MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.43

骨格タイプ別!似合うコート・ニットの見つけ方

冬のコーディネートの顔といえば、コートとニットですよね。
この時期のショッピング同行では、リクエストの多い2大アイテムです。
トレンドのデザインを選んだはずなのに何となくしっくりこない・・・ということはありませんか?
いろんな種類のコートやニットがあって、迷ってしまう・・・ということもあるかもしれません。
今回は、自分の骨格タイプをチェックして、この冬を乗りきる似合うコートとニットを見つけていきましょう!

まずは、自分の骨格タイプをチェック!

私たちが生まれながらに持つ、体のライン、筋肉や脂肪のつき方、骨や関節の大きさの特徴から、似合うデザイン、素材や柄を導き出すのが骨格分析です。自分の骨格タイプを知ることで、似合う服のテイストが分かります。似合うデザイン、素材や柄を身につけることで、スタイルアップが叶い、グッとあかぬけた印象になります。(骨格分析についてはこちらの体験レポート も参照ください
今回は、骨格タイプの簡単なチェックシートを掲載しますので、どのタイプにチェックが多く付くか是非試してみてくださいね。

身長や体重などは関係ありません。自分で自分のことはよくわからない!という場合は、周りの方やご家族、お友達とも比べてみましょう。

ストレートタイプにおすすめのコート・ニットは?

体全体に立体感があり、厚みのある”ストレートタイプ”に似合うコートは、チェスターコート、トレンチコートなどシンプルなデザインです。Iラインを強調することでほっそりと見え、スタイルアップが叶います。
素材は、ウールやカシミヤ混などの、なめらかで上質なものが良いでしょう。ダウンコートの場合は、ステッチの幅が狭く、すとんとしたシルエットのシンプルなデザインを選びましょう。いずれも膝上〜膝下丈の長さで、まっすぐなシルエットであることがポイントです。
苦手なのは、ファーが付いているポンチョやニットコート。着太りして見える可能性があり、モッズコートなどをルーズに着崩すことも苦手です。
ニットは、細い糸で編み目の細かいハイゲージで、Vネックの正統派なデザインが似合います。カーディガンもVネックもしくはボタンのないIラインシルエットのものを。ラウンドネックよりも縦開きのUネック、今年トレンドのスキッパーネックもおすすめです。ふんわり、ゆったり、ルーズなものは着太りして見える可能性があるので、気をつけましょう。
骨格タイプがストレートな私が、必ずチェックするポイントは、コートもニットも”肩”のラインです。今年のトレンドでもあるドロップショルダー(ショルダーポイントよりも腕側に落としたデザイン)や、ラグランスリーブは、ストレートタイプの体の厚みをさらに強調してしまうので、注意しています。

ウェーブタイプにおすすめのコート・ニットは?

体が薄く華奢で、首、手首、足首が細い”ウェーブタイプ”に似合うコートは、ウエストが細くなっているAラインコート、フードや襟元、袖口にファーがついているコート、ピーコートです。裾に向かって広がるAラインで、短めの丈でコンパクトなシルエットがスタイルアップを叶えてくれます。
素材は、アンゴラなどの素材や、ツイード、起毛しているウールなど、ふんわり感の出る素材が良いでしょう。ダウンコートの場合は、ステッチの幅は広く、サイズはコンパクトなものを選びましょう。襟が大きめ、高めのダウンコートもおすすめです。
苦手なのは、シンプルすぎるチェスターコートやトレンチコート。体のうすさが強調されて物足りない印象になってしまいます。今年トレンドの丈が長く、大きめでゆったりしたシルエットも、服に着られて見えるので苦手と言えるでしょう。コンパクトなサイズを選ぶように意識してみてください。
ニットは、ウェーブタイプの得意分野とも言えます!柔らかな素材で、詰まった襟元やラウンドネックが似合います。アンゴラやモヘアなどのふんわりしたニット、カーディガンとセットになっているツインニットもおすすめです。ダボっとしている丈の長いものは、野暮ったく見えるので、気をつけましょう。腰上の丈のコンパクトなサイズを選べば、ウェーブタイプに似合うニットは沢山ありますので、普段の着こなしにどんどん取り入れてくださいね。

ナチュラルタイプにおすすめのコート・ニットは?

筋肉や脂肪よりも、しっかりしている骨や関節が目立つ”ナチュラルタイプ”に似合うコートは、ダッフルコート、ムートンコートなどラフなデザインのものです。ゆったりした大きめのシルエットでロング丈のコートや、太め毛糸を使ったざっくりニットコートも、ナチュラルタイプの得意なデザインです。
素材は、厚手でざっくりした素材が良いでしょう。ダウンコートの場合は、ステッチの幅が広く、ファーのフードが付いているアウトドアに活躍しそうなデザインを選びましょう。モッズコートのカジュアルな雰囲気も似合います。今年トレンドの裏地のない、一枚仕立てのコートもおすすめです。
苦手なのは、女性らしいシルエットのAラインのコートやシンプルでコンパクトなトレンチコート。肩幅が合わなかったり、がっしりと見えてしまったりするでしょう。
ニットは、編み目の粗いローゲージで、ハイネックのラフなデザインが似合います。カーディガンは全身を包むようなロング丈がおすすめ。ボックスシルエットのニットも、着るだけでおしゃれに着こなすことができます。薄手のニットより、ざっくり・ゆったり系が似合うのが特徴です。今年はナチュラルさんの当たり年!と言えるほどコートもニットも沢山揃っていますよ。

男性のコート・ニットはどうなるの?

男性の場合でも、骨格タイプは基本的に同じです。ストレートタイプにおすすめのコートは、チェスターコート、トレンチコート、ウェーブタイプには、ステンカラーのコートやピーコート、ナチュラルタイプには、ダウンコートやダッフルコート、モッズコートが似合います。何年もチェスターコートを愛用していた私のパートナーが、先日ステンカラーのコートを軽い気持ちで試着したところ、似合っている鏡の中の自分にとても驚いていました。
ニットは、ストレートタイプには、高級感のあるカシミヤ、ウールのハイゲージでVネックの正統派なもの、ウェーブタイプには、リブニットのような伸縮性のあるものでラウンドネックのもの、ナチュラルタイプには、凸凹感のあるざっくりとしたローゲージで、ラウンドネックやタートルネックがおすすめです。女性の方は、パートナーや同僚のコートスタイルをチェックしてみてくださいね。

試着と観察を繰り返すと、見分けられるように!

いかがでしたでしょうか?今回は、骨格タイプ別におすすめのコート、ニットをご紹介しました。
実際にショップで様々なコートやニットを試着して観察してみると、今回の内容がさらに深まります。何となくしっくりこないな・・・という時には、是非思い出してみてくださいね。骨格に合わせて服を選ぶと体型を美しく見せてくれますし、体型カバーも叶います。
自分に合うデザインのものをセレクトすれば、コートスタイル、ニットスタイルにもっと自信が持てるようになりますよね。この冬は、ぴったりの似合うコートとニットであったかく過ごしてくださいね。

プロフィール

イメージコンサルタント・工藤亮子さん

パーソナルカラー診断や骨格分析、ショッピングの同行などを行っている工藤さん。これまでに9000人を超える方々と接してきた経験をベースに、経営者、起業家、政治家、芸能人、文化人、男女エグゼクティブのイメージ戦略、自分らしく生きたい女性の魅せ方まで、幅広く支援。また、協会、NPO法人などのブランディング、省庁、行政のHPコーディネート、スタイリスト向けの教材開発なども手がけています。

  • 工藤亮子さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。