MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.01

避けられないからこそ、知っておこう!夏の汗対策

夏が好きな人も嫌いな人も、この時期の汗に関する悩みはつきものですよね。
汗の知識を深めて、汗とメイクの正しい付き合い方を学んでみましょう!

メイクの崩れは、顔あせが原因です

いよいよ暑い夏の到来!出勤前にきちんとメイクしたはずなのに、会社に着く頃にはすでに崩れている、そんな経験はありませんか?
一方、涼しいはずの社内で会議をしていただけなのに会議が終わって鏡をみたらメイクが崩れているなんてことも。
実はそのどちらも原因は“顔あせ”。汗には種類があるのです。そこで今回は“顔あせ”の種類とその対策をみていきましょう。

温熱性発汗の特徴と対策

暑い時や運動をしたときに出る汗を温熱性発汗といいます。手の平や足の裏を除く全身に出るのが特徴です。いわゆる暑さが原因でかく汗のことですね。
対策のためには、上昇していく体温を下げることが大切で、ポイントは”リンパ節”を冷やすこと!
冷たいペットボトルや冷やしたタオルを首の後ろや脇の下、鎖骨の下などに当てながら、ゆっくり深呼吸をして呼吸を落ち着かせていきましょう。すると、すーっと汗も引いていきます。

緊張をほぐすツボを知ろう!

人前に出て緊張したときやストレスによって短時間にかく汗を、精神性発汗といいます。手のひらや脇の下、額など限られた部分に単発的にかくのが特徴で、いわゆる「冷や汗」はこの精神性発汗にあたります。
緊張やストレスでかいてしまう汗は止めようと思えば思うほど滝のように流れてくるものですよね。会議やプレゼンなどでそんな経験はありませんか?
そんなときは気持ちを落ち着かせて汗や緊張をほぐすツボである“合谷(ごうこく)”を刺激するのがポイント!合谷(ごうこく)は、手の人差し指と親指の骨が交差している部分より若干内側の部分をさします。

汗をかいてデトックス!?

辛いものや酸っぱいものを食べた時にかく汗を味覚性発汗といいます。特に額や鼻の頭にかくことが多く、食べ終わったあとにすーっと引く汗のことです。
味覚の刺激に反応するため食べおわるまで汗は止まりませんが、汗腺のはたらきが高まることで毛穴のデトックス効果が期待できるため、たまには汗をかきながらおいしいものを食べるのもいいかもしれませんね!(ぼくは“りんご”で汗をかいてしまいます・・)

汗をかいたらメイクを直そう!

メイク直しは、以下の手順で行うのがオススメです。
1.ティッシュやあぶらとり紙で崩れた部分を抑える
2.パウダーファンデーションを優しく重ねて肌を整える
3.最後に顔にも使える日焼け止めスプレーをひと振り
 (日焼け止めも汗で落ちてしまっていることも多いため)

眉も汗や皮脂で落ちやすい部分なので忘れずにチェックを!
ポイントメイクが崩れやすい方はウォータープルーフタイプのアイテムをセレクトするのがおすすめです。

いかがでしたか? “顔あせ”には温熱性・精神性・味覚性の3種類があり、それぞれに効果的な対策も異なります。
夏はいつでもさわやかで涼しい顔をしていたいもの。とはいえ、汗をかきたくないからといって水分を摂らないのはNG!汗は身体の大切な機能のひとつでもあります。
汗をかいたらこまめにメイク直しをすることを心がけ、楽しい夏を迎えてくださいね!

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。