MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.15

夏の崩れにくいベースメイクのコツ~前編~

ベースメイクが崩れやすいこの季節、化粧もちのよいベースをつくるためのスキンケアと下地のプロテクニックとは!? 前編ではメイクが崩れる原因から、下地の工夫などをお届けします。

ベースメイクが崩れる原因は汗+“皮脂崩れ”

いよいよ夏本番!今年は特に暑い日が続いていますが、みなさん夏バテなどしていませんか?
さて、vol.01では夏の化粧崩れの原因である“顔あせ”についてお話しをしましたが、下地やファンデーションなどのベースメイクの化粧崩れは、汗のほかに皮脂による“皮脂崩れ”も大きな原因になるのです。そこで、7月は化粧持ちの良いベースメイクを仕上げるポイントとテクニックを前編、後編の2回に分けてお伝えします。

まずは、収れん化粧水で毛穴を引き締める

皮脂崩れを防ぐスキンケアのコツは、皮脂の分泌をおだやかにさせること。
そのためにはまず毛穴の開きを小さくさせることが重要です。そこで役立つのが収れん化粧水。
毛穴や肌を引き締める効果を持つ化粧水です。通常の化粧水や乳液(美容液)を付けたあと、日焼け止めの前に使用します。
コットンを2枚重ねてたっぷり化粧水をとったら、顔全体にトントンと優しく叩きながら、風を当てるつもりでタッピングさせましょう。肌がひんやりしたらOKです。

夏の肌を整えるアイテムとは?!

化粧崩れを防ぐベースメイクのコツは、まず肌の表面を滑らかにすること。
化粧水は朝晩コットンを使うことで、余分な皮脂や角質をやさしく除去することができ、ざらつきやベタつきが気になる肌も、次第になめらかな肌へと変化していきます。
また、肌表面を水分と油分のバランスが整った状態にすることも重要なポイント。
皮脂が出やすい方は乳液を夏の間だけ油分が少なく配合されているゲルタイプの美容液などにチェンジするのもおすすめです。

下地にひと工夫を

特に皮脂崩れが起こりやすい部分はTゾーン。そして毛穴が開いた部分は特に要注意です。
日頃のスキンケアで補いきれない毛穴の開きには、ファンデーションの前に下地でしっかりカバーしましょう。
ポイントは下地の塗り分け。エアコンや日差しで乾燥しやすい目元や口まわりは保湿タイプの下地を選び、毛穴が気になる部分には毛穴カバータイプや皮脂防止タイプを使った部分ケアがおすすめ。
いずれも下地はスキンケアが十分に肌になじんでから使いましょう。

必殺!綿棒テクニック

せっかく描いた眉やアイラインがいつの間にか消えていることはありませんか?
その原因は皮脂と汗。眉毛やまつ毛が生えている部分には皮脂腺があり、ほかの部位よりも格段に化粧崩れしやすい部分。
さらにスキンケア類が付いている状態で眉やアイラインを描いてしまうと、汗や皮脂で余計に落ちやすくなってしまいます。
描く前に、綿棒でやさしく眉と目の際についたスキンケア類を拭き取るひと手間を加えることで、ポイントメイクの持ちにアップしますよ!

いかがでしたか?化粧持ちの良いベースメイクを仕上げるためには、“スキンケア”と“下地”がいかに重要であるかがお分かりいただけたと思います。
ほんのひと手間と少しの工夫で普段のベースメイクよりも化粧持ちがグンとアップしますので、忙しいときこそ是非試してみてくださいね。
次回はいよいよ崩れにくいベース作りのメイン、ファンデーションの隠れたプロの秘技をお伝えします。お楽しみに!

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。