MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.90

平成振り返りシリーズ ~スキンケアの移り変わり~

間もなく平成という時代が終わろうとしています。今回は、平成を振り返るシリーズとして、スキンケアの歴史をご紹介します。今では定番になっているものや、当時は夢中で試したコスメまで!当時を振り返りながら、お楽しみください。

ごそっと取れる「毛穴パック」!

90年代後半に発売され、大ヒットシリーズとなったのが、「はがせる毛穴パック」。一度は使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。私も小学生の頃、姉の「毛穴パック」をこっそり使っていました。角栓が見える形でごっそり取れるのが楽しくて、クセになった記憶があります。私のスキンケアレッスンにお越しくださる方の中でも、いまだにその爽快感を味わうために使用しているという方もいらっしゃいます。ただ、一時的には綺麗になったように感じるのですが、「毛穴パック」で無理に角栓を取ってしまうと、過度に肌に負担をかけますし、角栓がより大きくなってしまう原因につながるので、やめた方がよいでしょう。

酵素の力で洗い落とす

パパイヤの酵素で洗う「酵素の粉洗顔」!これもまた懐かしいアイテムではないでしょうか。天然のパパイヤ酵素で毛穴の皮脂を取る洗顔として人気になった商品です。酵素の効果なのか、肌が白くなった記憶があります(これも姉が愛用していたアイテムをこっそり使っていました)。毎日使用してもよいと公表されていますが、洗浄力が高いので、使用される場合は、週2回程度、気になる小鼻などのピンポイント洗顔として使うことをオススメします。

革新的だった「オールインワンジェル」

スキンケアの工程が面倒だと感じる方に、とても魅力的な「オールインワンジェル」!ドクターシーラボが日本で初めて「オールインワンジェル」を発売したと言われています。初めて発売された時は、「化粧水や乳液などのスキンケアが1つで!?」と衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。ドクターシーラボは、スキンケアの手間が省けるだけでなく、肌に触れる工程を少なくすることで、肌への摩擦を軽減したいという思いから「オールインワンジェル」を開発したそうです。私もスキンケアの際の肌摩擦は最小限に抑えたいので、この考えにとても共感します。疲れすぎてスキンケアをする気力がない時は、「オールインワンジェル」のみで済ますこともあります。その時々で使い分けるとよいですよね。

空前の韓国コスメブーム

2000年代後半には、韓国コスメブームが到来しました。IKKOさんが火付け役でもありますね。韓国は美容大国と言われるほど、美への意識が高く、小学生の頃からしっかりとスキンケアを行っているというから驚きです。韓国の方は男女問わず、スキンケアを重要視していて、いろいろな種類のスキンケア用品が販売されています。その中でも、カタツムリクリームや毒ヘビクリームなど、日本にはないアイテムがブームになりました。
今でも韓国コスメの人気は衰えることなく、日本女性から絶大な支持を得ています。韓国コスメは保湿成分が多く含まれたものが多いので、乾燥肌の方などにオススメですよ。

そしてナチュラル志向へ

ここ10年ほどで、「オーガニック」や「ナチュラル」という言葉をよく見かけるようになりました。スキンケア業界もナチュラル志向が強くなってきています。原材料も天然由来のものや「肌に負担をかけない」、「肌に優しい」という謳い文句のナチュラルコスメが浸透してきています。オーガニックだからといって全てが肌によいとは言い切れないので、見極める力は必要になりますが、肌に必要以上に負担をかけないスキンケアをして、肌を美しくするにはとても大事なことです。

スキンケアは進化し続ける!

スキンケアから平成を振り返ってみましたが、いろいろな流行がありましたね。女性の美への追求は、食べ物やライフスタイル同様、どんどん変化し、進化していくでしょう。楽しみですね。
これからも話題のスキンケア、コスメをどんどん紹介していきますので、引き続きよろしくお願いします!

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。