MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.87

平成振り返りシリーズ ~平成の映画~

『WeShare Beauty』Vol.83よりメイク、オフィスファッションと続いた平成振り返りシリーズの第3弾は、映画のトレンド変化についてご紹介します。青春の1ページに刻まれている!人生の転機を思い出す!という映画は、きっとどなたにもありますよね。今回は、平成元年から現在まで、話題になった映画を一挙にご紹介。当時の話題作とともに、平成を振り返ってみましょう!

平成元年は、かわいい魔女と無類の冒険家にスポットが!

平成元年の1989年には、今でも色褪せることのない人気アニメ『魔女の宅急便』が公開されました(写真は主人公のキキが過ごした舞台と言われる町のイメージです)。宮崎駿監督によりアニメ映画化され、主題歌は荒井由美さんの『ルージュの伝言』と『やさしさに包まれたなら』。今でもこの2曲を耳にすると、つい口ずさみたくなるという方も多いのでは。同作品の「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」というキャッチコピーにも時代を超えて愛される理由を感じます。
そして同時期にハリウッドから届いた作品が、ハリソン・フォードの代表作といっても過言ではない「インディ・ジョーンズ」シリーズの第3作目『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』です。今では白髪でダンディーなハリソン・フォードの若かりし頃の姿が印象的な作品です。さらに、平成20年(2008年)に公開され、4度目となるインディアナ・ジョーンズ役を演じた『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』では、60代ながらも果敢にアクションに挑戦する姿を見せています。ハリソン・フォードの歳を重ねた魅力が、この映画の奥深さをまた感じさせてくれます。そして、同シリーズの続編が2021年に公開予定だそうです!まだまだファンを楽しませてくれそうですね。

平成初期は、男のロマンに酔いしれる!

1985年に1作目が公開され全米で話題となったSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの2作目が平成元年(1989年)、3作目が平成2年(1990年)に公開されました。タイムマシーンを使い、タイムスリップするというストーリーが、新鮮だった時代ですよね。主演のマーティ・マクフライ役を務めたマイケル・J・フォックスの演技がとにかくチャーミングだと大人気に。ここで、シリーズを通して、マーティの同級生で悪役に回っている人物に注目。シリーズ2作目で高層カジノのオーナーの大富豪として登場しています。この大富豪の元ネタは、なんと第45代アメリカ大統領のドナルド・トランプだったそうです。びっくりですよね。
この頃、日本では流行語大賞に『ちびまる子ちゃん』が選ばれ、音楽シーンでは、米米CLUBの『浪漫飛行』が大ヒットした時期でもあります。
平成4年(1992年)になると、ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが共演した『ボディガード』の大ヒットと同時に、ホイットニー・ヒューストンが歌う主題歌『I Will Always Love You』も人気に。この年の日本アカデミー賞・作品賞を受賞した監督・脚本、周防正行さんのコメディ映画『シコふんじゃった。』では、主演の本木雅弘さんのふんどし姿も話題になりましたよね。
平成5年(1993年)には、キアヌ・リーブス主演のポリスアクション映画『スピード』が公開され、同じ年に『ジュラシック・パーク』が公開されます。非日常な世界観やスリリングさを味わう映画が人気となった時代でした。

『タイタニック』で空前のレオ様ブーム

90年代半ばに入ると、ブラッド・ピットや、キアヌ・リーブス、レオナルド・ディカプリオ、ナタリー・ポートマンなど、ハリウッドで人気の新人俳優が次々に登場します。そして、大人気シリーズとなっていく『ターミネーター』や『ダイ・ハード』、『ミッション・インポッシブル』などのシリーズものが続々と登場した時期でもありました。
中でも、一世を風靡したのが、平成9年(1997年)公開の『タイタニック』(上記の写真はイメージです)。世界中で大ヒットし、主演のレオナルド・ディカプリオの人気は、日本でも火がつき、日本の携帯電話のCMにも出演していたほどです。
邦画では、スタジオジブリ制作の長編アニメーション映画『もののけ姫』がヒットしました。
余談ですが、今も人気のバンダイから発売されたキーチェーンゲーム『たまごっち』が世に誕生したのもこの時期です。そして、ここから日本の映画シーンは、邦画の盛り上がりが加速していきます。

テレビドラマのヒットから劇場版へ!

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」のセリフが社会現象となったメガヒットシリーズ『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、平成10年(1998年)に公開されました。このセリフを聞いて、懐かしい!と思われた方も多いのではないでしょうか。そして写真は、同作品の撮影でよく使われていたお台場です。モッズコートに赤いネクタイがトレードマークの青島俊作役の織田裕二さんがスクリーンに登場し、映画館は連日、超満員に。
そして、平成13年(2001年)、実写、アニメを問わず、日本映画の歴代興行収入で堂々の1位をマークし、現在もその記録は保持されたままという驚異的な数字を残すことになる、宮崎駿監督が手がけたスタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』が公開されました。10歳の少女・千尋が、引っ越し先へ向かう途中に立ち入ったトンネルから、神々の世界へ迷い込んでしまうというストーリー。カオナシやハクというオリジナリティあふれるキャラクター設定をはじめ、スタジオジブリ作品の特徴とも言えるさまざまな伏線が張られています。
そして、平成17年(2005年)には、日本アカデミー賞を受賞した『ALWAYS 三丁目の夕日』が公開。
平成19年(2007年)には、平成13年(2001年)に月9テレビドラマからスタートした木村拓哉さん主演の『HERO』の劇場版が公開され、『HERO』ブームが再熱しました。日本のテレビドラマが映画化される源流を作った時期とも言えます。
そして、この時期の洋画と言えば、平成18年(2006年)に公開されてから、多くの女性のバイブル的作品として愛され続けている映画『プラダを着た悪魔』。働く女性にオススメの作品ですね。同じくアン・ハサウェイが主演を務め、平成27年(2015年)公開の『マイ・インターン』も、働く女性への応援ムービーと言われています。

平成22年(2010年)以降は「Let's sing!」が盛りだくさん

『ハリー・ポッター』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズが賑わいを見せる中、世界的な大ヒット&大ブームとなったウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作のミュージカル&ファンタジー映画『アナと雪の女王』が平成25年(2013年)に公開されました。童話『雪の女王』をヒントに、運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹の姿を描いたディズニーアニメ。日本では、『アナ雪』の略称で親しまれました。姉・エルサの日本語吹き替えを担当する女優の松たか子さんの素晴らしい歌唱力に魅了された方も多いのでは。
そして、興行収入250億円を突破し、日本国内の歴代4位となる記録を打ち立て、海外でも爆発的なヒットとなったアニメ映画『君の名は。』が公開されたのが、平成28年(2016年)。新海誠監督製作の大ヒット作品で、観客を引き込むストーリー展開と、アニメとは思えないほどの緻密で精巧な描写が話題となりました。さらに、この作品は、あらすじや登場人物に加え、舞台となった東京、長野、岐阜の聖地巡礼スポット巡りなどがSNSを中心に広がるなど、社会現象を巻き起こしました。
そして、平成30年(2018年)。ミュージカル・エンターテインメント映画『グレイテスト・ショーマン』や伝説のロックバンド「クイーン」のボーカリストであるフレディ・マーキュリーの半生を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』などが注目されました。

エンターテインメントは無限!

いかがでしたか?今回は平成振り返りシリーズとして、その当時に話題になった映画を中心にご紹介しました。ここでは紹介しきれなかった魅力的な作品がまだまだたくさんありますが、皆さんの思い出の作品はありましたでしょうか?映画やドラマが切り取る世界は、時代によってさまざま。エンターテインメントによって、心が救われたり、笑顔になったり、何かの気づきにつながったり、たくさんのパワーをもらえますよね。
『WeShare Beauty』では、今後も皆さんにとって、有意義な情報をお届けしますので、ぜひお楽しみに!