皆さん、こんにちは。イメージコンサルタントの工藤亮子です。日差しが徐々に強くなってくると、気になるのが紫外線ですよね。紫外線による日焼けは、シミやそばかすの原因になるだけでなく、炎症を起こしたり、シワやたるみといった肌の老化を加速させたりしてしまいます。
そこで今回は、日焼け防止をはじめ、熱中症予防にもなる紫外線対策に効果的なファッションアイテムをご紹介します。

最近、日常的に日傘を利用する女性が増えましたよね。日傘には紫外線対策としてUVカット加工が施されています。そのため、日傘を選ぶ際は、UVカット率が高いものを選ぶようにしましょう。よく「黒い日傘が最も紫外線をカットする」と言われていますが、重要なのは日傘の表側の色よりも、UVカット率や遮光率です。
ただ、同じ生地であっても、淡色の傘は濃色の傘よりも光の透過性が高いため、紫外線対策を重視するなら、できるだけ濃い色の傘を選ぶと良いでしょう。なお、日傘の内側の色は、照り返しによる光の反射を防ぐ効果があるため、黒色がオススメです。
また、日傘の表面のUVカット加工は、使用するほど剥がれていき、経年劣化を起こします。UVカット率を維持できるのは、平均1年～2年が限度だと言われているため、長年愛用している場合は、買い替えも検討しましょう。最近では、UVカット加工を後から施したものではなく、生地そのものが遮光素材というような日傘もあります。経年劣化が気になる場合は、そちらがオススメです。

帽子も紫外線対策には欠かせない、気軽に取り入れることができるアイテムですよね。
屋外でのスポーツではキャップをかぶる方も多いですが、日焼けしがちな顔や首元をしっかりとカバーするためには、つばが広め（つばの幅が10cm以上）の帽子がオススメ。
強い日差しは頭皮の日焼けや乾燥をもたらすだけでなく、熱中症を引き起こす恐れもあります。自転車に乗る際やリゾートやフェスに行く際など、長時間強い日差しを浴びる恐れがある場合には、機能性も優れているアウトドア用の帽子がオススメです。帽子のつば裏が黒いものは、日傘と同じく照り返しによる光の反射を防ぐ効果もあるため、選ぶ際に参考にしてみてくださいね。

目から紫外線が入ると、脳が周囲の日差しが強いと判断し、身体を守るためにメラニンを生成するように指令を出してしまい、それがシミの原因になると言われています。
また、長時間紫外線を浴び続けると、角膜がダメージを負い、炎症が悪化したり、充血したりといった、眼病を引き起こすリスクを高めてしまうそうです。そのため、目元もしっかり紫外線対策をすることが大切です。
とはいえ、全てのサングラスやメガネのレンズに、UVカット加工が施されているわけではありません。紫外線対策のためには、レンズの色で判断するのではなく、必ずUVカット加工がされているサングラスを選びましょう。さらに大きめのレンズであれば、シミができやすい頬骨の高い部分もカバーすることができますよ。

皆さんはラッシュガードと呼ばれている羽織りものをご存知ですか？本来、サーフィンなどのマリンスポーツ用のアンダーウェアとして、肌を保護したり、体温の低下を防いだりする目的で着用されていたものです。その後、オシャレな羽織りもののタイプも増え、海や屋外プールなどの水辺のレジャーや、キャンプやスポーツ観戦、フェスなど、炎天下に長時間いる場合の紫外線対策として重宝されるようになっています。一般的に、長袖のパーカータイプが主流で、フードで首の日焼けを防ぐことができます。袖が長く指に穴が開いているタイプであれば、手の甲の日焼けまで防止できますね。ゆったりとしたシルエットであれば、体のラインが気になる方の体型カバーにも有効です。
ほかにも、ひんやりして涼しい着心地の接触冷感機能がついた、UVケア効果のあるカーディガンなども登場しています。状況に合わせ、気軽に羽織れるアイテムで、しっかり紫外線をガードしましょう。

日傘を使っても、ノースリーブの腕の日焼けが気になる…ということもあるかもしれません。紫外線の完全ガードを狙うならば、肩までしっかりカバーしてくれる完全遮光アームカバーを着用するという方法もあります。また、首の後ろも案外無防備で日焼けしやすい部分。アームカバーと同じく完全ガードを狙うならば、首元を守ってくれるUVネックカバーやスカーフを巻く、耳まで隠れるUVマスクなどを使うといった方法もあります。他のアイテムと一緒に使うことで、より高い紫外線防止効果を得られるでしょう。

今回は紫外線対策に効果的なファッションアイテムについてご紹介しました。うっかり過ごしていて、気がつかないうちにシミやそばかすができてしまっていたらショックですよね。今回ご紹介したような使いやすいUV加工のファッションアイテムなどを取り入れて、無理なく紫外線対策をしていきましょう。

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