MYPAGEコミュニティ『WeShare Beauty』vol.24

気になる頭皮のにおい対策

満員電車やエレベータの中などで、ふとした時に気になる頭皮のにおい…。あなたは大丈夫?
暑いこの時期、頭皮のにおいが気になるというお悩みを多く耳にします。
これは女性だけではなく、男性(ご主人や彼など)や、成長期のお子さんのにおいに関する相談も多く、老若男女に共通するお悩みだったりするのです。毎日きちんとシャンプーをしているのに頭皮のにおいが気になる場合には、なにか原因があるはずです。
そこで今回はそのにおいの原因と対策についてお伝えします。

きちんと髪・頭皮を洗えていますか?

汗や皮脂の洗い残しはにおいの原因になります。ヘアスタリング剤を使った時には、まずお湯で十分に髪を洗ったあと、シャンプーでしっかりと洗いきりましょう。
特に髪の根元からワックスを付けてスタイリングした場合や、スプレーを使ったときにはシャンプーの2度洗いがおすすめ。1度目はスタイリング剤を落とすために“髪"を洗い、2度目は指の腹で“頭皮"を洗うようにすると良いでしょう。2度目のシャンプーの量はやや少なめでOKです。

すすぎ、しっかりとできていますか?

すすぎ残しがあると、毛穴をふさぎ、頭皮トラブルやにおいを誘発してしまいます。
シャンプーのすすぎはしっかりできても、トリートメントやコンディショナーのすすぎ具合は案外むずかしいもの。トリートメントやコンディショナーは髪の毛に吸着する性質を持っているため、シャンプーと同様にきちんと洗い流して構いません。
もし髪の手触りに不足を感じる場合は、ドライヤーの前にヘアオイルなどをつけて対処しましょう。
いずれもすすぎの際には片手でシャワーヘッドを持って頭皮に押し当てるように近づけ、洗うときと同じく、もう一方の手の指の腹で頭皮を掻くようにすすぐのがコツです。
すすぎは髪を洗うときよりも長めの時間をかけてしっかりとすすぎましょう。

きちんと乾かしていますか?

暑い日にはなるべく避けたいドライヤーですが、頭皮と髪のためにはきちんと乾かすことが重要です。
濡れたまま寝ると髪が痛むのはもちろんのこと、枕が濡れたまま朝まで過ごすことによって頭皮がいつまでも湿った状態になり、汗や皮脂の匂いが頭皮や髪に染み付き、フケや湿疹の原因になることも。
早く乾かすコツは、しっかりとタオルドライをしたあと、ドライヤーで根元から先に乾かしていくことです。すると風が全体に行き渡り、結果的に早く乾かすことができます。
最後にドライヤーの冷風で仕上げるとツヤが出ますよ!

においの原因は枕かも!?

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われていますが、暑い夏の夜には頭皮もしっかりと汗をかきます。夜にきちんとシャンプーをして乾かしたのに翌朝すでに頭皮のにおいが気になるような場合は、枕カバーが原因かもしれません。
特に汗をかきやすい男性や子どもは、枕カバーの上にタオルを敷き、毎日タオルを取り替えるのがおすすめです。枕の匂いはシャンプーやトリートメントの香りでごまかされやすいので要注意!

スタイリング剤はマットタイプで涼しげに!

男性に多いジェルや女性に人気のジュレタイプのスタイリング剤は、見方によっては汗で髪が濡れているように見えてしまう場合があります。
そんなときにはツヤを抑えるマットタイプのワックスやヘアスプレーに変えてみるのもひとつです。もちろん、髪の長さに関わらずスタイリング剤はしっかりと洗い流し、洗った髪はきちんと乾かすことが重要。それでもにおいやフケが気になる場合には皮膚炎の可能性もありますので(頭皮のトラブルは季節や年齢を問わずに意外と多いのです!)、早めに皮膚科医に相談しましょう。

いかがでしたか。夏は汗をたくさんかくので頭皮のにおいが特に気になりますよね。そんなときは、正しい髪の洗い方や、すすぎ方を実践してみてくださいね。さらに枕を清潔に保って、においの原因をできるだけ取り除きましょう。
ご自身もご家族やパートナーも、頭皮のにおい知らずな夏を過ごしたいですね。

プロフィール

ヘアメイクアップアーティスト・髙木大輔さん

美容師を経験後、ヘアメイクアップアーティストとして(株)資生堂入社。撮影、宣伝広報活動、ファッションショー等のアーティスト活動を経て独立されました。現在は横浜元町のヘア&メイクアップサロン『Atelier Salon DD』でトータルコーディネーションの視点に立ったオリジナルの美容メソッドをもとに、ヘアおよびメイクアップを提供。サロンワークのほかに、日本のみならず上海、香港など海外でのデモンストレーション、美容技術教育、撮影と多岐にわたり活動中です。

  • 髙木大輔さんは、パソナグループのグループ会社『プロフェリエ』に所属するプロの方です。