英文経理になるには講座

英文経理として必要な能力とスキルを磨く方法

英文経理は、業務経験が重要視される仕事です。外資系企業の参入にともない、今、キャリアがありスキルの高い人材は、まさに引く手あまた。でもたとえ未経験の人でも、経験を積みながら勉強を重ねていけば、チャンスはあると聞きます。その方法について、パソナの教育研修担当がご説明します。

英文経理という仕事は2種あり、米国式の会計方式に従って処理をするものと、勘定科目に英語を使うけれど日本の会計基準に従って処理をするものがあるのですね。

そうですね。派遣でご案内する仕事の多くが、後者の日本の会計基準に従った英文経理で、外資系企業が中心になります。
未経験、あるいはまだ経験の浅い方が英文経理を目指すならば、まずは日本で採用されている会計基準と経理業務について、きちんと理解することから始められるのが良いのではないでしょうか。

日本の経理業務を理解し、基礎を身につけてから、海外の会計基準を学んでいくのですね。
ファーストステップとして学ぶには、どのような講座が適していますか。

パソナではパソナカレッジの講座や専門のスクールと提携し、初心者から上級者までその方のレベルにあわせた講座を多数、ご用意しています。業務の経験がない方ならば、まずは簿記を学ぶことから始めらるのがよいかもしれません。
英文簿記入門という講座をご用意しています。他にも、入門簿記から簿記2級、3級合格コースなど、目的にあわせた講座が揃っています。

英文簿記なのか、簿記の2級を目指すのか、目的にあわせて講座も細分化されているのですね。

経理という仕事は、自分のスキルを把握しやすい仕事です。
たとえばITの仕事は、ひとつのスキルから可能性が枝分かれのように広がっていくこともあるため、今の自分のスキルを一元的には捉えにくい点があるのです。
でも経理ならば、初歩的な処理から専門性の高い業務まで、「軸」を変えることなく段階的にレベルが上がっていくので、技量チェックや目標設定がしやすいのです。

必要な勉強がわかりやすく、合理的なのですね。

だからひとつずつ修得して、次のステップへと進んでいくことが可能なのです。
パソナでは、初心者向けに講座を適宜行っていますが、経理の講座に関しては、「経験2年」「簿記2級程度」など、それぞれのレベルに合わせて受講していただけるように、講座レベルにある程度の目安を付けて開催しています。

目標が明確に設定できる点も、経理という仕事の魅力と言えそうですね。

経理は、一生続けられるといいますか、キャリアを積み上げていけばいくほど、専門性の高いお仕事になっていきます。普段の会計処理から決算、企業経営の根幹にかかわる分野まで、経理の仕事はとても奥が深く、幅広い。生涯の仕事にしようと決意した方々は、本当に意欲的に頑張っていらっしゃいますね。

それには業務経験を積みながら、知識も深めていかねばなりません。
働きながら学んでいくには、派遣というワーキングスタイルが好都合では。

やはり勉強だけでなく実務を経験しないと、わからないことは多々あります。
たとえば、簿記の勉強をしながら、派遣スタッフとして実際に経理の仕事に就いて、業務を把握していただく。
もし生涯の仕事としてスキルを高めていきたいと考えるならば、段階的に学んでいき、業務経験も徐々にレベルを高めていくことができます。

とはいえ二足のわらじを履くのは大変なこと。
でもアフターファイブの時間を確保する働き方も選べる派遣ならば、可能なのですね。
しかもパソナに登録すれば、スクールの料金は割引になります。学びながら働くというスタイルを、より続けやすくなりますね。

キャリアアップの計画を立てやすいのが、派遣というスタイルで働く魅力のひとつと言えるかもしれません。また実務を経験できるから、経理という業務に対する適正を、ご自身で判断することもできます。

やはり数字に強い人でなければ、向いていないのでしょうか。

意外かも知れませんが、英文経理のスタッフさんの中にも、「数字を扱うのは得意ではない」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
苦手だからこそ、数字を慎重に、注意して扱えるのではないかと思います。

向いていないという先入観で、ご自身の可能性を狭めていることがあるかもしれません。経理という仕事のステップのひとつに、英文経理という注目の分野があり、また学びながら経験を積むことが、経理には重要であるということですね。

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