MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.16

夏の崩れにくいベースメイクのコツ~後編~

ファンデーションの選び方と仕上げ方をひと工夫するだけで激変!パウダーファンデーションの隠れた使用方法を知って、化粧もちのよいベースづくりをマスターしましょう!

崩れにくいベースメイクの発想の原点は中国にあり!?

先日、出張で上海と広州に行ってきたのですが、日本より気温や湿度も高く、まさにテーマにぴったりのエリア。
そんな過酷な(!?)現地でいつも質問を受けるのは、やはり“崩れにくいベースメイクのコツ”。日本も中国も夏の悩みは同じなのですね。
そこで、いつも私が中国で実際に行なっているベースメイクの施術とアドバイスを、今回WeShare Beautyをご覧くださっている皆さんに、さらに詳しく深めた内容でお伝えします!

夏にぴったりのファンデーションとは?

皮脂が出やすい夏はパウダーファンデーションがおすすめ。
パウダーファンデーションの多くは皮脂を吸着し、さらさらとした肌を保つ効果を持つ機能があり、クリームファンデーションに比べて肌の上で汗と混ざりあって化粧が崩れる心配も少ないので、汗をかきやすい方にもおすすめです。
紫外線防止効果があるものを選ぶことをお忘れなく!パウダーファンデーションは仕上がりがやや明るくみえるので、肌の色と同じか首の色と同じ色を選ぶと良いでしょう。

パウダーファンデーションの使用方法とコツ

<量に注意>
最も多い失敗は厚塗りになってしまうこと。
失敗しないコツは添付のスポンジ片面半分の量で顔半分を仕上げること。特にカバーしたい部分はその部分にだけに軽く重ねましょう。
<塗り方に注意>
顔の中心から外側に向けて顔の片側ずつ、【頬 → 額 → 鼻 → 口まわり → 目(目まわり)→ 残りの部分】の順で、スポンジを軽くあててすべらすようにして仕上げるのがポイント。

パウダーファンデーションの隠れた使用法とは!?

パウダーファンデーションの裏面に“両用タイプ”や“水あり”などの表記があったら、こんな変わった使い方も可能です。
スポンジを水に浸して軽く水気を絞り、いつも通りファンデーションをとって塗るだけ。ひんやりとした使用感が気持ちよく、肌にぴったりとフィットしたカバー力のある仕上がりに。
これは水使用という正しい使用法のひとつなのです。使ったスポンジは必ず専用のクリーナーや中性洗剤で洗い、しっかり乾かしてから使いましょう。

リキッドファンデーションを使うときには?

ファンデーションを塗った後に、さらっと仕上がるパウダーインタイプがおすすめ。
リキッドファンデーションはクリームファンデーションよりも油分が少なく、ピタッと肌に密着し余分な油分を肌の上に残さないため、皮脂が出やすい方も安心です。
それでも汗や皮脂で崩れやすい方にはスポンジを冷蔵庫で冷やして使うのがおすすめ。スポンジの冷たい感触が毛穴を収れんさせ、汗や皮脂の分泌をおだやかにします。
事前に収れん化粧水でパッティングしておくのもお忘れなく。

今回は前編・後編に分けて“崩れにくいベースメイクのコツ”をお伝えしましたが、夏は外で日差しと暑さで汗と皮脂の影響を受け、室内ではエアコンによって乾燥を引き起こしやすい、肌にとっては過酷な季節。
そんな中、今回ご紹介した方法はきれいになるだけでなく、外部の影響から肌を守る大事な予防策にもなるのです。
メイクはベースが整っていてこそ美しく映えるもの。この夏は化粧崩れのストレスから解放されて、さわやかにお過ごしくださいね!

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。