MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.78

日本酒で美しく!

「杜氏(酒造りの職人)の手はキレイ」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?実際に日本酒を造る杜氏さんや蔵元の女将さんは、手や肌がきめ細やかでキレイな方が多いと言われています。飲んで楽しむだけでなく、さまざまな活用方法がある日本酒。そこで今回は、美容にも効果的な日本酒の魅力をご紹介します。

日本酒は美容成分の宝庫!

なぜ日本酒は美容によいのか。それは日本酒には多くの美容成分が含まれているからです。日本酒造りの際に、発酵過程でできるのが「コウジ酸」。これは、大手化粧品メーカーなども注目している美容成分です。シミのもとになるメラニンを作るチロシナーゼ酵素の働きを抑制する作用があり、シミだけでなく、色素沈着や、くすみにも効果があると言われています。肌の透明感がアップし、トーンアップもするので、美白効果があります。

美肌には欠かせない「アミノ酸」がたっぷり!

日本酒には20種類以上もの「アミノ酸」が含まれています。肌の角質層の水分を保つ成分である「NMF(天然保湿因子)」の主成分が「アミノ酸」で、潤いの元になります。「NMF」は肌の潤いを保ち、外部刺激から肌を守るバリア機能など様々な機能を果たしているので、「アミノ酸」は美肌には欠かせない重要な成分です。そんな美肌の源がたっぷり入っている日本酒を有効活用して、保湿力などを高めていきましょう。

老化防止にも日本酒が効果的!

日本酒には他にも素晴らしい成分が含まれています。それが「フェルラ酸」です。「赤ワインにはポリフェノールが多く含まれているので身体によい」と聞いたことがある方も多いと思いますが、「フェルラ酸」は、そのポリフェノールの一種です。抗酸化作用があるため、老化の原因となる活性酸素の増加を抑え、シミ、シワ、たるみなどの老化現象も抑制してくれます。若さを保つためには欠かせない、ありがたい成分ですね。

飲んでも良し、塗っても良し!

日本酒は、飲んで楽しむことはもちろん、化粧水としても使える万能アイテム。ただし、美容によいとはいえ、大量に飲むのは控えて、適量を守りましょうね。日本酒は少量(50ml)飲むだけでも美容効果があると言われています。
また、お肌に化粧水代わりに塗るのもオススメです(私はたまに日本酒でコットンパックをしています)。日本酒が主成分の化粧水や、化粧水としても使える日本酒なども販売されているので、ぜひ試してみてください。質感はさらっとしていますが、お肌はしっかり潤いますよ。ただ、肌が敏感な方はアルコール成分が肌に合わない場合もありますので、必ず事前にパッチテストを行ってから使用しましょう。

日本酒風呂で全身潤い肌に

家に飲んでいない日本酒などがあれば、お風呂に入浴剤として入れるのもオススメです。38度前後のお湯にコップ1~2杯分ほどの日本酒を入れるだけ(※お酒が弱い方や肌が敏感な方は、少量の日本酒から様子をみてください)。
肌によいのはもちろんのこと、日本酒風呂に入ることで身体の血行がよくなり、冷え性改善にもつながります。日本酒の美容成分を洗い流すのはもったいないので、お風呂上がりのシャワーは、気にならなければ不要です。
使用する日本酒は、醸造アルコールを使っていない、水と米と麹のみで作られた「純米酒」がオススメです。「純米酒」は、他の日本酒と比べて米を削る割合が少なく、アミノ酸をより多く含んでいるため、美容効果が高まります。

日本酒パワーで美肌をGET!

いかがでしたでしょうか?日本酒には美容面でよいことがたくさんありましたね。飲むだけでなく、化粧水やお風呂などでも取り入れることができるので、試してみてはいかがでしょうか?身体の内と外から美容成分を取り入れて、効果的に美肌になりましょう!

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。