MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.50

今年流「ツヤ肌」のつくりかた

今年のベースメイクのトレンドは何と言ってもツヤ肌!ツヤ肌を一言で説明すると「光沢があり内側からのハリを感じる肌」といえるでしょう。そこで、今回は今年流のツヤ肌づくりのポイントをお伝えします。

オイル+ファンデーション

今まで保湿といえばクリームが主なアイテムでしたが、最近ではオイルが進化して「オイル美容」という言葉があるほどオイルがメジャーな存在になりました。そんななか、ファンデーションに専用のオイルを混ぜて仕上げる、ツヤ肌専用のオイル&リキッドファンデーションが今シーズン登場しています。クリームファンデーションよりもみずみずしく仕上がり、保湿もしながら潤いのある肌をキープすることのできる、まさに今っぽいツヤ肌に仕上がるアイテムです。手持ちのオイルとファンデーションで代用できる場合もありますが、分離してしまうなど思わぬトラブルにつながることもありますので、専用のアイテムの使用がおすすめです。

ツヤ肌づくりは朝のクリームが重要

今あるリキッド(クリーム)ファンデーションでツヤ肌を作りたい!という方は、こんなやり方がおすすめです。まず、化粧水と乳液で肌を整えた後、日中用クリームたっぷりと塗ります。ポイントはその後。すぐに下地やファンデーションをつけず、クリームが肌にしっかりと浸透するまでしばらく待つのがコツです。(その間に着替えや朝ごはんを食べるなど、別のことを済ませてしまいましょう!)ある程度肌が落ち着いたら、下地などを塗り、リキッドファンデーションやクリームファンデーションを使って仕上げましょう。みずみずしい肌に仕上げたい場合はリキッドファンデーションを、シミや毛穴をカバーしながら潤いのある肌に仕上げたい場合はクリームファンデーションをセレクトすると良いでしょう。

ファンデーションは指で塗る

ツヤ肌に仕上げるためにはファンデーションの塗り方も重要です。ポイントは「指」で塗ること。スポンジやブラシを使うのではなく、あえて指を使って塗ることで、先にのせたクリームを剥ぎ取ることなく薄い潤いのベールをのせるようにファンデーションを塗り広げることができます。上手に仕上げるコツは、ファンデーションをまるで乳液やクリームと同じような気持ちで扱うこと。最近のファンデーションは美容成分が含まれているものも多く、それをスポンジやブラシで吸い取ってしまってはもったいない!指に腹を使って顔の中央から外側に、下から上にリフトアップする気持ちで塗ればスキンケア効果もバッチリです。肌に馴染みきらずに浮いてしまったファンデーションがあれば、それは量が多かった証拠。やさしくティッシュを当てて余分なファンデーションをオフしておきましょう。

パウダーは適材適所で

「リキッド(クリーム)ファンデーションの仕上げにはパウダーで顔全体をおさえる」がこれまでの常識でしたが、今年の仕上げ方はちょっと違います。潤いがありハリのある肌に仕上げるには、実はTゾーンと小鼻周りだけにパウダーを軽くのせるだけで十分。適切な量のファンデーションを塗っていれば過度な化粧崩れを心配する必要はありません。せっかく与えた肌の潤いを、パウダーで抑えてしまわぬようにフェイスパウダーはブラシでふんわりのせるのがポイントです。もし頬や目周りの化粧崩れが心配な場合は、繊細なパールの入ったフェイスパウダーもしくはハイライトパウダーを軽くのせましょう。微細なパール剤の輝きがリッチな印象を与えつつ、パウダーが脂浮きを抑えてくれます。

ツヤ肌と相性のいいチークとは?

ツヤ肌にぴったりなチークは何と言ってもクリームチーク。パウダータイプよりもしっとりとした質感のクリームチークを使えば、頬に自然な血色感とツヤを与えて生き生きとした表情に仕上がります。レッド系なら落ち着いた印象に、ピンク系ならやわらかくソフトな印象に、オレンジ系ならフレッシュでナチュラルな印象に仕上がりますよ!指で塗ってもOKですが、クリームチークを失敗せず簡単に仕上げるには、チークブラシで付けるテクニックがおすすめです。チークブラシを立てて筆先にクリームチークを取ったら、そのまま頬骨の一番高いところから少し下の位置に筆先を立てながら当て、トントンと小さく円を描くようにぼかしていきましょう。

トレンドベースメイクを楽しんで!

いかがでしたか?ツヤ肌づくりは難しいと思っていた方も、ファンデーションとパウダーの使い方を工夫するだけでトレンドの「ツヤ肌」に仕上げることができます。ぜひこの秋冬はトレンドのツヤ肌でメイクを楽しんでくださいね!

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。