MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.123

『パソナ ピンクリボンセミナー』イベントレポート

皆さん、こんにちは。今回は、10月4日にパソナグループJOB HUB SQUARE内「TRAVEL HUB MIX」で開催された『パソナ ピンクリボンセミナー「美・健康・心」〜乳がんや病気を未然に防ぎ、健やかに美しく過ごすために〜』のレポートをお届けします。セミナー第1部のテーマは「乳がんの基礎知識・セルフチェック」、第2部は「ストレスケア・健康・美容」の二部構成&懇親会。約100名の方が参加され、大盛況のうちに幕を閉じたイベントの様子をご紹介します。

第1部:乳がんの基礎知識

第1部は、2017年度ミス・インターナショナル日本代表の筒井菜月さんと、パソナグループ健康推進室 保健師の岡﨑彩乃さんの対話形式で進められました。「ピンクリボン運動とは」から始まり、「乳房の構造」、「乳がんの種類」、「乳がんのリスク因子」、「乳がん検診」について分かりやすく解説。今回は、セミナーの内容から、気になる「乳がんのリスク因子」についてご紹介します。

乳がんのリスク因子とは?

岡﨑さんによると、乳がんにかかりやすい人の特徴は、下記のように考えられていると言います。
当てはまる項目が多い方は、定期検診やセルフチェックを行うなど、心がけてみてくださいね。

■食生活に関連するもの

  • 閉経後の肥満
  • アルコール摂取(摂取量が増加するほどリスクが高い)
  • タバコを吸う
  • 糖尿病

■生活習慣や持病に関するもの

  • 乳腺濃度が高い
  • 出産経験がない
  • 初産年齢が高い
  • 授乳経験がない
  • 初潮年齢が早い
  • 閉経年齢が遅い

■遺伝に関するもの

  • 家庭内に乳がん患者がいる
  • 家庭内に卵巣がん患者がいる

月に1度、セルフチェック!

第1部の後半は、自宅で行えるセルフチェックの方法(お風呂の中・鏡の前・横になった状態の3パターン)を紹介しました。乳がん検診には、マンモグラフィーや超音波(エコー)検査がありますが、正しい方法でセルフチェック(自己検診)を行うことも重要です。閉経前の方は乳房が柔らかくなる月経終了後5〜10日間の間に、閉経された方は月に1回行うようにしましょう。そして、2年に1度は病院での検診がオススメです。

<セルフチェックの方法>

①鏡に向かい,腕を上げて,乳房の変形や左右差がないかをチェックする。
②渦(うず)を描くように手を動かして,指で乳房にしこりがないかをチェックする。
③仰向けになって外側から内側へ指を滑らせ,しこりの有無をチェックする。

セルフチェックで問題や異常がなくても、不安や気になることがあれば必ず医療機関を受診してください。セルフチェックは疾患の診断に代わるものではありません。

第2部:ストレスケア・健康・美容

続いて、第2部では、健康・美容カウンセラーの桜香純子さんが登壇。数多くのカウンセリング実績から、日々さまざまなストレスにさらされている女性の未病対策として、「心の仕組み」「思考の扱い方」「日々の簡単ケア」「食事」「ヨガ」などについて、ワークを交えてお話くださいました。その中から、「ストレスとの付き合い方」について、ご紹介します。

ストレスとの関わり方

「ストレスは、自律神経のバランスをしっかり整えることで、上手に付き合っていけます」と桜香さん。
ストレスには、物事を前向きに考えられる「良い捉え方」も、嫌だな・辛いなと考えてしまう「悪い捉え方」もあり、実は嬉しい・悲しいといった感情など、「良いことも、悪いこともストレスになっている」ことを知っておいてほしいとのこと。
そして、日々積み重なっていくストレスが、一番心身にとって良くないそうです。少しずつ蓄積されていくストレスは自分では気付きづらく、気付いた時には病気に発展しているというケースもあるそう。そのため、「冷えは万病のもと」という言葉があるように、「ストレスも万病のもと」と考え、ストレスを溜め込まないようにと注意喚起されていました。
そして、桜香さんがオススメの日常のケア方法についても教えてくださいました。

①発散(その日のストレス、その日のうちに!)

  • 入浴(20分)
  • 食事(ゆっくりした食事・楽しい食事)
  • アロマ(好きな香り)
  • 音楽(癒し)
  • ストレッチ・ヨガ(からだの巡りを良くする)
  • 趣味の時間を持つ
  • スマホ解放(睡眠1時間前はスマホを使用しない)
  • 涙活(笑うより効果があり。目安:1週間に1度ほど)

②根っこを摘む(ストレスの原因から解決)

根っこを摘むというのは、ストレスをストレスと感じなくすることだそうです。ストレスや悩みなどは、自分の捉え方を変えることで、ポジティブに向き合えるようになるとのこと。
その方法として、「楽しかった」「美味しかった」など、自分にとって「幸せ」「良かった」と感じたことをリフレインする方法をオススメしていました。その理由は、脳は防衛本能から、辛いことや苦しいことは記憶を残すのに対し、喜びや楽しいことは忘れやすいようにできているからだそうです。
日々感じたハッピーなことを毎日リフレインすることで、3ケ月~半年で捉え方が変わってくる方も出てくるのだそう。難しい方法ではないので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

イライラ解消!簡単経絡ヨガ

それでもイライラしてしまったら、早めに解消したいですよね。
「その日のストレス、その日のうちに」とお話しされていた桜香さんが、職場や自宅で簡単にでき、トイレなど狭い場所でも、さっとイライラを解消し、スッキリできる方法をご紹介!それは、体の側面を伸ばしていく経絡ヨガです。今回は、そのうちの1つをご紹介します。

<「肝」の経絡ヨガ>
①右手を真上に伸ばし、息を吸いきったら、ゆっくり吐きながら反対側に伸ばしていく。
 この時、右側の脇腹が伸びていることを意識してください。
②気持ちいいくらい伸びたら、ゆっくり元に戻します。
③同じように左手でも行います。

イライラ解消のほかに、眠りの浅い方にも効果があるそうなので、ぜひ試してみてくださいね。

和やかな懇親会

セミナー後の軽食付きの懇親会では、温野菜や、桜香さんオススメの薬膳「クコの実」入りのピンクの杏仁豆腐など、体に優しく目にも楽しい特別メニューを歓談しながらいただきました。

参加者の方々からは、 「健康について考える良いキッカケになりました!」 「知らないことがたくさんあって、ためになりました」「ストレスケアなど、すぐ実践できそうなことがたくさんあり楽しかった。さっそく試してみたいです!」など嬉しい声をたくさんいただきました。

昨今、ピンクリボン運動の広まりもあり、自分で自分の体を守るために、乳がん検診を受診する方も増えています。乳がんについての正しい知識や、第1部・第2部を通して学んだ『今日から始められる、ほんの少しの心掛け』を実践していただくことで、皆さんが健康で、自分らしく、人生を楽しんでくださるよう、「We Share Beauty」はさまざまな形で情報発信をしてまいります。

ピンクリボンセミナーの登壇者のご紹介

(左から)

桜香純子さん(健康・美容カウンセラー)

健康・美容のプロフェッショナルとして、エステティシャン・心理カウンセラー・セラピストとして、個人に寄り添うカウンセリング・トリートメント・セラピーを行う。2009年に女性向けサロン「サロン・ド・エンジェル・エンジェル」(銀座)開業。ダイエット・体質改善・心理カウンセリング・恋愛カウンセリング・カウンセラー養成講座など

筒井菜月さん(2017年度 ミス・インターナショナル)

11歳から弟とともに⻑野県の軽井沢町にある児童養護施設で育つ。20歳頃よりバックパッカーとしてアジア、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ各地を周り、2016年にフィリピン・セブ島のスラムにて地域⽀援センターをクラウドファンディングで設⽴。⽣涯のテーマである“⼦供達に希望を与えられる環境づくり”を⽬標にさまざまな社会貢献や講演活動を⾏っている。現在、パソナグループのPRアンバサダーとしても活躍している。

岡﨑彩乃さん(パソナグループ健康推進室 保健師)

横浜市立大学医学部看護学科を卒業後、大学病院にて看護師として勤務した後に、産業保健分野へ。2018年11月より(株)パソナグループ健康推進室にて、保健師として勤務。会社で働く人々の疾病予防や健康の保持増進の支援をしている。

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