MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.86

花粉症とスキンケアの関係

今年は花粉の飛散量が例年よりかなり多いと言われています。花粉症といえば、鼻水・目のかゆみなどの症状が目立ちますが、花粉によって顔がかゆくなったり、赤くなったりなど、肌のトラブルに悩まされている方も少なくありません。そこで今回は、花粉による肌荒れのメカニズムや対策をお伝えしていきます!

なぜ花粉で肌荒れが起きる?

私も10年くらい前までは、花粉が飛散する時期に化粧水がしみて、肌が炎症してしまい、痛くて肌に何も塗れないという経験をしたことが何度もありました。今は日頃からしっかりとスキンケアをしているので、花粉が飛ぶ季節でも肌荒れの心配がなくなりました。
では、なぜ花粉で肌が荒れるのか。それは、冬から続く肌の乾燥で、肌の「バリア機能」が低下しているからです。外部からの刺激を受けやすくなっている状態の肌に花粉が付着すると、刺激を受けやすくなってしまい、肌がかゆくなったり、化粧水がしみたり、赤く炎症したりと、肌トラブルに繋がってしまいます。

紫外線も原因に!?

3月になると紫外線量がぐんと増え、残暑(9月頃)と同等の紫外線量になります。体感よりも多い量だと思いますよね。
なぜ、紫外線が春の肌荒れの原因のひとつなのか。それは、肌の「保湿機能」を低下させるからです。紫外線は、角質層の保湿成分を奪って乾燥を促してしまうので、肌の「バリア機能」を低下させてしまうのです。ですから、日頃から肌に負担の少ない日焼け止めを塗って、しっかりと紫外線対策をしましょう。数ある日焼け止めのなかでも、紫外線吸収剤が入っていないものが比較的肌に優しく、敏感肌の方にもオススメです。

肌の「バリア機能」をアップさせるには

肌の「バリア機能」をアップさせるには、何より「保湿」が重要です。このコラムでも度々オススメしている、「ひたひたコットンパック」で、しっかり肌に水分補給をしてあげて、潤いを閉じ込めていきましょう。コットンパックの方法については、下記のコラムも参考に、ぜひ試してみてくださいね。

肌の状態が不安定な方は、敏感肌用の化粧水でコットンパックを行ってください。もし、使用中に少しピリピリするなど、違和感を感じた場合は、無理せずに使用を中止しましょう。

花粉はつけない!ついたらすぐに落とす

花粉による肌荒れの予防として、花粉を肌につけないことも効果的です。外に出るときにマスクを着用するだけでも、肌への付着は軽減されます。ただ、室内などで長時間マスクを着用すると、肌とマスクが擦れてしまい、それが刺激になってしまうので、外に出るときだけマスクをすることをオススメします。
また、家に戻ったらすぐに顔を洗って、花粉を落とすことを心掛けましょう。肌は決して擦らないように、優しく洗顔してくださいね。

肌荒れした時の応急処置

しかし、いろいろ心掛けても、化粧水がしみて、肌が炎症して痛くてどうしようもない!という時は、化粧水やクリームなどあれこれ試さずに、ワセリンなどで保護膜を作って、数日肌を休めてあげることをオススメします。もちろんメイクは控えてくださいね。ワセリンにもいくつか種類がありますが、不純物の少ない「白色ワセリン」がオススメです。ですが、ワセリンはあくまでも応急処置。翌日になっても炎症やヒリヒリが治まらない場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

いつでも万全なお肌の状態をキープしましょう!

肌が荒れてしまってからでは遅いので、冬の段階から常に保湿をたっぷり行い、「バリア機能が正常な肌」をキープすることが大事です。アレルギーにも耐えられるトラブル知らずの肌を作っていきましょう!

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。