大学職員のキャリアを派遣からスタート
正社員雇用へのステップも紹介
更新日:2025年12月25日
大学職員のお仕事に就くには、未経験では難しいのではと考えている方も多いかもしれませんが、チャンスはあります。
ここでは、大学職員の仕事内容、求められるスキル、派遣で大学職員になるメリット、向いている人の特徴、正社員へのステップ、希望を実現するためのポイントなどについて解説します。
目次
大学職員とは?お仕事内容と求められるスキル
大学職員は、大学・短期大学・大学院に勤務し、学校の円滑な運営をはじめ、学生や教職員の活動をサポートします。
大学職員のお仕事内容と求められるスキルを紹介します。
大学職員の仕事内容
一般事務
企業に勤務する「一般事務職」と同様に、次のような事務業務を担います。
●各種書類の作成・ファイリング(議事録、報告書など)
●データ入力
●伝票の処理・整理
●備品・設備管理
●電話・メールへの対応
●来客への対応
●郵便物の発送・仕分け
学生対応
●学籍管理(入学や退学、休学、復学や転学の手続きなど)
●学生証の作成と発行
●在学証明書、卒業証明書・卒業見込み証明書など各種証明書の発行
●奨学金の相談対応、申請の受付や手続きサポート
●授業料の入金確認
●氏名や住所など、個人情報変更の受付
●クラブ・サークル活動などに際しての教室貸与管理
●学生や留学生が主催するイベントなどのサポート
●住居やアルバイトの紹介
教務事務
教務事務とは、教育や学習に関する事務を指します。次のようなものがあります。
●学生の履修状況・単位の管理
●学生の成績管理(入力・集計)
●授業の時間割作成
●教職員の授業日程の管理
●新たなカリキュラムの導入
このほか、入学試験の準備運営などにも携わります。学生や教授の研究活動を支援することもあります。
キャリア支援
学生が卒業後のキャリアについて考えたり、就職活動を行う際に、次のようなサポートを行います。
●就職活動ノウハウや業界知識を学ぶセミナー・イベントの実施
●大学に求人を出す企業の採用担当者とのやりとり
●学内での企業説明会の誘致
●インターンシップ先企業の開拓
●学生からの相談を受ける「キャリアカウンセラー」の手配
広報業務
大学の特色や活動を社会へ発信する「広報」「PR」活動において、次のような業務に携わることもあります。
●プレスリリースの作成
●学校のPR用パンフレットの制作
●Webサイト・SNSの運営
●メディアの取材への対応
●学校説明会・オープンキャンパスの企画・運営
●入学希望者へのパンフレット送付
求められるスキル
大学職員として働くにあたっては、次のようなスキルが生かせるでしょう。
コミュニケーション能力
大学職員は、学生・保護者・教職員・企業の採用担当者・入学希望者など、多様な人と接します。
相手の立場や考えを汲みとりながらコミュニケーションができると、円滑なやりとりができるでしょう。
データ管理スキル
学校では、学籍情報や履修状況、成績など学生のさまざまなデータを管理しています。
この業務に携わる場合は、ミスなく正確にデータを取扱い、それを適切に管理できることが大切です。
派遣で大学職員のお仕事を始めるメリット
大学職員への道のひとつに派遣があります。
派遣での勤務には多くのメリットがあり、特にはじめて大学職員を目指す方にとっては、キャリアのスタート地点として非常に有効です。
自分のペースで仕事ができる
派遣の場合、派遣先での一定期間の勤務を終えた後、「これまでの経験を次の派遣先で生かす」あるいは「前の派遣先では経験できなかった業務を次の派遣先で経験する」など、お仕事内容を柔軟に変えながら、自分のペースでキャリアの可能性を広げることができます。
例えば、特定の専門業務を極めたいなら大規模な大学、幅広い業務を手がけたいなら小規模な大学を選ぶのも一つの方法です。
また、大学職員としての経験は、小中高等学校・専門学校・塾など他の教育機関で生かせる可能性もあるでしょう。
スキルアップのチャンス
学校の業務には、PCを使った文書作成やデータ管理のお仕事が多いため、PCスキルアップにつながる可能性があります。
また、先にも挙げたとおり多様な人とコミュニケーションをとる機会が多いため、対人折衝のスキルも身につくことが期待できます。
専門性の高い経験
大学職員としての派遣勤務を通じ、教育や学習に関連する業務、学生とのコミュニケーションなど、多様な経験を積むことができます。経験した内容によっては「広報」「キャリア支援」といった専門領域でキャリアを築いていく足がかりとなるかもしれません。
大学職員に向いている人の特徴
大学職員に向いている人の特徴を見ていきましょう。
「教育」に興味があり、人の成長を支援したい人
「教育」への興味関心が高く、人の成長を支援することに喜びを感じる人は、日々接する学生の成長を感じられる機会があるという点で、マッチしているお仕事といえるでしょう。
これからの社会を支えていく人の育成に携わるため、社会貢献を実感したい人にも向いています。
人と接するのが好きな人
多くの学生や教職員と接するお仕事であり、日々さまざまな人と対話する機会があることから、人と接するのが好きな人にとっては面白みを感じられる職場といえます。
また、困りごとを抱えている学生の相談に応じ、解決策やアドバイスを提供することで、学生が安心したり感謝されたりすると喜びを感じられるでしょう。
自己管理能力が高い人
就業先の大学によっても異なりますが、大学職員の業務領域は広く多様です。しかも、学期の期初・期末は学生への対応や手続きなどが集中し、多忙なことも多いです。自己管理能力が高い人であれば、業務の優先順位を判断しながら、スケジュールを組んで効率的に進めることができるでしょう。
派遣から大学職員になれる?
派遣のお仕事には、大学職員も多数あります。大学のお仕事が未経験であっても、派遣からスタートしてキャリアを築くことも可能です。派遣スタッフとして経験を積んだ後、正社員に登用された事例も見られます。
派遣から正社員になれる?
派遣から正社員になるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。以下にその具体的な方法を説明します。
正社員を目指して派遣からスタートする場合、「紹介予定派遣」のお仕事を選ぶ方法があります。「紹介予定派遣」とは、派遣期間(3ヶ月から最長で6ヶ月)が終了した後、派遣スタッフと派遣先企業が合意した場合、正社員(または契約社員)として雇用される働き方です。
紹介予定派遣を希望する場合、派遣会社に登録し、該当するお仕事の紹介を受けます。お仕事一覧から自分で探すこともできます。希望するお仕事が見つかったら、派遣会社に伝えると、派遣会社から企業へ履歴書・職務経歴書を送付します。面接を行った結果、就業が決まったら、派遣会社と雇用契約を結び、お仕事を開始します。
派遣就業期間が終了に近づくと、派遣会社から派遣スタッフと企業の双方に対し、契約社員または正社員としての直接雇用に切り替えるかどうかの意思を確認します。直接雇用となる場合の雇用条件を確認し、双方が合意すれば、直接雇用に移行します。
大学職員のお仕事をスムーズに始めるためのアドバイス
派遣に登録してからお仕事を見つけて開始するまで、スムーズに運ぶためのポイントをお伝えします。
スキルの棚卸しを行う
これまで経験してきたお仕事がある場合は、振り返り、どんなスキルを身につけたか「棚卸し」をしてみましょう。PCスキルやツールの操作などのテクニカルスキルのほか、次のような経験も書き出してみてください。そこから自分の「強み」が見えてくるはずです。強みを自己分析しておくと、次に目指すお仕事を検討しやすくなるでしょう。
●成果を挙げたこと
●上司・先輩・同僚などからほめられたこと
●お客さまなどから喜ばれたこと
●同僚と比較して、自分が得意だと思うこと
自分の希望条件を明確にする
お仕事をするにあたっての自分の希望条件を明確化します。例えば、次のポイントを考えて整理しておくと、多くのお仕事の情報のなかから自分に合うものを見極めやすくなります。また、希望条件が多数ある場合、優先順位もつけておくといいでしょう。
●希望する職種
●生かしたい経験・スキル・強み
●これから身につけたい/磨きたい経験・スキル
●就業可能時期
●期間・時間・曜日などの条件
●希望勤務地
派遣会社の担当者と積極的にコミュニケーションを取る
派遣会社の担当者と積極的にコミュニケーションを取り、自分の考えや希望を詳しく伝えましょう。紹介を受けたお仕事を辞退する場合も、ただ断るだけでなく「この部分が希望に合わない」「もっとこういう仕事が良い」などと担当者の方に相談してみることをおすすめします。
また、お仕事をスタートした後も、職場で困りごとや不安なことがあれば、遠慮なく相談しましょう。派遣先企業との話し合いなどにより、良い方向に運ぶ可能性があります。
まずは派遣登録から。大学職員にチャレンジしよう
大学職員としてのキャリアを始めたいと考えている方は、まず派遣登録をしてみましょう。
正社員としての転職はハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。正社員としての転職はハードルが高かったとしても、派遣が最初の門戸を開くきっかけとなる可能性があります。
派遣登録をすることで、希望に合う求人情報を得ることができるため、自分に最適な職場で働くチャンスをつかみやすくなります。派遣として経験を積むなかで、自分の強みや適性を見つけることができれば、その後のキャリアの選択にもつながるでしょう。
最初の一歩を踏み出すことで、将来の可能性が広がります。ぜひ、積極的にチャレンジしてみてください。
大学事務の求人一覧
大学職員に関するよくある質問(FAQ)
大学職員の仕事にはどのようなものがありますか?
大学職員の主な仕事は、学生課や教務課での窓口・電話対応、履修登録のサポート、奨学金の手続き、資料作成などの事務全般です。その他、キャリア支援センターや図書館、国際交流部門での英語を活かした業務など、配属先によって多岐にわたりますが、未経験から挑戦できる一般事務も豊富にあります。
大学職員の仕事に必要なスキルや資格はありますか?
大学職員の仕事に、必須となる特別な資格は少ないですが、WordやExcelなどの基本的なPCスキルは重視されます。学生や教職員と接するため、柔軟なコミュニケーション能力も欠かせません。また、国際交流関連の部署ではTOEICなどの英語力が、研究支援部署では専門的な事務知識が活かせる場面もあります。
未経験から大学職員として働くことは可能ですか?
はい、未経験からでも可能です。大学職員の仕事は基本的なPCスキルと丁寧な接遇マナーがあれば挑戦できる場合もあり、教育業界への関心が高い方は歓迎される傾向にあります。特に派遣の場合は、未経験OKの求人も多く、経験を積みながら、大学での業務に慣れていくことが可能です。
大学職員として派遣で働くメリットは何ですか?
大学職員として派遣で働く大きなメリットは、自分のペースで業務経験を積めるところです。教育や学習に関連する業務、学生とのコミュニケーションなど、多様な経験を重ねながら専門性を高め、さまざまな大学で経験を積む機会があります。
派遣から大学の正職員になることは可能ですか?
はい、可能です。「紹介予定派遣」制度を利用すれば、一定期間(最長6ヶ月)派遣社員として勤務した後、本人と大学側の合意があれば正職員や契約職員へ切り替わります。実際の職場の雰囲気や業務内容を理解した上で入職できるため、ミスマッチが少なく、安定したキャリア形成を目指す方に非常に有効です。







