MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.13

夏本番!紫外線の正しい知識と対策~前編~

みなさん、紫外線の正しい知識はお持ちでしょうか?
日頃、スキンケアレッスンの中で紫外線についてお話させていただくと、「え!!知らなかった!」と驚かれる受講生の方がたくさんいらっしゃいます。
紫外線対策をおろそかにしていると、今後のお肌に大きな影響を与えてしまいます。美肌になるには紫外線と上手に付き合う必要があるので、紫外線に対する正しい知識を身につけましょう!
全2回でお送りする第1回目は、紫外線がお肌に与える影響についてお話しします。

紫外線がお肌に与える影響は?

顔や手の甲に比べて、お腹や太ももの内側などの肌がキレイだなと感じたことはないでしょうか?これは紫外線が大きく影響しています。
実は肌が老化する原因のなんと8割が紫外線なのです!!!加齢による老化はたった2割。
生まれたての赤ちゃんは、どこを触ってもモチモチでキレイな肌ですが、紫外線を浴び続ける事でシミ、しわ、たるみ、肌のごわつきなど様々な肌トラブルとなって現れてきます。

2種類の紫外線が地上に届きます

地上に届く紫外線には、波長の長さが違う“紫外線A波(UV-A)”と“紫外線B波(UV-B)”という2種類の紫外線があります。
この2種類の紫外線は波長の長さが違うので肌に及ぼす影響も違ってきます。
それぞれの特徴や影響をお伝えしていきますね。

肌の深部まで届くUV-A

UV-AはUV-Bに比べてエネルギーは低いのですが、波長が長い紫外線なのでオゾン層や雲も通過しやすく、窓ガラスも通り抜けるので曇りの日や室内にいる時でも浴びてしまう紫外線です。
肌への影響としては真皮という肌の深部まで届き、肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンを壊してしまうのでシワやたるみなど化粧品では改善しにくい肌老化を引き起こします。
また肌が赤くなるなどの目に見える症状がない分、気付かぬうちにじわじわと肌にダメージを与えるので個人的にはUV-Aの方が怖い存在だと感じます。

肌が赤くなってしまうUV-B

UV-BはUV-Aに比べると波長が短く、地球に届く紫外線の約1割にすぎませんがエネルギーはとても高いので晴れた日に数時間浴びるだけで大きなダメージを与えます。
日光を浴びると肌が赤くなったり、水ぶくれになったりと、いわゆる“日焼け”を引き起こすのはこのUV-Bという紫外線によるものです。
またUV-Bはメラニンを過剰生成し、そのメラニンが蓄積されていくことでシミにつながります。

紫外線対策は夏だけでいいの?

夏は紫外線対策をされる方は多いのですが、実は紫外線は一年中私たちの元に降り注いでいます。
UV-Bは4月から7月にかけでどんどん増えていき、10月頃まで多く降り注ぎます。 冬になるとピーク時の1/5くらいの量にはなるので真冬に街中で真っ赤かに日焼けしたという人はだいぶ少なくなるのはこのためです。
ですがUV-Aは年間通して多く降り注いでいます。真冬でもピーク時の1/2~1/3くらいの紫外線量です。UV-Aは浴びても即効性や自覚症状がない分、年間を通して十分に対策する必要があります。

いかがでしたでしょうか? 紫外線は2種類あり、肌への影響が違います。
正しい知識を持って肌を紫外線から守りましょう。
次回は肌のためを考えた紫外線対策のポイントをお伝えしますね。

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。