顔の重心によって変わる、キャラクターイメージについてご紹介します。

顔の重心によるキャラクターイメージとは

「目・鼻・口などのパーツが顔のどの位置にあるかによって、人に与えるイメージが変わります」と片桐プロ。顎から額までを三等分し、上から1/3のところに目が近いと上重心、上から1/3よりも下に目があると下重心。また、顔の中心にパーツがあると求心顔、外側にあると遠心顔になるそうです。そのため、自分のパーツが上重心なのか下重心なのかを理解し、なりたいイメージ(求心顔・遠心顔)に近づけるメイクを心がけると良いとアドバイスされていました。

<顔の重心によるイメージ>

  • 上重心:大人っぽく見えやすい、しっかりして見える、落ち着いている、キレイ系。
  • 下重心:若く・幼く見えやすい、守ってあげたい、かわいい系。
  • 求心顔:しっかり者に見えやすい、知的。
  • 遠心顔:温和に見えやすい、天真爛漫、マイペース。

<タイプ別メイクアドバイス>

  • 上重心:目の下から顎までが長いタイプなので、目の下が長くならないよう、チークを真横に入れ、顔の長さを分断します。頬骨の少し下から顔の中心に向かって黒目の内側くらいまで、ぼかして入れましょう。
  • 下重心:チークを頬骨に沿って、斜めにシャープに入れるとスッキリして見えます。
  • 求心顔:目と眉が顔の中心に寄って狭いタイプなので、眉間を広めに開けるようにし、目頭よりも眉頭を外側に描き、眉頭は濃く描かないでぼかします。またアイシャドウ・アイラインは目尻側にポイントを置き、しっかり入れます。こうすることで、柔らかい印象を与える遠心顔に近づけます。
  • 遠心顔:眉頭は目頭よりも内側からスタートし、濃さもしっかり描きます。アイライナーも目頭を強調するため、目頭のキワに「くの字」にラインを入れます。 アイシャドウは目尻を強調せずに、淡くぼかす程度にし、求心顔に近づけます。

印象を変えたいと思ったら、重心を意識したメイクにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?

『魅せ色』が分かる!似合うチークとリップの選び方

イメージコンサルタントの村田藍プロのセミナーでは、似合うチークとリップの選び方をご紹介。
「パーソナルカラーを活かしたメイクは、その人が持っている魅力を引き出してくれます。そのため、メイクの色選びは重要です。自分の肌に合わない色を使ったメイクをしていると、顔がくすんで見えたり、色が浮いて見えたりしてしまいます」と村田プロ。ミニセミナーでは、似合う色の傾向と、魅せたい印象に合わせた色選びについてレクチャーされていました。
その中で、今回はチークの色選びについてご紹介します。

イエローベース、ブルーベース、それぞれ似合うチークの色とは

皆さんは「イエベ」「ブルベ」というワードを耳にしたことはありませんか?イエベはイエローベース、ブルベはブルーベースの略で、肌の色の傾向を表したもの。黄みを含んだ色が似合うイエローベースと、青みを含んだ色が似合うブルーベースでは、似合うチークやリップの色が異なるそうです。

  • イエローベースに似合うチーク…コーラルピンク系(オレンジがかったピンク)
  • ブルーベースに似合うチーク…ローズピンク系(青味がかったピンク)

チークをつける際のポイントは、「チークブラシの表面についた色をブラシの毛の中に含ませること」と村田プロ。ティッシュや手の甲に、ブラシを押し付けるような感じで、ブラシの中にまんべんなくチークの色を含ませます。このひと手間で、余分な粉を落とし、塗り過ぎを防止し、ふんわりチークにすることができるそうです。
また、コスメに付属しているブラシではなく、専用のブラシを使うことをオススメされていました。チークブラシを選ぶポイントは、大きめのブラシ。小さいブラシと比べて、ふんわりと大きく色をのせることができますよ。
ミニセミナーでは、イエローベースの方が似合うチークと、ブルーベースの方が似合うチークを実際にデモンストレーションで見ることで、同じピンク系でも印象が変わることを実感できたようでした。

垢抜けメイクのコツ

イベント開催中、参加者の皆さんはメモを取りながら、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。さらに、プロの個別アドバイスを受けた方は、アドバイス後のメイクの変化に驚かれていたようです。参加者の方からは「メイクの具体的な技術を教えてもらえたので、とてもためになりました」「実際の商品でチークやリップの色を見比べることができて良かったです」と好評でした。

プロフェリエでは、今後もさまざまなイベントの開催を予定しています。マンツーマンのオンラインプログラムもご用意しておりますので、ご興味のある方はプロフェリエのHPをチェックしてみてくださいね。

また、『WeShare Beauty』では、ほかにもパーソナルカラーや骨格診断についてご紹介しています!こちらの記事もぜひチェックしてみてください。

登壇者プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト/心理カウンセラー・片桐愛未さん

美容室勤務を経て、ヘアメイクップアーティストとして独立。様々なメディア(テレビ、映像、広告、雑誌)で経験を積み、1988年に渡英。ロンドンでメイクアップを学ぶ。帰国後フリーランスで再び、メディア、ブライダル、化粧品会社のトレーナー、講師など。2012年に新宿御苑前に写真スタジオ&メイクアップサロンをオープン。現在、サロンでヘアメイク、撮影業務の他、ヘアメイクアップアーティストのマネジメント、テレビや広告、イベント、ミュージックPVなどの現場のヘアメイクや心理学を使ったメイクセラピースクール運営をしながら、メイクセラピーを広めている。また美容関係の起業サポートやこれからの時代の中で、強かにしなやかに生きることができるように「ライフプロデュース」のコンサルティングなどを行う。

  • 片桐愛未さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。