産業保健師スタッフ向け 研修レポート
[ウェビナー開催]
2021年3月22日
コロナ禍におけるメンタルケア―産業保健現場で働く医療職のために―
講師:藤掛弘美先生(株式会社セーフティネット 主任カウンセラー マネージャー)
2021年2月3日、これまで20年以上にわたり、企業でのメンタルヘルス支援2000事例に関わってこられ、またコロナ禍においても最前線でカウンセリング対応をされている株式会社セーフティネットの産業カウンセラーの藤掛先生をお招きし、「コロナ禍におけるメンタルケア」セミナーをオンラインにて開催いたしました。
コロナ禍においてメンタルヘルス対応をされている産業看護職の方を中心に全国から164名の方にご参加いただきました。セミナーでは以下のアジェンダに沿って、コロナ禍におけるメンタルヘルスの現状認識の整理とよくあるケースの具体的な留意点についてご講義いただきました。また、セミナー申込者から事前アンケートでお寄せいただいた対応に苦慮されている事例についても、実体験を基に具体的な対応方法をアドバイスいだきました。
【アジェンダ】
・新型コロナウィルス感染症がもたらす様々なリスクについて
・プライマリヘルスケアを担う、保健師の重要な役割について
・ストレス反応に対する基本的な対応について
・相談を受けるその前に
・効果的なリスクコミュニケーション
・メンタルヘルスファーストエイド
・業務上のお悩みQ&A
- コロナ禍においては、地球上のすべての人が被災者でもあり、相談対応をする産業看護職自身もその一人であること。
- 相談を受けるその前に、まずは自身の心身の健康状態に関しても、十分留意することが重要であることを改めて確認する機会ともなりました。
本研修が、産業保健の最前線で活躍される皆様にとって、一人で抱え込まずに、この難局を共に乗り越えていくための一助となれば幸いです。
【参加者の声】
- 具体的対応についても教えていただけたので、今後の業務に取り入れて行きたいと思います。
- 大変得るものの大きいセミナーでした。特に事例でのアセスメントプロセス、実際の声掛けなど普段聞けない内容が聞けたことは有意義でした。
- カウンセリングは傾聴能力が必要とは知っていたが、質問能力も必要だということが分かった。また、実際の事例を聞けて参考になった。
- とても勉強になりました。ヘビーな相談がある時には、考え込み、思い悩む事もありましたが、自身の精神衛生もケア出来る力をつけていきたいと思いました。
- これから何を従業員の方に発信していけばよいかのヒントがもらえた。
株式会社パソナ メディカル健康経営本部 |
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