MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.136

冬の着ぶくれ問題を解消!着やせを叶えるスタイリング術

皆さん、こんにちは。イメージコンサルタントの工藤亮子です。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒さが厳しい日が続いていますね。防寒で厚手のアイテムをチョイスするときに、気になるのが着ぶくれ。少しでも寒さを和らげて暖かく過ごしたいけれど、モコモコと着ぶくれして野暮ったくなってしまうのは避けたいですよね。「着ぶくれせずに、着やせも叶えたい!」という希望を叶えるために、今回は、暖かさとおしゃれの両立ができる「脱・着ぶくれファッション」のポイントについてご紹介します。

高機能インナーを味方につける

「脱・着ぶくれファッション」の強い味方として、まず思い浮かぶのは、高機能インナー。いまや男女問わず、冬の防寒対策には必須のアイテムですよね。ヒートテックをはじめ、複数のメーカーが独自の発熱・保温効果をうたう商品を販売しています。

インナートップスでは、上に着るアイテムのデザインに合わせることができるVネック、深めUネック、レースのネック、ワイドネックなど、デザインが豊富になってきました。レースのものは、レイヤード(重ね着)して、あえてチラ見せするのもおしゃれです。ワイドネックデザインのものは肩を落として、オフショルダートップスと合わせると相性が良いです。

また、インナートップスだけでなく、レギンス、タイツ、靴下など種類も豊富なので、冷えやすいパーツに合わせて、高機能インナーをチョイスしてみてくださいね。

ただし、乾燥肌・敏感肌の方の場合は、ムレにくくかゆくなりにくい綿混の高機能インナーがオススメです。暖かいだけでなく、薄くてアウターに響きにくく、快適に過ごせるものが良いですね。

トレンドのニットを上手に着る

今年も流行しているアイテムといえば、オーバーサイズニット。ボリュームがあり、ゆったりとしたシルエットが特徴で、中に着込んだり、重ね着したりすることも可能ですが、一歩間違えると太って見えてしまうことも。

オーバーサイズニットの上手な着こなしは、スキニーデニムなどスッキリとしたボトムと合わせること。もしくは、まっすぐなIラインになるようなタイトスカートと合わせると、バランス良く着こなせます。

深いVネックのニットで、女性らしく鎖骨やデコルテを見せるのも、着やせには効果的。裾の前後差やサイドスリットでスタイルアップして見えるニットもトレンドなので、着ぶくれを恐れず、試着しながら確かめてみてくださいね。

骨格タイプを活用する

皆さんは自分の骨格に合うニットをご存知ですか?まずは、下記の記事を参考に、ご自身の骨格タイプを確認してみてください。

ストレートタイプの方が、すっきり見えるニットは、細い糸で編み目の細かいハイゲージで、Vネックの正統派なデザイン。カーディガンもVネックもしくはボタンのないIラインシルエットのものを。ふんわり、ゆったり、ルーズなシルエットのものは、着ぶくれして見える可能性があるので、気をつけましょう。

ウェーブタイプの方にとって、ニットは得意分野。高機能インナーの上にアンゴラやモヘアなどのふんわりしたニットを重ねれば完璧。ダボっとしている丈の長いものは、野暮ったく見えてしまうことがあるので、気をつけましょう。

ナチュラルタイプの方は、編み目の粗いローゲージで、ハイネックでラフなデザインが似合います。トレンドのオーバーサイズニットもお似合いです。ワンピースの上にニットを重ねたり、シャツに重ねたりして、おしゃれ上級者のスタイリングに挑戦してみてください。

上下の色にメリハリをつける

トップとボトムの色にメリハリをつけるのも、色の違いの効果で引き締まって見えるため、着ぶくれ解消につながります。上半身を白、ベージュ、ライトグレーなどの明るい色にして、下半身をブラック、ネイビー、ブラウンなどの濃い色にするのは、着やせの基本。

もし一歩進んだおしゃれ感を出したい場合には、上下の配色を逆にしてみましょう。上半身を濃い色で引き締め、下半身を明るい色にすることで、メリハリをつけつつ、おしゃれ感をアップさせることができます。簡単に取り入れられる配色の効果を、ぜひ試してみてくださいね。

着方をひと工夫する

着やせを叶えるためには、洋服を「ただそのまま着る」だけではなく、着た後に少しアレンジを加えることがポイントです。といっても、難しく考える必要はありません。例えば、下記のようなアレンジ方法があります。

  • ニットの袖を少し上にあげて、手首を見せる
  • ニットワンピースにベルトを巻いて、Iラインのシルエットにする
  • トップのニットやブラウスをスカートやパンツにインにして、ウエストの位置をしっかり見せる
  • コートの前を開け、中のIラインを見せる
  • コートの前を閉じ、ベルトでウエストラインを強調する

洋服をそのまま着て終わりにするのではなく、着こなしにアレンジを加えると着ぶくれ感が減り、着やせが叶いますよ。ほんのひと工夫を加えるポイントです。

今後のトレンドにも注目

最後に、今後のファッションのトレンドについてですが、ここ数年続いていた「大きめのシルエット」のトレンドから、今年は変化がありそうです。今後は「きれいめできちんとしたシルエット」にトレンドが移行しそうな予感。

店頭の商品もだんだんと、大きめのシルエットからジャストサイズに変化していくことが予想されるので、お買い物の際には必ず試着して、サイズを確認してくださいね。

まだまだ寒い毎日が続きます。「脱・着ぶくれファッション」で着やせを叶え、スタイリッシュなファッションを目指していきましょう!

今回の記事以外のことでも、聞いてみたいことなどがあれば、「WeShare Beauty」のコミュニティにお気軽にコメントしてくださいね。

プロフィール

イメージコンサルタント・工藤亮子さん

パーソナルカラー診断や骨格分析、ショッピングの同行などを行っている工藤さん。これまでに9000人を超える方々と接してきた経験をベースに、経営者、起業家、政治家、芸能人、文化人、男女エグゼクティブのイメージ戦略、自分らしく生きたい女性の魅せ方まで、幅広く支援。また、協会、NPO法人などのブランディング、省庁、行政のHPコーディネート、スタイリスト向けの教材開発なども手がけています。

  • 工藤亮子さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。