MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.34

“衣替え”と一緒に“香替え”を

実はフレグランスの香り方は季節によって変化します。特に日本は季節によって湿度や温度が異なるため、季節の変わり目の衣替えと同じタイミングで、香りを替える“香替え”をしてみてはどうでしょうか?

気候が違うと香り方も違う

海外の香水の香りが強いなと感じた経験はないでしょうか?
香りは気温や湿度が高いほど敏感に感じやすくなります。例えばフランスは日本に比べて気温や湿度が低く、カラッとしているので香りが強い香水でも柔らかく香ります。一方、湿度が高い日本では同じ香水でもより強く香りを感じてしまうのです。また日本は四季があり、気温や湿度の変化が大きいので季節に合わせて香水を変えることをオススメします。

香水の種類

香水とは香料をアルコールに溶かしたものです。その香料の濃度が高い順に「パルファム」「オードパルファム」「オードトワレ」「オーデコロン」と分類されています。

  • パルファム
    香水の中で一番香りの濃度が高いものがパルファムです。あまり市場に出回っていないのですが香りの持続時間も長く、少量で十分に香ります。
  • オードパルファム
    パルファムに比べれば濃度は薄くなりますが香りは5~7時間と長く持続します。1~2プッシュで十分に香るのでつけすぎに注意しましょう。
  • オードトワレ
    そこまで香りが濃厚でなく、持続時間も3~4時間ほど。オフィスシーンなどの普段使いにオススメです。強い香りが苦手な方はオードトワレがオススメです。
  • オーデコロン
    香料の濃度も薄く、持続時間も1時間ほど。気分転換として軽く香りを楽しみたい方にオススメです。

香水を選ぶポイントとは

香水を選ぶ時は、香水の種類も重要ですが香りの変化を知った上で購入するのがオススメ。つけた直後から15分程度の香りがトップノートと呼ばれ、香水の第一印象となる香りです。30分ほど経過した時の香りがミドルノートで、メインの香りとなります。2~3時間ほど経った頃の香りがラストノートと呼ばれ、香水の残り香となります。購入の際は試した時の香りだけでなく、4時間後くらいまでの香りの変化を確認して購入するようにしましょう。

夏の香水の選び方・つけ方

日本の夏は湿度も気温も高いので、香りが広がりやすいです。汗などの匂いを隠すために、香水をたくさんつけてしまうと、“香害”と呼ばれるように、人に不快感を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
夏はバニラやベリー系の甘い香りは重く感じられるので、柑橘系などの爽やかで軽い香りの香水がオススメです。夏でも甘い香りをつけたい!という方は体温の低い足首などにつけるとふんわりと香らせることができますよ。

冬の香水の選び方・つけ方

冬は夏に比べて湿度も気温も下がるので、香り立ちも弱くなります。濃厚なムスクやフローラル系の香りも楽しめます。オードトワレやオーデコロンなどの軽いものでなく、オーデパルファムなどの濃度の濃いものだと香りが長持ちするので、冬場は特にオススメです。また、つける場所をウエスト(脇腹)や膝の裏などにすると、ほのかに香り上品な印象を与えます。

香水をつける位置はTPOに合わせて変えましょう。例えば、香水を着ける場所として一般的な手首などは食事の際、動かす度に香りが広がり料理の邪魔をしてしまう事も。一緒にいる人や周りの方に配慮して下半身に付けると良いでしょう。
TPOをわきまえて良い香りをほのかにまとっている人は、性別や年齢問わず魅力的です。香りを味方につけて“香り美人”になりましょう。

プロフィール

イメージコンサルタント・村田藍さん

国内航空会社に入社し、客室乗務員として乗務していた村田さん。多くの方と接する中で見た目が与える力の重要性を身をもって実感すると同時に、魅せたい印象は自分で作れるということを確信。印象作りにおいて、理論を学ぶため、プロ養成アカデミーに入学し、パーソナルカラーや骨格診断、メイクなどの専門知識を得る。顔のパーツや全体のバランスを分析し、なりたいイメージに近づける顔分析メイクや、美肌になれるノーファンデメイク法など、メイクに特化したイメージコンサルタントとして活動中。

  • 村田藍さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。