MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.63

正月太りを解消するコツ!

みなさん、こんにちは。
WeShare Beauty編集部より、改めまして、明けましておめでとうございます!本年も美容の最新トレンドからエンタメ情報まで、幅広いジャンルの記事を皆さんへお届けしてまいります。WeShare Beauty編集部を、引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます!
さて、楽しかったお正月もあっという間に終わって、新年がスタートしましたね。そんな中、年末からお正月にかけて、ついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎてしまって、「痩せなきゃ!」とお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、「エキスパートファスティングマイスター」としてご活躍されている日景あずささんから、「正月太りの原因とリセットの方法」についてお伺いしました。

お正月に摂取した食事の振り返り

お正月のおせち、美味しいですよね。おせちとは本来、暦上の節句のことを指します。その際に食べる料理をおせち料理と呼んだため、現在では節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われています。おせち料理は「めでたさを重ねる」という意味で、縁起をかつぎ、重箱に詰めて出されます。
地域や家庭ごとにお重の中身は様々ですが、おせちには、栄養バランスの良い食事の覚え方として有名な「まごはやさしいわ」(以下※1参照)の食材がたくさん使われます。例えば、豆類、昆布、レンコン、ごぼう、にんじん、しいたけ、大根などです。身体を作るタンパク質、便秘解消の食物繊維、必須ミネラルの1つであるマグネシウムやビタミンB群も豊富です。お酢を使う紅白なますは、血糖値を緩やかに上げてくれるので、食事の時は先に食べることをオススメしています。にんじんは体内にある善玉菌であるビフィズス菌を増やしてくれますし、生の大根には消化を助ける消化酵素が豊富です。
おせち料理は、野菜も多くバランスが良いですが、お雑煮は、メインであるお餅に炭水化物が多く含まれており、切り餅1個あたり約120kcalあると言われています。お餅の原料はもち米なので、エネルギー量は決して低くはありません。ですので、お雑煮を食べるときは、お餅のサイズを調節したり、野菜などのヘルシーな具材をたっぷり入れてカサ増しをするなどの工夫をすれば、ヘルシーに楽しむことができます。

  • 1参照 「まごはやさしいわ」とは
    ま=豆類(豆腐、納豆など)
    ご=ゴマ、ナッツ、くるみなど
    は=発酵食品(納豆、ぬか漬けなど)
    や=野菜(旬の野菜や色の濃い野菜)
    さ=魚(さんま、イワシ、アジ、しらすなど30センチ前後の小魚)
    し=しいたけ、きのこ(えのき、エリンギなど)
    い=芋類(さつまいも、じゃがいも)
    わ=わかめ(昆布、海藻類)

食べ過ぎてしまったその後は

食べ過ぎてしまった次の日の食事は、不足している栄養素(食材)を補うことがポイントです。何を食べ過ぎたかによっても差はありますが、食べ過ぎ=糖質と塩分を過剰摂取しているケースが多いです。糖分と塩分は水分を溜め込む性質があるので、体内の水分量が増えて、身体がむくんでしまうことがあります。
詳しく説明すると、そのむくみは、過剰な塩分摂取によって、体内のミネラルバランスが崩れることが原因で起こっています。ミネラルバランスは「カリウム」と「ナトリウム(塩分)」によって調整されるので、バランスを取り戻すためには「カリウム」が必要です。カリウムは、生野菜やフレッシュフルーツから摂取することができます。また、カリウムは加熱によって流出してしまう特徴があるので、味噌汁であれば、流出したカリウムも一緒に摂れるのでオススメです。
食べ過ぎた時は、身体の代謝が活発になるので、尿の排泄も増加します。そのため、脱水症状にならないように、こまめな水分補給が重要です。年末年始は、胃腸、肝臓腎臓などの内臓を酷使させてしまいがちなので、半日ファスティング(断食)で、内臓におやすみタイムを与えてあげることもよいかと思います。

体に良いオイルと塩の選び方

年始の記事ということでお話をしていますが、ダイエットは女性の永遠のテーマですよね。できることなら、体に良くて美味しいものが食べたい!誰もが抱く願望だと思います。
そこで、続いては、体に良い油と塩の選び方についてご紹介します。スーパーマーケットでも最近見かけることが多くなった、人気の植物オイル「亜麻仁油」と「えごま油」。どちらのオイルも、必須脂肪酸として注目されているオメガ3の「αリノレン酸」が豊富に含まれています。
しかし、酸化しやすい特徴を持っているので、必ず非加熱で摂取してください。酸化は、熱、空気に触れること、光の影響で起きてしまいます。開封後は冷蔵庫保存で、1か月を目安に使いきりましょう。炒めものや加熱をして使う油は、オリーブオイルや米油など、オメガ9の油をオススメしています。原材料が有機、遮光瓶に入っているもの、コールドプレス製法、トランス脂肪酸フリーなどの記載があるものが理想的です。
塩は天日干し、平釜製法のもので、マグネシウムやカリウムなどのミネラルが豊富なものがいいです。塩化ナトリウムと書いてあるものは避けましょう。

消化を促すヨガポーズ

食事と合わせて、適度に体を動かすことも大切です。そこで最後に、暴飲暴食の後に効果が期待できる、消化を促す「ねじるポーズ」をご紹介します。上の写真は、「アルダマッチェーンドラアーサナ」というポーズです。
まず、右足を左のももの外側に置いて、左足もまげて右のお尻の方にくるようにします。しっかり背筋を伸ばした後に、息を吐きながら左腕で右膝を抱えるように、腰から徐々に背骨をねじっていきます。この時、背中が丸くならないようにしましょう。ポイントは、力で体をねじろうとせず、しっかりと背骨を伸ばして呼吸をすることです。そうすることで、より内臓の動きをよくし、消化を促します。ただし、食事直後は避けてくださいね。
このポーズは、首、お腹、背中、腰のストレッチにもなりますし、肝臓などの内臓を刺激するので、体の本来の機能を取り戻すことができます。自宅で簡単に実践できるので、ぜひやってみてくださいね。

プロフィール

日景あずささん

【エキスパートファスティングマイスター兼ヨガインストラクター】

ヨガのインストラクターとして活動するなか、友人や姉の不妊治療や家族の体調不良をきっかけに、食事療法、栄養学を学び、2017年、エキスパートファスティングマイスターの資格を取得。現在は、ヨガに通うお客様のファスティング指導をはじめ、働くママなどの食事サポートも行っている。