MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.145
日焼け止め&化粧下地、重ね使いのポイントとは?
イメージコンサルタントの村田藍です。春の日差しを心地良く感じる季節になりましたね。しかし、紫外線の量が多くなるのもこの時期から。紫外線対策のために、普段から日焼け止めを塗っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は「日焼け止めと化粧下地はどちらが先?」「両方塗らないといけないの?」といった、メイクレッスンでもよくいただく質問にお答えしていきます。
日焼け止めと化粧下地、それぞれの役割
まず、日焼け止めと化粧下地、それぞれの役割についてご紹介します。日焼け止めはその名の通り、紫外線から肌を守るために使うものです。なお、日焼け止めの選び方についてはこちらの記事でも詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
続いて、化粧下地の役割はさまざまですが、大きく
- ファンデーションの密着性を高める(持ちをよくする)
- 肌の凸凹や色ムラを補正する
- ファンデーションから肌を守る
といわれています。
その他、紫外線を防ぐ・皮脂の分泌を抑制する・肌色を補正するなど、さまざまな役割をもった化粧下地があります。ご自身の肌の悩みや状態に合わせて、化粧下地を選んでみてくださいね。
両方使う場合の使用順は?
では、日焼け止めと化粧下地の役割が分かったところで、両方のアイテムを使用する場合、どちらを先に使うとよいかという本題に入ります。
(1)化粧下地 → 日焼け止め → ファンデーション
(2)日焼け止め → 化粧下地 → ファンデーション
一般的なのは、(2)の順番。化粧下地の役割がファンデーションと肌の密着性を高め、化粧のノリや持ちをよくすることと考えると、(1)の順番にしてしまうと、化粧下地の効果が薄まり、化粧崩れの原因になってしまう可能性があるからです。ただし、商品によっては、日焼け止めの前に化粧下地を塗ることを推奨しているものもあります。気になる方は、商品を購入される際に美容部員の方などに確認しておくと安心ですね。
必ず両方使わなければならない?
「日焼け止めと化粧下地は両方使わないといけないの?」こちらもメイクレッスンの際に多い質問です。まず、ご自身が使用している化粧下地が、日焼け止め効果が入っているものかどうかを確認しましょう。商品や箱に「SPF」や「PA」などの表記がある場合は、紫外線を防止する成分が入っています。十分な紫外線防止成分が入っていれば、化粧下地のみの使用でも問題ありません。SPF・PAなどの表記がない場合は、日焼け止めと併用しましょう。ただし、SPFの数値が少ないプロテクト効率が低い化粧下地の場合(SPF10以下)、少しのお出かけであれば問題ありませんが、日差しが強い日や長時間の外出の際には、SPFの数値が高めの日焼け止めと併用することをオススメします。
紫外線をしっかり防御したい時は重ね塗りを
海やキャンプなど長時間日光の当たる場所にいく予定がある時や、しっかり紫外線対策をしたい方は、日焼け止めと化粧下地を重ね塗りすることで、塗りムラを防ぐことができます。注意点として、日焼け止めと化粧下地の相性が悪いもの(油分や保湿成分が多めのものなど)を重ね塗りすると、化粧崩れしやすくなる可能性があります。使用するアイテムの特性を確認したうえで重ね塗りするようにしてください。もし化粧崩れが気になる場合は、日焼け止め効果のある化粧下地とファンデーションのW使いを試してみてくださいね。
こまめに重ね塗りするのが一番
紫外線対策として一番効果的なのは、日焼け止めをこまめに塗り直すことです。しかし、メイクをした状態で、日焼け止めを塗り直すのは、なかなか難しいですよね。化粧崩れが酷い場合は、軽くメイクオフしたあとに日焼け止めを塗り直ししましょう。乳液を含ませたスポンジやコットンなどを、トントンと軽く肌にあて、簡単にメイクオフします。ひと手間にはなりますが、オススメの方法です。
もし面倒だと感じる場合は、下記の方法なら手軽にできますのでお試しください。
- 日焼け止め効果のあるフェイスパウダーなどを重ね塗りする
- メイクの上から使える日焼け止めスプレーを使用する
美肌の大敵「紫外線」には万全の対策を
今回は、日焼け止めと化粧下地の重ね方についてお伝えしました。今回の記事を参考に、ご自身の肌のコンディションや化粧崩れの状態を見て、塗り方を工夫してみてくださいね。シミやシワの原因をつくるといわれている紫外線量が増えてくるこの時期、しっかり紫外線から肌を守っていきましょう。
まだまだお伝えしきれないことがたくさんありますので、質問がある方はお気軽にコメント欄から質問してくださいね。お待ちしています!
プロフィール
イメージコンサルタント・村田藍さん
国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。
- 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。