皆さん、こんにちは。イメージコンサルタントの工藤亮子です。年末年始の慌ただしさから、ようやく普段の暮らしに戻ってきましたね。本年もよろしくお願いいたします。
さて、寒さが続くこの時期の着こなしに欠かせないのが、ブーツ。「歩きやすさ」と「防寒」と「オシャレ」が同時に叶うブーツがあれば、寒い冬の外出も楽しくなりますね。
ブーツは種類が豊富にありますが、ボトムとの相性が重要なポイントのひとつです。そこで今回は、この冬のブーツ選びとコーディネートのポイントをご紹介します。今後の参考にしてみてくださいね。

ブーツを長さ別にみていくと、大きく「ショートブーツ」「ミドルブーツ」「ロングブーツ」に分類されます。

＜ショートブーツ＞
　トップのラインがくるぶしより上で、足首が隠れる程度の長さのブーツのこと。
＜ミドルブーツ＞
　トップのラインがふくらはぎくらいまでの長さのブーツのこと。
＜ロングブーツ＞
　トップのラインが膝あたりか、それ以上の長さのブーツの総称。

ここ数年は、ショートブーツのバリエーションが豊富で、ロングブーツはやや影をひそめていました。ショートブーツは、普通の靴に近い感覚で履くことができるので、コーディネートをしやすいことも特徴です。

ミドルブーツは、ブーツの長さがふくらはぎ辺りまでなので、場合によっては、脚が太く見えてしまう可能性もあります。ブーツを選ぶ際には、長さに注意して、必ず試着してみてくださいね。

ブーツを選ぶ時に気になるのが、スカートやパンツなど、ボトムとのコーディネートやバランスではないでしょうか。
ポイントは、ブーツを「馴染ませる」か「目立たせる」か、どちらにするか決めることです。

このどちらかを意識するだけで、ブーツコーディネートはグッと簡単になります。それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。

ブーツの定番といえば、「ブラック」のブーツですよね。スカートからタイツ、ブーツまで1色でつなげると、Iラインになるため、体型をスッキリと見せ、着痩せ効果を狙うことができます。

また、今シーズン数多く見られる「キャメル」のブーツや、昨年から人気の「グレージュ」のブーツは、同系色のベージュやアイボリーのスカートやパンツ、ストッキング、ブーツまでをつなげると、上品で洗練された印象になります。スエードなどの素材で、艶をおさえることも馴染ませる場合に有効です。

ブーツを目立たせず、全体に馴染ませることで、調和の取れたコーディネートが完成します。特にスカートとブーツを合わせる時にオススメの方法です。

洋服がシンプルな日は、あえてブーツを主役にすることもできます。「パープル」などのカラーブーツは、大人っぽく個性的なコーディネートになります。また、レオパードやパイソンなどのアニマル柄のブーツは、モノトーンで暗くなりがちな冬のコーディネートのアクセントに。

「カラーブーツやアニマル柄はちょっとハードルが高い…」という場合は、サイドにバックルが付いているデザインのブーツや、千鳥格子のプリントのブーツなどを選ぶと、ブーツを目立たせながらも、上品な雰囲気になるでしょう。特にパンツとブーツを合わせる時にオススメの方法です。

引き続き、ショートブーツの人気が高く、お客様とのショッピング同行でロングブーツのリクエストをいただいても、店頭にほとんど置いていないという状況でした。ただ、洋服のトレンドがベーシックなスタイルに原点回帰しているため、足元にボリュームが出るようなロングブーツも復活の兆しが見られます。

最近のトレンドは、シンプルで上品なショートブーツか、ごつくてボリュームのあるカジュアルなショートブーツの二択ですが、防寒の視点で考えると、ロングブーツの種類が多くなると嬉しいですね。

さて、今回はブーツの選び方とコーディネートのポイントをお伝えしました。お気に入りのブーツを長く使用するためには、自宅でのケアも重要です。特に、ブーツの履きジワは、一度ついてしまうと消せないため、保管の際は、ブーツキーパーやシューキーパーで革の張りを保ちましょう。汚れはブラシで落とし、靴箱には除湿剤を入れることで、カビの発生を防げます。メンテナンスも忘れずに、ブーツと長くつきあっていきましょう！

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