MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.69

冬を乗り切るスキンケア

冬は1年の中で、乾燥やお肌のトラブルが目立ちやすい季節です。乾燥した肌をそのままの状態にしていると、シミ、シワ、くすみなど、肌の老化現象が加速してしまう原因にもつながってしまいます。今回は冬を乗り越えるためのスキンケアのポイントをご説明します。

なぜ冬は乾燥するのか?

まず、冬は湿度が低いので、肌が乾燥するということが大きな原因です。また、外気温が下がることで皮膚の温度も下がり、天然の保湿クリームである「皮脂」の分泌量が減ることも原因のひとつと言われています。
そして、エアコンの風もお肌にとっては大敵!洗濯物に風を当てると乾くのが早いのと同じように、肌の水分もどんどん奪われていってしまうので、直接エアコンの風が当たるような環境は極力避けましょう。

皮脂を落としすぎないコツ

乾燥を防ぐにはたっぷりと保湿することが大事ですが、それ以前に「皮脂を落としすぎないこと」も重要です。クレンジングや洗顔後に顔が突っ張るようであれば、皮脂を取りすぎている可能性が高いので、洗浄力が弱めのクレンジングに変えてみましょう。
また、冬のお風呂は寒いので、高めの温度(40度以上)でシャワーを浴びたり、入浴してしまいがちです。熱いお湯は皮脂を奪ってしまうので、顔を洗う時だけでもぬるま湯に切り替えるなど、皮脂を保つ工夫しましょう。

とにかく“保湿” が重要です!

乾燥している肌は、お肌の一番表面にある角質層の保湿成分や水分が不足している状態です。乾燥を防ぐには、角質層に水分をしっかりと行き渡らせる必要があります。
また、乾燥が深刻になると、外的刺激から肌を守る「バリア機能」が低下するので、化粧水がしみたり、肌が炎症したりする可能性があります。乾燥がひどい方は、敏感肌用の化粧水などを選んで、肌の様子を見ながら慎重に使用するようにしましょう。

コットンパックで手軽に潤い肌へ

乾燥対策として、簡単に肌に水分を与えられる「ひたひたコットンパック」をご紹介します。

  1. 化粧水をコットンがひたひたになるまで含ませます。(大判のコットンがオススメ)
  2. コットンを二枚に割きます。
  3. コットンを少し横に伸ばし広げて、両頬に貼ります。
  4. おでこや鼻にも同様にコットンを貼ります。

<ポイント>
化粧水が垂れてくるくらいコットンをひたひたにさせることがポイントです。垂れてきた化粧水は首やデコルテなどに塗って、同時にケアしましょう。
パックの時間は10分くらいが目安です。肌の内側からハリが出て、肌の表面がヒヤッとしたら肌に水分がしっかり入った証拠です。
パックの途中でコットンが乾いてきた場合には、化粧水を継ぎ足しましょう。そして、パックの後は、水分を逃さないよう、保湿成分が高い乳液やクリームを塗るのを忘れずに!
「コットンパック」については、以前ご紹介した「肌の秋老け対策」もご参照ください。

冬はコットンパックの前に一手間プラス

ひたひたコットンパックは年間通して取り入れてもらいたいケア方法ですが、冬はさらに「オイルケア」を取りいれることをオススメします。
方法は簡単!コットンパックの前に、アルガンオイルを塗るだけです。アルガンオイルは親水性があるので、化粧水の水分となじみやすく、より保湿効果を高めてくれます。特に乾燥するこの時期は、オイルをプラスして乾燥を防ぎましょう。

季節や肌に合わせてスキンケアを変えましょう

一年を通して同じスキンケアをしている方は要注意です。肌の状態は、気候や環境で日々変わります。毎日肌の状態をしっかり観察して、それにあったスキンケアを行うように心がけましょう。
乾燥がひどいと感じる時は、「セラミド」という保湿力の高い成分が入った化粧水がオススメです。
肌は生きているので、しっかりケアすればどんどん改善していきます。乾燥がひどいこの時期を正しいスキンケアで乗り越えていきましょう!

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。