MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.17

この夏、美術館の素敵なランチで特別なひとときを〜前編〜

今回は編集部の独自の目線で取材したコラムです。セミの鳴き声が響き、強い日差しが照りつける夏。ランチに行くなら静寂と涼を感じる美術館に併設されたレストランがオススメです。
2回にわたりお送りする前編は、展示会にちなんだ特別なメニューを提供しているレストランをご紹介します。

まるで宙に浮かんでいるような魅惑的な空間で本格フランス料理

ガラスの壁面が印象的な国立新美術館に併設された『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』。
フランス料理の巨匠、ポール・ボキューズ氏の味を継承するブラッスリー日本第1号店です。
国立新美術館を訪れるもう一つの楽しみを提供することを目指し、2007年にオープンしました。文化的な香りに包まれたユニークな空間の中で、ランチセットやコースのほか、展覧会にちなんだ特別メニューなど料理とアートのコラボレーションが楽しめます。

ルーヴル美術館展とコラボした特別なランチメニュー

国立新美術館で開催中のルーヴル美術館展を記念し、作品にちなんだ料理で構成した期間限定の特別なランチコースを堪能できます。
『ルーヴル美術館展 特別ランチコース<前菜+魚料理+デザート>  \5,184』

前菜は色とりどりの野菜で寄せ絵を模した美しい一皿

<前菜>『フランス産鴨フォアグラのソテーとリゾット ソース・モリーユ 色とりどりの野菜と共に』
<作品>ジュゼッペ・アルチンボルド《春》1573年 © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi /distributed by AMF-DNPartcom

ブラックオリーブで王太子の軍服を表現した魚料理

<魚料理>『ブラックオリーブ風味のスズキのポワレ にんにくのクロケットとトマトのセッシェ オレンジ風味のブールブランソース』
<作品>ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 《フランス王太子、オルレアン公フェルディナン=フィリップ・ド・ブルボン=オルレアンの肖像》1842年 © Musée du Louvre, Dist. RMN-Grand Palais / Angèle Dequier /distributed by AMF-DNPartcom

桃のコンポートから連想するヴィーナスの優しい微笑み

<デザート>『桃のコンポートとジュレ ヴァニラ風味のアイスクリーム フランボワーズのクーリー・アーモンドのチュイル』
<作品>レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《ヴィーナスとキューピッド》 1657年頃 © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

国立新美術館では9月3日(月)までルーヴル美術館展を開催

ルーヴル美術館展は、パリにあるルーヴル美術館の全8部門から選りすぐられた約110点の作品を通して、肖像の社会的役割や表現上の様々な特質を浮き彫りにします。
人の似姿を描出する肖像は、古代以来の長い歴史をもつ芸術ジャンルです。3000年以上も前の古代メソポタミアの彫像や古代エジプトのマスクから19世紀ヨーロッパの絵画・彫刻まで、数々の肖像の名品が集結しています。

展覧会名:『ルーヴル美術展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか』
会期:2018年9月3日(月)まで。毎週火曜日休館※ただし8月14日(火)は開館。
会場:国立新美術館 企画展示室1E 東京都港区六本木7-22-2
URL:http://www.ntv.co.jp/louvre2018/

<作品> ヴェロネーゼ(本名パオロ・カリアーリ) 《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》 1560年頃 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado /distributed by AMF-DNPartcom

『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』

<住所>東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館 3F 

<アクセス>
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口より徒歩約5分
東京都大江戸線 六本木駅 7出口より徒歩約4分

<電話番号>03-5770-8161

<営業時間>
ランチ11:00〜16:00(L.O.)
ディナー16:00〜21:00(19:30L.O.) ※金曜日は22:00(20:30L.O.)まで 火曜定休日(祝日の場合は翌日に振替)

<URL>

新鮮なフルーツや野菜が盛りだくさん!美味しくて健康的なランチ

フォーエバー現代美術館 祇園・京都は、畳に座って作品を鑑賞できる美術館。
その館内にあるカフェが『KYOTO GION MUSEUM CAFE produced by NORTHSHORE』です。
日本全国のみならず、世界各国から厳選した新鮮なフルーツや野菜をふんだんに使用したメニューが充実。
およそ100席ある店内は、気取らずくつろげる気持ちのいい空間で、身体と心を豊かにするランチが味わえます。カフェは、美術館来館者のみが利用できます。

草間彌生展にちなんだ水玉メニューが話題!

日替わりランチにはオリジナルの限定和菓子『座・パンプキン』がのったプレートが楽しめます。
『座・パンプキン』は草間彌生の代表的モチーフ、”南瓜”をイメージ。白餡に裏ごししたカボチャを混ぜて炊いたカボチャ餡を使った、ここでしか味わえない可愛い和菓子です。
『日替わりランチ(ドリンク付き)¥2,000 ※写真はフリフリグリルチキン』

フォトジェニックな水玉モチーフのあんみつ

白い白玉と、赤いレッドカラントという実で水玉を表現。底にあんこやパイナップなどを隠したフレッシュで甘酸っぱいあんみつです。器も水玉で世界観が統一されているので、SNSに投稿したくなるアートなデザート。
『LOVE FOREVER あんみつ \700』

草間彌生作品123点を公開!永遠の南瓜展を開催中

フォーエバー現代美術館 祇園・京都は、草間彌生の代表的なモチーフの一つ”南瓜”の作品を一挙に集めた『南瓜の間』を新設。
南瓜の作品は、「実際の南瓜がそれぞれ豊かな表情を持っているように、わたしの南瓜だってどれ一つとして同じではない。」と草間彌生氏が語るように、実に様々な形、色、素材で制作されてきました。南瓜作品の永遠の変化の軌跡を見ることができ、どれ一つとして同じではない南瓜の世界を楽しめます。

展覧会名:『フォーエバー現代美術館コレクション 草間彌生 永遠の南瓜展 Yayoi Kusama Pumpkin Forever』
会期:2019年2月28日(木)まで。無休(年末年始を除く) 
会場:フォーエバー現代美術館 祇園・京都 京都府京都市東山区祇園町南側570-2
URL:https://fmoca.jp/

『KYOTO GION MUSEUM CAFE produced by NORTHSHORE』

<住所>京都府京都市東山区祇園町南側570-2 フォーエバー現代美術館 祇園・京都内

<アクセス>
京阪本線 祇園四条駅7番出口より徒歩約8分
阪急京都線 河原町駅 1番出口より徒歩約10分

<電話番号>075-525-7707 

<営業時間>10:00〜18:00(入館は17:30まで) 無休(年末年始を除く)

<URL>

いかがでしたか。世界的に有名なアートからインスピレーションをうけた料理を楽しめるのは、美術館に併設されたレストランならでは。後編は素材と味にこだわったランチを味わえるレストランをご紹介します。

  • 価格はすべて税込み表記です。