MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.73

血色感アップのメイク術

寒い冬、ふと鏡を見ると、顔色が悪いなと感じることはありませんか?そんなお悩みを持つ方に必見のメイク術をお伝えします。

服の素材と色から考える

冷たい空気に身体がさらされる冬。ウールや起毛素材など、ふわふわとした質感の素材をファッションコーディネートに多く取り入れる季節でもあります。特にそうした素材を使ったアウターは、コーディネートのなかで大部分を占めるため、全体のイメージを左右するメインアイテムといえるでしょう。同時に冬は、ベージュやブラウンなどの色使いが多くなる季節でもあります。ただ、メイクも同じブラウンで仕上げてしまうと、寒くて血色感がなくなった顔が、さらにさみしげな印象になってしまいがちです。そこで今回は、簡単に血色感と温かみを与えるメイクテクニックをお伝えします。

ふんわりセミマットな肌に

まず、ふんわりした質感をメイクのどこに取り入れるかというと「肌」。ファッションコーディネートのメインアイテムであるふわふわとした質感をメイクにも取り入れることによって、全体から温かみを感じさせる印象になります。ポイントはセミマットな肌作り。パウダーファンデーションをチークブラシやフェイスブラシなど、やや大きめのふんわりとしたブラシにとって、顔全体にくるくるとのせればOK。乾燥が気になる方は、保湿効果の高い下地を使うのがオススメです。

クリームチークでツヤをプラス

チークは、パウダーチークよりも、肌から自然に浮き出たような血色感を演出できるクリームチークを選ぶとよいでしょう。クリームチークは油分が含まれているため練り状になっており、ファンデーションの上にポンポンと重ねることで、簡単に自然なツヤを作り出すことができます。乾燥肌で、パウダーファンデーションを使うと顔全体がマットに仕上がりがちな方にもオススメです。上手に仕上げるポイントは、ブラシ使い。丸みのあるチークブラシに軽くとり、ポンポンとスタンプを押すようにブラシを軽く当てながら仕上げましょう。

リップは指づけで自然な血色感を

リップはナチュラルなベージュよりも、赤みを感じるレッド系を選ぶと、顔全体が明るく温かみのある印象に仕上がります。ただ、レッド系といっても、真っ赤なトゥルーレッドは避けましょう。肌色が冴えすぎてしまい、かえってクールな印象を与えてしまいます。ここでは肌馴染みの良いナチュラルなトーンの中からレッド系の色を選べば、問題ありません。普段レッド系のリップをつけ慣れない方も、リップクリームを塗ったあとに、リップを指にとって唇の中央から外側に向かってトントンと上下にのせれば、ナチュラルでふっくらとした口元に仕上がりますよ!

アイシャドウは迷ったら暖色系を

色選びにおいてアイメイク、チーク、そしてリップまで共通して言えることは、「迷ったら暖色を選ぶ」ということ。特にアイメイクでは、ブルーやパープルといった寒色や寒色寄りの色を多用すると、色のイメージに引っ張られてしまい、せっかく温かみのあるメイクに仕上げようとしているのに、全体としてクールな印象に仕上がってしまう場合があります。
迷ったらブラウンやベージュ、ピンク系のアイカラーを軽く付けて、チークやリップの色使いで、血色感や華やかさを演出するとよいでしょう。

季節感を楽しむ!

いかがでしたか?ちょっとしたひと工夫で、季節感を表現できるのもメイクの楽しさです。寒い冬には、温かく、優しい色使いと質感がポイント。どれも簡単に取り入れられるテクニックばかりですので、ぜひお試しくださいね!

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。