通訳になるには講座

通訳として必要な能力とスキルを磨く方法
英語力を活かした仕事につきたいと希望する人が、一度は夢見る仕事"通訳"。
確かな語学力はもちろん、臨機応変な判断力や豊富な社会経験が求められ、高いスキルが必要となります。いつかは通訳にチャレンジしたい…。そのステップについて、パソナの担当がお話しします。
- 通訳は、やはり経験が必要ですよね。
では最初の一歩は、どうすればいいのでしょう。 -
パソナでは、未経験から通訳を希望される方に、段階的にステップアップできるように、お仕事のご案内から研修講座などのスキルアップまでをトータルでサポートしております。未経験の方には、まず通訳業務を含む、英語を使用する仕事を経験していただき、知識を吸収しスキルを高め、次第に、通訳者としての仕事領域を広げていっていただいています。まずは、パソナにご相談下さい。希望や経験、スキルなどをお聞きし、あなたに最適な道を一緒に探し出します。ご希望の方にはスキルチェックもご受講頂けます。
- 地道に経験を重ねながら、英語を使うフィールドを拡大していくのですね。
そのためにもまずは、派遣会社に相談することが先決ですね。語学力のチェックはいつでも受けられるのでしょうか? -
ご登録の際やスタッフの方でご希望の方にはネイティブスピーカーのスキルチェックを行っています。初級から上級まで気さくなネィティブスピーカーとリラックスしてスキルチェックが受けられます。その他通訳・翻訳専門のワーキングアドバイザーによるヒアリングも行っています。通常の英語力診断よりも専門性の高いレベルで、英語力がチェックできます。
- 通訳の方は、TOEICで高得点を取れる方でも、
通訳専門の勉強と語彙力を高める努力を、日々心掛けていると伺いましたが。 -
通訳の仕事に就かれている方は、いつも新しい用語をチェックするなど、日々学ばれている方が多いですね。また通訳のお仕事は英語の実務経験も必要な場合が多いので、英語を活かした仕事をしながら通訳の専門学校に通うなど、仕事と勉強を両立して学ぶ方が多いですね。
- それは、キャリア・プランニングの中で、勉強と仕事を適宜組み合わせていく方法ですね。
-
その中でステップアップし、いずれは通訳のお仕事で活躍して頂けるようにサポートしています。また、通訳者は、専門用語、キーワードなどに長けてなくてはなりませんから、さまざまな分野に耳を傾けることも必要です。例えば、最近ニーズが高まっている特許に関するターム(専門用語)などは、これからも重要になってくるでしょう。
- 言葉は常に変化し、また新たに生まれていますから、常に言葉に対して敏感でなければならないのですね。
-
プロの通訳の方と接すると、情報収集力にとても長けているのを実感します。常に多方面にアンテナを張り、新しい分野や新しい用語をチェックして、新しい言葉をどんどん吸収されている方が多いですね。
- それほど単語に対して意識的で、興味を持っているということですね。
-
たとえばスラングなどはCNNのニュースの中ではあまり使われることはありません。でもローカル番組のリスナー同士の対話の中には、色々な言葉があるそうなのです。通訳者はどこでどういう言葉と出合うかを常に意識して、取り組んでいるそうです。
- 言葉に対する真摯な気持ちが、通訳の仕事に必要なのですね。
ますます、近寄りがたい、憧れの仕事に感じてしまいます……。 -
確かに通訳は、語学力を活かす仕事の中で、究極の職種かも知れません。特に国際会議での同時通訳などは、その中でも最高レベルといわれています。しかし、通訳者全てが、会議通訳を目指さなければならないわけではありません。たとえば、人と接することが好きという方であれば、通訳ガイドという選択肢もあるでしょう。
- 英語と日本語をつなぐ仕事と捉えなおすと、選択肢が広がり、
自分に適した通訳の道も見つかるかもしれませんね。 -
さまざまな選択肢がありますが、通訳は、大変努力が必要な仕事です。中には途中で諦めてしまう方もいらっしゃいます。言葉に対する興味を持ち、目標に向かって、時間をかけてコツコツと歩んでいけば、通訳になることは決して夢ではありません。
- 年齢は関係ありますか。
-
特に年齢は関係ありません。通訳とは、相手の伝えたいことを的確に捉えて、それを表現する仕事です。むしろさまざまな社会経験を積んだ方のほうが、内容をより深く理解できるようになるのではないでしょうか。
まさに経験の活かせる仕事なのですね。
一朝一夕ではなく、幅広く継続的な勉強を続けることが、夢だけで終わらせないためのポイントですね。