MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.149

夏本番を迎える前に!崩れにくいメイクを叶えるスキンケア・ベースメイク作り

皆さん、こんにちは。イメージコンサルタントの村田藍です。これから本格的な夏に向けて、徐々に気温が上がってくると、気になるのは「メイク崩れ」ではないでしょうか。メイク崩れを防ぐためには、土台作りが重要です。そこで今回は、メイク崩れを防ぐスキンケアや下地などの使い方のポイントをご紹介します。

メイク崩れの主な原因は?

まず、メイク崩れの3大要因と言われるのが、「皮脂・乾燥・汗」です。日本の夏は、気温・湿度が高く、室内は冷房で冷え・乾燥しがちな環境のため、どうしてもメイク崩れが起きやすくなってしまいます。崩れにくいメイクをするには、スキンケアやベースメイクでこれらの原因を最小限に抑えることが大事です。

肌を守ろうとして皮脂が分泌される

夏は、特に皮脂によるテカリが気になるという方も多いのではないでしょうか。皮脂が出る原因は、暑さでかく汗による皮脂分泌や、乾燥による皮脂分泌があります。意外と見落としがちなのは、夏は冬以上に肌が乾燥しやすく、肌にとっては過酷な環境だということ。汗をかくと、肌がしっとりしているように感じることもあるかもしれません。しかし、汗が乾いて蒸発することで肌から水分が奪われたり、冷房などで肌が乾燥したりと、気づかないうちに肌の潤いが奪われて、乾燥してしまうことがよくあります。また、そうした乾燥から肌を守ろうとして皮脂が分泌されることで、インナードライ肌になってしまう方も多い傾向にあります。インナードライ肌を防ぐためにも、しっかりと肌を保湿し、潤いを与えることが大事です。

パーツによってスキンケアを変えましょう

夏を乗り越えるためのスキンケアのポイントは、肌の状態に合わせて適切な保湿をすることです。皮脂の分泌が多いTゾーン(額・鼻)はさっぱりタイプ、乾燥しやすい頬や口周りは保湿化粧水を使用するのが効果的です。
まず、ご自身の肌の状態をパーツごとにしっかり観察してみてください。肌の状態が分かったら、それぞれのパーツに合った化粧水をたっぷり使用して保湿をし、潤いに満ちた肌作りをしましょう。ここでポイントになるのが、潤ったサイン。潤いがしっかり肌に行き渡ったというサインは、肌の表面がひやっとして、内側から肌のハリを感じられることです。しっかり保湿をしたあとは、油分(乳液・クリーム)でフタをすることも忘れないようにしてくださいね。保湿した水分を逃がさないための重要なステップです。乳液やクリームも同様に、テカリが気になる部分はさっぱりタイプの乳液、乾燥が気になる部分にはしっとりタイプの乳液やクリームを使用すると良いでしょう。

毛穴引き締めアイテムも上手く使いましょう

毛穴が気になる場合は、通常のスキンケアの工程の最後に、毛穴を引き締める「収れん化粧水」をコットンにつけて、パッティングするのもオススメです。全体にパッティングするのではなく、皮脂の分泌が気になる部分のみに使用するのがオススメ。「化粧水」とついていますが、普段の化粧水のような用途で使うと、より乾燥を招いてしまう恐れがあります。収れん化粧水を使う場合は、いつも以上に化粧水でしっかり保湿し、油分でフタをした後に、優しくパッティングするようにしてください。乾燥肌や敏感肌の方には、あまりオススメしていませんが、使用したい場合は、肌への負担の少ないアルコールフリーのものを選ぶようにしましょう。

ベースメイクアイテムも季節や肌に合わせて

夏が近づくと、皮脂によるテカリ防止効果のある化粧下地が多く店頭に並びます。皮脂を吸収してくれる有難いアイテムなのですが、顔全体に使用すると頬などが乾燥してしまうことも。また、その乾燥をカバーしようと、逆に皮脂の分泌が酷くなってしまったり、肌がカサカサになってしまったりする恐れがあります。こちらもスキンケア同様、Tゾーンだけに使用するなど、パーツごとに化粧下地を使い分けることをオススメします。
また、油分の多いクリームファンデーションは、夏に使用するとメイク崩れしやすいので、あまり向いていません。油分の少ない夏用のファンデーションや、水ファンデーションを使用すると良いですね。
さらに、厚塗り・重ね塗りもメイク崩れを招く原因となります。下地を塗り、ファンデーションを塗った後、一手間加えることで厚塗りを防ぐことができます。方法は簡単。それぞれを塗った後に、何もついていないスポンジなどで、余分についてしまった下地やファンデーションを取るように軽くおさえます。この一手間を加えるだけで、化粧持ちが違ってきますよ。ぜひお試しください。
仕上げにシルクパウダーやベビーパウダーなどをブラシで軽く塗布すると、サラサラ肌が持続しやすくなります。

汗を抑えるテクニック

皮脂だけではなく、汗もメイク崩れの大きな原因となります。また、汗をかいてそのままにしていると、肌トラブルにも繋がってしまうため、上手く対処していきましょう。例えば、暑い日は、ガーゼやハンカチなどで包んだ保冷剤を用いて、肌の表面温度を下げる首の横や脇などを冷やすと、汗を抑制できます。こまめに汗を拭き取ることで、メイク崩れの防止にもなり、肌への負担も最小限に抑えられますよ。
以前、ご紹介したコラムにも詳しく書いていますので、ぜひこちらもご覧ください!

夏のメイク崩れには、肌の状態に合った対策をしていくことが必要です。ぜひ夏本番になる前にご自身の肌の状態をよく観察し、夏用に出ているコスメアイテムなどを準備して、夏を迎えましょう。

今回の内容以外のことでも、聞いてみたいことなどがあれば、『WeShare Beauty』のコミュニティにお気軽にコメントしてくださいね。

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。