MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.142

「プロフェリエ ヘルスケア 2020」イベントレポート

皆さん、こんにちは。もうすぐ4月を迎えますが、春は心機一転、新しいことをスタートしたくなる季節でもありますよね。今回は、2月5日にパソナグループ JOB HUB SQUARE 1Fの「TRAVEL HUB MIX」で開催された『プロフェリエ ヘルスケア2020 -マイヘルスケア元年 健康アップデート計画-』のレポートをお届けします。イベントのテーマは「今年は自分至上最高のカラダへ!目指せ理想体型!なりたい自分へボディメイク」。プロフェリエ所属のプロフェッショナルが普段レクチャーしている、健康やトレーニングの「悩み」や「あるある」に効くレッスンを、参加者の方々に体験いただいた本イベント。当日プロがレクチャーしていた内容もご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

バランスボールで体幹強化!

まず、パーソナルスポーツトレーナーとして、独自で考案したインナーマッスルのトレーニングプログラムを指導している福元翔太プロのブースの様子をご紹介します。
普段皆さんは、座りながら足を組んだり、片方の足に重心を乗せ続けたりすることはありませんか?こうした無意識の癖が、身体の歪みを引き起こす大きな原因になってしまうそうです。「身体の内側の筋肉である”インナーマッスル”を鍛えることで、体の歪みや左右差が改善され、正しい姿勢が身につきますよ」と福元プロ。実際にバランスボールを使い、フォームなどを確認しながら丁寧に指導されていました。今回は、実際に行っていたエクササイズの方法をご紹介します。

◆バランスボールを使用した体幹を鍛えるトレーニング

<やり方>

  1. うつ伏せになり、バランスボールに両肘と前腕をつけます。脚は膝をまっすぐ伸ばし、両足を床につきましょう(写真左)。
  2. 頭から膝までまっすぐになるように腰を持ち上げ、その姿勢のまま10秒間キープします(写真右)。

これを10回×2セット(つらい方は10回×1セット)行ってみましょう。姿勢をキープしている際、背中が丸まったり、おしりが上がったりしないように注意してください。疲れてくるとバランスを取りにくくなりますが、姿勢は一直線をキープできるように意識します。バランスボールがない場合は、床やヨガマットの上で行っても効果があるそうです。
参加された方からは、短いエクササイズでも、お腹や二の腕にすごく効いている実感があるという声が挙がり、盛り上がっていました。

福元プロがオススメするエクササイズを知りたい方は、『WeShare Beauty』のバックナンバーもご覧ください。

一生歩ける!おしりの鍛え方

続いて、ヒップアップアーティストの松尾タカシプロのブース。松尾プロは、長年のフィットネストレーナーとしての経験から、機能解剖学上でも大変重要な意味を持つ「おしり」に着目している、日本初のおしりの専門トレーナー。おしりの筋肉を鍛えることで、ヒップアップ効果が得られるだけでなく、膝や腰に負担をかけることなく、身体機能を活性化しながら姿勢を正しくできるそうです。
おしりの役割についても分かりやすく説明してくださいました。

<おしりの役割>

  • 身体を垂直方向に保つ
  • 衝撃を吸収し関節を守る
  • バランスをコントロールする

「おしりが変われば、人生が変わる!」と話す松尾プロからレクチャーいただいた、おしりの筋肉を鍛える運動と緩める運動のエクササイズをご紹介します。

◆鍛える運動:直角上げ ※立った姿勢で片足ずつ行います。

<やり方>

  1. 両足をこぶし1個分(約10cm)に開きます。背中はまっすぐのばしてキープします。
  2. 片足のももを床から水平(90度以上)まで上げます。
  3. 床に付いている軸足の膝は絶対に曲げないでください。
  4. 足裏はかかとを意識して床を押すイメージです。
  5. この状態で30秒キープします。

◆緩める運動:アフリカン前屈 ※田植えをする際の腰を折ったような姿勢で行います。

<やり方>

  1. 両足をこぶし1個分(約10cm)に開きます。股関節を曲げながらおしりを後方にできるだけ引きます。
  2. 背中は角度関係なく丸めないようにしましょう。
  3. 膝は軽く曲げて、足裏の重心はかかとに乗せましょう。すねは床に対して垂直にします。
  4. この姿勢で30秒キープします。

鍛える・緩める、それぞれの運動を1日30秒ずつ、毎日続けてみてください。鍛える運動は、日常生活のちょっとした隙間時間(テレビを観ながら、キッチンに立っている時など)で行うことができます。運動不足の方などは、キープ時の姿勢がふらふらするかもしれませんが、続けていくうちにふらつきも解消されるそうです。「簡単にできるので続けられそう」という感想が多かった、おしりのトレーニングをぜひお試しください。

好印象もスリムボディも手に入る座り方

続いては、美脚師/ウォーキングインストラクターとして活躍されている松原永美里プロのブース。「変えるのは座り方だけ⁉︎好印象もスリムボディも手に入る座り方レッスン」のミニセミナーが大好評でした。「第一印象を決める大きな要因は、見た目。その中でも大きなウエイトを占めているのが、姿勢と歩き方」と話す松原プロ。
今回は、運動不足の方や仕事で第一印象を良くしたい方に、ぜひ知ってもらいたい正しい座り方のポイントをご紹介します。

<立つ姿勢のポイント>
体を横から見た時に、耳の穴、肩の先、外くるぶしが一直線にむすばれていて、床に対して垂直に伸びていることを意識しましょう。

<座る姿勢のポイント>
上記の立ち姿勢をキープしたまま、体の重心をおしりの下の足の付け根に置くことを意識して座ります。

座った時の体の重心を正しいポジションにすることを意識することで、自然と上半身が真っ直ぐになり、好印象を与える座り方になるそうです。
普段皆さんがパソコンに向かっている時の姿勢はどうでしょうか?肩が前傾になっていたり、足を組んだり、背もたれに寄りかかっていたりと、つい良くない姿勢になってしまいますよね。実はその癖こそが、腰痛・猫背・肩こりや、脚がむくむ原因になってしまうそうです。パソコンに集中しているときも、正しい座り方の姿勢を意識してみてくださいね。
意識を少し変えただけで、立つ・座るという日常の動作が与える効果を実感し、驚かれている方が多数でした。取り入れやすく見た目も良くなる正しい座り方を日々の中でぜひ、実践してみてください。

気になる「ぽっこりお腹」をぺったんこ!腸筋を高めるレシピと食事法

続いて、管理栄養士/節約美容料理(R)研究家の金子あきこプロのブース。「人が太ってしまう理由は食べ過ぎではないんです」という金子プロ。痩せるには食べる量よりも、腸筋を高めることが大切だと提唱されています(腸筋という言葉があるわけではなく、腸を動かし、腸の筋肉を鍛えることを指しています)。

<腸筋を高め代謝をあげるポイント>

  • 咀嚼(そしゃく)の回数を増やす(胃腸の負担を軽減し消化しやすくなる)
  • 歯応えのあるものをよく噛む(咀嚼で顔の筋肉を刺激)
  • 胃腸で正しい栄養吸収(負担のかからない消化・整腸効果のある食物繊維を摂取)

そして、咀嚼を増やすための食べ物として、「冷凍こんにゃく」をオススメされていました。食物繊維を摂取できる優秀食材のこんにゃくは、凍らせることで弾力が出て、咀嚼回数を増やすことができるそうです。冷凍こんにゃくの試食では、「普通のこんにゃくより歯応えがあって、たしかに咀嚼回数は増えそう」「食べにくいのでは?と思ったが意外と食べやすかった」などの感想を耳にしました。

様々な効果が見込める「冷凍こんにゃく」を使った簡単でおいしいレシピは、金子プロの著書「おなか ぺったんこ 腸筋レシピ」に掲載されていますので、ぜひご覧ください。

また、以前、『WeShare Beauty』のオフラインイベントに登壇いただいた際のイベントレポートも参考にしてみてくださいね。

特設コーナーTANITAの体組成計でカラダをチェック

会場には、医療施設やジムなどで導入されている「高精度測定モデルの体組成計」(TANITA)が設置され、希望者は無料で測定できるという嬉しい特典も!体組成計にのるだけで、体脂肪率・BMI・体水分量・部位別の筋肉量や脂肪量・基礎代謝量などを計測できます。測定結果は専用の用紙に印刷され、持ち帰ることができました。測定~結果シートの印刷まで1分半ほど。簡単に全身のチェックができるとあって、たくさんの方が測定されていました。
イベントで使用した体組成計は、パソナグループ JOB HUB SQUARE 10Fにある「THE GYM」で体験することができます。「THE GYM」は、パソナグループの福利厚生施設のひとつで、パソナ・パソナグループ各社にご登録されているスタッフの皆さんをはじめ、社員・JOB HUB SQUARE入居者の方が利用できます。

健康アップデートのキッカケに!

各ブースで行われる30分のミニセミナーで、気軽にレッスンに参加していただいた本イベント。日々忙しく過ごされている皆さんにも、ぜひ実践していただきたい、日常に取り入れやすい内容だったのではないでしょうか。また、イベント参加者の方々が、笑顔で楽しんで参加されていて、笑い声があちこちから聞こえてきたのも印象的でした。日頃運動不足を感じている方は、こういったヘルスケア関連のイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか?楽しみながら、運動することを意識できるかもしれませんよ。2020年、皆さんも健康でイキイキと活躍できるように「健康アップデート計画」を立ててみてくださいね。
他にも健康に関するご質問や聞いてみたいことなどがあれば、ぜひ『WeShare Beauty』のコミュニティにコメントください。

プロフィール

福元翔太さん(パーソナルスポーツトレーナー)

学生時代は野球に打ち込み、プロ選手を目指すも腰部の疲労骨折により選手としての活動を断念。しかし、怪我により出会ったチューブやバランスボールを用いたトレーニングにより驚異的な肉体改造を実現し、以後独自のインナーマッスルのトレーニングプログラムを考案。現在、一般の方からスポーツ選手、ダンサー、モデル、格闘家など多くの顧客へトレーニング指導や栄養サポート。
その他、スタジオにおけるグループレッスンやトレーナー育成・養成事業、フィットネスプログラムの作成や本・記事の監修など幅広く担当する。

松尾タカシさん(ヒップアップアーティスト)

長年のフィットネストレーナー経験から、人間が何歳になっても歩けるために必要なおしりの筋肉を発達させるトレーニングをはじめ、歩行に必要な足部のトレーニング、ヒップウォーキングの独自メソッドを考案し、コンディショニング人数は3万人を超える。マンツーマンレッスンの他書籍出版、メディア出演、講演会やセミナーなど活動範囲は多岐にわたる。

松原永美里さん(美脚師/ウォーキングインストラクター)

外資系金融企業勤務時代に、営業力を高めるために外見心理学を学ぶ。姿勢と歩き方を矯正することにより多くの人に受け入れられた体験からウォーキングインストラクターの道へ。「ハイヒールを楽に履いて100歳までオンナを愉しむ」をコンセプトに、ウォーキングレッスンの他、美脚師としてフットケアの重要性も伝える。

金子あきこさん(管理栄養士・節約美容料理(R)研究家)

給食委託会社に10年以上勤務した経験を踏まえて、管理栄養士として幅広い実績を持つ。食事改善は禁止制限なし、リバウンドなしのダイエット指導を中心に、食べ物だけではなく食べ方も含めて改善を提案。10代の頃のダイエットとリバウンドを繰り返した実体験を元に、それぞれのライフスタイルに合った食事改善指導を行い、テレビ、雑誌でも取り上げられている。