MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.125

【特別アンケート企画①解説】「お買い物事情と洋服選び」アンケートのお悩み別解説!

皆さん、こんにちは。イメージコンサルタントの工藤亮子です。『WeShare Beauty』vol.120でご紹介させていただいた「お買い物事情と洋服選び」のアンケート結果はご覧いただけたでしょうか?予想を上回るご意見や、納得のご回答もあり、皆さんのリアルな声は本当に興味深いと感じました。

今回は、アンケートでいただいたご意見・ご質問に対して、洋服選びやコーディネートなど、お悩み別に普段のファッションに取り入れるポイントをご紹介していきます。

毎日同じような服装になってしまう

お悩みの中で一番多かったのが、「毎日同じような服装になってしまう」「似たようなスタイルになってしまう」「ワンパターンになりがち」という、「ファッションのマンネリ化」の問題でした。
年齢を重ねていくと、自然と好きなテイストが決まってきますし、「毎朝コーディネートするのが面倒で・・・」という声も聞こえてきます。ただ、マンネリ化しているというお悩みを持っているということは、「何かを変えたいな」と思っているということでもありますので、前向きに捉えていきましょう。

いきなりガラリと全身を変化させるのは、勇気がいりますし、気恥ずかしさもあると思います。そのため、まず取り入れやすい方法としては、「顔周りを変える=トップス&アクセサリーを変える」という方法です。

パッと見て印象に残る、トップスの色や着方を変えたり、アクセサリーやスカーフなどを取り入れたりしてみましょう。新しいアイテムを購入するのもひとつですが、お手持ちの服でも、いつも同じ着方をしているトップスの袖をロールアップして手首を出したり、ボウタイの結び方を変えたり、プチプラアクセサリーでトレンド感を演出したりすることもできます。

アンケートでは、インターネットでお買い物をされるという方も多かったので、売れ筋ランキングやスタッフコーディネート例を参考にするという方法もあります。また、「この服の情報を見た人にはこちらもオススメ」といった「似ているけれど違うアイテム」を選んでみるのも、マンネリ化脱出の手がかりになりますよ。

今までのものが似合わなくなった気がする

次に多かったお悩みが、「好きな服や似合うと思っていた服が似合わなくなってきた」「 今っぽい流行りも取り入れながら、年齢にふさわしいファッションというのが分からない」といった、「年齢を重ねたことによるファッションの変化への対応」でした。

体型や皮膚の色も年齢を重ねれば変わってきますし、似合うものが変化していくのは当然のことですよね。

現状の自分を把握するためには、パーソナルカラー診断や骨格分析を受けてみるという方法もオススメです。「現在の自分には何が似合うのか?」ということを知ってから、お買い物をするほうが効率的ですよね。

また、各アパレルメーカーでは、ティーンズ、ヤング、ヤングアダルト、アダルト、ミセス、シニアなど、年齢に合わせた服づくりをしているので、百貨店やショッピングモールで見るフロアを変えて、いつもと違うショップに行ってみると、新しく似合うものが見つかるかもしれません。特に40代以上になると、背中や肩まわり、お腹の肉づきなどが気になってくるもの。体型カバーが自然とできるように考えられて作られている服は、着心地も良いものです。

また、若作りに見えないコツは、露出をしすぎないこと。襟元、袖、足元の露出は、全身のうちいずれか1箇所に留めると、グッと印象が変わりますよ。

深刻なサイズ問題

次に多かったお悩みは、サイズに関することでした。「日本人ではないため、ピッタリくる洋服を見つけるのが難しい」「身長150cm未満でも、服に着られていないファッションを知りたい」など、「自分に合うサイズがない!」というのは、大きなお悩みですよね。

日本のアパレルメーカーのサイズ展開は、やはり日本人の体型に合うサイズ展開(レディースは7号、9号が多い)となっていますし、インポートブランドだと値段が張ってしまう…といったお悩みもあるのではないでしょうか。日本人以外の方は、やはりインポートブランドやファストファッション、海外通販でサイズを探される方が効率的だと思います。私も靴のサイズが大きいので(甲高幅広)、海外に行った時にまとめ買いをしています。

また、私がショッピング同行サービスをしている時に常々感じるのが、150cm以下の方のための服が市場に極端に少ないということです。若いうちはヤングブランドの細めで小さいサイズでも対応できますが、年齢を重ねると、デザインが幼すぎる場合もあります。日本の大手アパレルメーカーのSSサイズフェアを活用したり、サイズが合うお気に入りのショップの数を日々増やしたりしていくことが、サイズ問題解決の近道です。

体型カバーテクニック

アンケートでの具体的な体型カバーやパーツに関するお悩みは、「身長があるのと、肩幅がガッチリしているので、うまくファッションに取り入れる方法を知りたい」という回答だけでしたが、私たちは一人ひとり体型が違うので、普段から体型カバーにも工夫が必要ですよね。同じお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思いますので、すぐに取り入れやすいポイントをお伝えします。

まず、フレアスカートやワイドパンツなどで下半身にボリュームを出したり、アクセントカラーになるようなシューズやタイツなどで視線を低い位置に誘導したりすると、身長の高さを活かすことができます。

また、肩ががっちりしている場合は、肩の先端部分であるショルダーポイントをルーズにすると、肩幅が目立たなくなるので、ドルマンスリーブのニットなどがオススメです。逆に、肩に飾りのあるデザインのトップスは、肩を強調してしまうので、避けましょう。

仕事とプライベートの服は同じで良い?

このご質問への回答は、業種や職種、役職、職場環境に左右されるため一概には言えませんが、職場の服装規定範囲内であれば、同じでも良いのではないでしょうか。特にここ数年は、オフィスファッションのカジュアル化が進んでいることもあり、オン・オフ兼用できるなら嬉しいですよね。ただし、業務上、「ジャケットを着用することが望ましい」「スニーカー禁止」などの社内ルールがあれば、そちらに従いましょう。

通勤時はカジュアルスタイルで、社内で着替えや履き替えることが可能であれば、置きジャケットや置きパンプスで対応することもできますね。お仕事でもプライベートでも、ご自身が快適に過ごせて、上司や同僚、お仕事相手にも好印象であれば理想的です。

ファッションのお悩みを振り返って

今回は、ファッションに関するアンケート結果とお悩み別にオススメポイントをご紹介しましたが、いかがでしたか?

私たちは、服装によって、自分の性格や魅力を表現できるとともに、相手に対する敬意や思いやりを示すこともできます。また、「何かを変えたいな」と思う時は、変化するタイミングでもあります。新しいファッションアイテムやコーディネートにも、怖れずに挑戦してみることで、自分をさらに輝かせるチャンスにもなりますよ!

プロフィール

イメージコンサルタント・工藤亮子さん

パーソナルカラー診断や骨格分析、ショッピングの同行などを行っている工藤さん。これまでに9000人を超える方々と接してきた経験をベースに、経営者、起業家、政治家、芸能人、文化人、男女エグゼクティブのイメージ戦略、自分らしく生きたい女性の魅せ方まで、幅広く支援。また、協会、NPO法人などのブランディング、省庁、行政のHPコーディネート、スタイリスト向けの教材開発なども手がけています。

  • 工藤亮子さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。