MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.137

クレンジングオイルの選び方と使い方

皆さん、こんにちは。イメージコンサルタントの村田藍です。冬から春へと移りゆく、季節の変わり目に気をつけたいのが、肌のコンディション。肌のケアというと「保湿」を連想される方が多いかもしれませんが、実は「クレンジング」も重要だということをご存知でしょうか?メイクを落とす際に使用するクレンジング剤は多種多様で、ミルク・ジェル・クリーム・バーム・オイルなどさまざまなタイプがあります。皆さんは普段どんなクレンジング剤を使ってメイクを落としていますか?
そこで今回は、さまざまなクレンジング剤の中から、使用している方も多い「クレンジングオイルの選び方と使い方」についてご紹介します。

クレンジングオイルは肌に良い?悪い?

皆さんはクレンジングオイルについて、どんなイメージを持っていますか?

  • 洗浄力が高く、メイクを落としやすい
  • 滑らかな指どおりで使いやすい
  • 肌に負担がかかりやすい
  • 肌が乾燥しやすい

など、人によってさまざまな印象を持っているのではないでしょうか。
確かに、洗浄力が高い分、成分によっては、肌に負担がかかり、乾燥を招いてしまう可能性があるものもあります。しかし、ポイントを抑えれば、肌への負担を最小限に抑えることもできます。

クレンジングオイルの種類と特徴

クレンジングオイルの種類は大きく分けて3種類あり、ミネラルオイル系・エステル系・植物油脂系に分けられます。ミネラルオイル(鉱物油)は洗浄力が強く、メイクを簡単に落とせるというメリットがあります。ただ、その分、メイクと同時に肌を守る皮脂や潤い成分までも洗い流してしまうことがあります。
エステル系(合成油)のオイルも、ミネラルオイルに比べると肌への負担は軽減されますが、乾燥肌や敏感肌の方が使用し続けると、より乾燥を招いてしまう可能性があります。

一方、植物油脂は植物由来のオイルで皮脂と成分が似ているので、他のオイルに比べると皮脂を取りすぎることなくメイクを落とすことができるでしょう。

スキンケアで化粧水より重要なのは?

美容のお仕事をしていると、周りの方から「化粧水は何を使っていますか?」と質問を受けることが多々あります。この質問から、皆さんの化粧水への関心度が高いことがわかります。
しかし、私の意見としては、スキンケアでは化粧水よりクレンジング剤選びが大事だと考えています。クレンジング選びをおろそかにして、メイクと一緒に肌に必要な潤いまで落としてしまい、化粧水や美容液などで失った潤いを補うという「プラスマイナスゼロ」のスキンケアになってしまっている方も多いようです。「与えるスキンケア」よりも「守るスキンケア」を意識することが美しい肌作りには重要です。

「守るスキンケア」のポイント

多くの方がクレンジングや洗顔を毎日されていると思いますが、実はこの2つは肌にダメージを与えてしまうものでもあるんです。たとえ小さいダメージでも日々の肌への負担が蓄積され、肌トラブルにつながっていきますので、いかにクレンジング・洗顔の負担を軽減し、皮脂や潤いを守るかがポイントになってきます。

たとえば植物油脂でできたクレンジングオイルの場合、メイク落としの後に洗顔をしなくてもよい、ダブル洗顔不要なタイプもあります。洗顔も洗いすぎると皮脂を奪ってしまう原因になるため、乾燥が気になる方はダブル洗顔が必要ないクレンジング剤を使用して「守るスキンケア」を行っていただくことをオススメします。

クレンジングの際の注意点

クレンジングの選び方と同様に、クレンジング方法もとても重要です。大切なポイントを3つご紹介しますので、クレンジングの際、実践してみてくださいね。

  • 時間をかけすぎない
    クレンジング剤や洗顔料を肌にのせる時間が長ければ長いほど、肌に負担がかかってしまいます。そのため、肌にのせる時間は30秒から長くても1分以内を目安にして、すすぎは時間をかけて行いましょう。
  • 擦らない
    肌の一番表面にある角質層は約0.02ミリととても薄く、摩擦はさまざまな肌トラブルに繋がってしまいます。肌をゴシゴシと擦らないよう、丁寧に洗ってくださいね。
  • ぬるま湯で洗い流す
    潤いを守ってくれる皮脂はお湯で簡単に流れ落ちてしまい、肌の乾燥を招いてしまいます。反対に水で洗い流した場合、クレンジング剤やメイクの油分が落ちない可能性もありますので、ぬるま湯で洗い流しましょう。

また、アイメイクなどをしっかりされている場合は、無理にクレンジング剤で落とそうとせず、ポイントメイクリムーバーで丁寧に落としてからクレンジングをしましょう。目は皮膚がとても薄いので、少し力を加えただけでも色素沈着やシワ・たるみの原因になってしまうので要注意です。

今回ご紹介したポイントは、クレンジング剤の種類に関わらず、共通して言えることです。いくら肌に負担の少ないクレンジング剤を選んだとしても、このポイントが押さえられていないと、美肌への道は遠のいてしまいます。ぜひ日頃から意識してみてくださいね。

クレンジング選びに迷ったら・・・

クレンジング剤はたくさん種類があるので、何を使ったらよいか迷ってしまう方も多いと思います。また、人によって肌質が異なるため、万人に合うクレンジング剤はなかなかありません。肌の潤いを落としすぎないタイプのクレンジング剤をいろいろと試してみて、自分に合ったものを探してみてくださいね。普段クレンジングオイルを使用している方も、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
まだまだお伝えしきれないことがたくさんありますので、質問がある方はお気軽にコメント欄から質問してくださいね。お待ちしています!

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。