MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.36

2018年秋冬のトレンドメイクのポイント

トレンドのメイクを取り入れたいけれど、何をどうすればいいのか分からない…。
そんな方に、今回はトレンドをきちんと押さえながらも、簡単で普段使いのできるメイクのポイントをお伝えします。
2018年、秋冬のトレンドは“レトロカラー”

今年の秋冬に注目されているカラーは”レトロカラー”。

レンガ色やカーキ、テラコッタやマスタードカラーなどに代表される、どこか懐かしさを感じさせる落ち着いた色調です。メイクはレトロカラーをベースに、アイシャドウならワントーンくすんだ色合い(=スモーキーカラー)を選ぶのが正解。一見、スモーキーカラーは目元をくすませてしまいそうに感じますが、実は逆に目まわりをワントーン明るくする効果がある不思議なカラーです。そして、深みのあるボルドーレッドやブラウンのリップを合わせれば、あっという間に今年のトレンドメイクの完成です!

肌は下地で透明感をアップ

肌も明るく透き通った、お人形のようなレトロな仕上がりが注目されています。そんなレトロ感を演出してくれるのが、カラーコントロール機能のある化粧下地です。ピンクやイエローなど各メーカーから様々な色が展開されていますが、今シーズン注目したいのはパープルです。日本人に多いイエロー系の肌色の反対色であるパープル系のカラーコントロール下地は、肌を明るくみせ、透明感を高めるのに役立ちます。
ただ付けすぎは禁物!首の色と上手になじませることが重要です。そのためには顔の中心からフェイスラインに向かってなじませていくこと。特にファンデーションを肌色よりも明るめのものを使っている方は量に注意し、少量を薄くのばして仕上げることがポイントです。

目元はレトロムードなパープルで

女性らしさを引き立てるパープルは秋冬の定番色でもありますが、今シーズン選ぶべきパープルはやや赤みを感じるモーヴやレッドパープル系。繊細なパールが含まれていて、仕上がりが軽く、やや深みを感じさせるアイシャドウがオススメです。目指すは”ふんわりパープル感”。ポイントはパープルとブラウンのグラデーションです。ふっくらとしたやや大きめのアイシャドウブラシにパープルのアイシャドウを軽くとったらアイホール全体にふんわりとのせます。続いて淡いブラウンのアイシャドウをチップで目の際に重ねたら、最後にアイラインで目元を引き締めて完成です。ブラウンのアイシャドウは濃すぎずやや明るめの色を選ぶと良いでしょう。

眉はふんわりとフォギー眉に

「メイクの流行は眉を見ればわかる!」と言われるほど眉は時代を表わすパーツですが、今年は断然ふんわりとしたやわらかい印象を与えるフォギー眉がオススメです。フォギーとは”霧がかった”という意味で、メイクの分野ではツヤを抑えたふわふわとした手触りを感じる質感のことを指しますが、眉でそれをどのように表現するかというと、ずばり”眉マスカラ”です。
重要なのは色選び。ヘアカラーの色に合わせるのが目安です。黒髪の方は自然なブラウンを選ぶと良いでしょう。さらにワンランク上を目指すなら、カーキ色がオススメ。肌色を明るく見せつつ眉をやわらかくみせる優秀カラーです。

口元はパール入りグロスが今年流

ここ数年、リップは発色と潤いの両方を兼ね備えたリキッドルージュが流行の中心でしたが、今シーズンはグロスが復活。
今までグロスというと、ピンクやベージュなど比較的明るめの色が主流でしたが、この秋冬は深いレッドやブラウンなどダークな色がトレンドです。グロスはリップスティックやリキッドルージュと異なり、色が濃くても唇にのせると透明感が生まれ、軽い仕上がりになるのが特徴です。そのため、普段使い慣れない深みのある色にも挑戦しやすく、コーラルレッドやブラウンならオフィスシーンでも使えます。また、パールが入ったグロスも流行の予感です。グロスの濡れた質感とパールが唇をふっくらとみせるため、唇の薄さや小ささが気になる方にもオススメですよ!

メイク上級者風にみせるポイントはここ!

さりげなくトレンドを取り入れたい方は、カラーアイライナーやカラーマスカラがオススメ。
特にアイラインは前シーズンから引き続き、様々なカラーバリエーションが登場しており、思い切ったカラーも目の際に細く引けばグッとトレンド感が高まりますよ!
アイライナーは形状によって特徴があります。リキッドタイプならすっきりとシャープに描くことができ、ジェルやクリームタイプなら太さも濃さも自由自在に描けます。ラインを綿棒でぼかせばアイシャドウのようにも仕上がり、便利なアイテムです。カラーマスカラもトレンドカラーを取り入れやすいポイントです。メイクに自信がない方はぜひアイラインやマスカラから挑戦してみてくださいね!

いかがでしたか。普段から挑戦できるトレンドメイクのポイントをご紹介しました。
1つ取り入れるだけでも、グッとトレンド感がアップしますよ。秋冬の流行カラーで、毎日のメイクを楽しんでくださいね。

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。