H-IIAロケット37号機・衛星「しきさい」「つばめ」打ち上げ応援企画
~種子島編~

未知なるを感じる島 種子島
~ 2泊3日 種子島宇宙ツアー ~

sola旅クラブ(株式会社日本旅行)主催のロケット打上げ応援ツアーに、パソナ宇宙プロジェクト特派員が参加!
満員御礼ツアーの魅力に迫ります!

ツアー概要

・参加ツアー:ロケット打上げ応援ツアー
・主催:sola旅クラブ(株式会社日本旅行)
・ツアー期間:2017年12月22日~12月24日(2泊3日)
・場所:種子島
・ツアー概要:宇宙をテーマにロケットの打ち上げや宇宙センターを見学し、宇宙科学に触れて知ることができる。また、島内の観光スポットを巡り、歴史や食にも触れることができ、種子島を存分に堪能できるツアー。

sola旅クラブ(株式会社日本旅行)主催!ロケット打上げ応援ツアー

1日目

集合場所の種子屋久高速旅客ターミナルに着き、正面玄関を入ると「sola旅クラブ」の旗が掲げてあり、スムーズに集合することができました。ターミナルから高速船「ロケット」に乗船し種子島へ(※波が高いときは大きく揺れる為、船酔いには要注意!)。
約1時間半の乗船にて西之表港につくと、17時半ごろ。

大和観光バスへ乗り継ぎ夕食処へ。車中では、日本旅行さんからのプレゼントでクリアファイルや「ロケット打上げ見学ハンドブック」、今回打ち上げられるH-IIAロケット37号機と衛星「しきさい」のピンバッチを頂きました。ハンドブックはとても分かりやすく、目を通しておくとより楽しく打ち上げを見ることが出来ます。

そして今夜の夕食処「味処 一条」へ。
十分に量のある島の地の物を使用した、すき焼きや新鮮な魚介類。「元気な母ちゃん」で有名な名物女将が作る料理は絶品!平日は地元の方の賑わい所のようです。

▲打ち上げ予定のロケット

ロケットの機体移動を見学するため、夜の宇宙センターへ。あたり一面暗闇の中、ロケットを照らす光と星の光で照れされた宇宙センターは、まさに宇宙のような幻想的空間に。組立棟からゆっくりと顔を出したH-IIAロケットは時速2kmで射点へ。移動時間の約30分間はロケットに釘付けでした。

この日はそのままホテルへ。大浴場で移動の疲れを取り早めの就寝。

2日目

ツアーのメインイベント!H-IIAロケット打ち上げ見学の為、早朝から恵美之江(えびのえ)展望公園へ向けて出発。

途中、打ち上げ成功祈願の為、豊満神社へ。
ロケット打ち上げ時には、関係者も必ず祈願に来るといわれる神社。鳥居をくぐると、青々と生い茂る木々に囲まれ、まっすぐに伸びる一本道を燈篭が赤々と燈しており、その先には、神秘に満ちた本殿とそれを囲むソテツが現れる。そのさらに奥には豊満の池が静かに構えている。冬の時期は、鴨の越冬地になっており、丁度この日には、20数羽の鴨を見ることができました。「ロケットが無事打ち上がりますように!」と、豊満の神様に強く祈り展望公園へ。

恵美之江展望公園には事前に入所許可を得るか、先着順でしか展望公園には入ることができない為要注意!大型ロケット射点から3,100mと最も射点に近い展望所であり、そこは、限りなく続く青い空と青い海が広がり、その中心に世界一美しい発射場を見ることができます。

展望公園では自由行動で、着くやいなや場所取りへダッシュ!無事ベストポジションを確保。400人が集い、その視線の先にはH-IIAロケットが堂々と佇んでいます。
打ち上げまでの短い時間で、東京のライブビューイング会場との中継を行いました。スマートフォンでの撮影だったため、音声や映像などがちゃんと届くか心配でしたが、無事種子島現地レポートを届けることができました。
現地ではツアー同行者の方に突然インタビューをお願いしてしまいました。衛星の愛称募集で「しきさい」の名付け親になられた方です。名づけ親として、子を見送る母親のような寂しさと、ワクワクどきどきな気持ちをお話下さいました。インタビューを終えると既にカウントダウンが!!すぐさま、愛用のスマートフォンをロケットへ向け撮影再開。

10時26分22秒、波動のように伝わる轟音と共にリフトオフ!
未知なる世界を照らすH-ⅡAロケットが天高く打ち上がり一瞬にして空の彼方へ。

気候変動観測衛星「しきさい」・超低高度衛星技術試験機「つばめ」共に分離し、打ち上げは大成功にて終焉となりました。
リフトオフと同時に身体の全身を刺激する振動と一瞬ときが止まったかのように呼吸することを忘れる程の光景は、まさに「大迫力!!」。1度みれば「やみつきになる!」とはこのことか、と感じた日でした。

打ち上げ後、種子島宇宙芸術際の小山田様より、ロケット発射後の心境と宇宙芸術際のPRを。また、sola旅クラブの中島様より、宇宙やツアーにかける思い、ツアーについても一言頂き、インタビューを終えました。そして最後に、「打ち上げ成功おめでとう!!」という掛け声と共に、ツアー参加者全員で打ち上げ成功の記念写真を撮り終え、千座(ちくら)の岩屋へ。

千座の岩屋も自由行動で散策。干潮の時間に行けたので、海蝕洞窟の中に入ることができました。自然に作り出されたアートとこだまする波の音で大迫力且つ神秘的な光景を目にすることができます。砂浜には珊瑚のかけらがあり、手元に置いておくと色々なご利益があるとのことで珊瑚探しを。昼食まで少し時間が取れた為、添乗員とバスガイドの方のご好意でツアーの予定に無いマングローブを見学することができました。

昼食はおしゃれな空間と種子島TIMEを感じることができる雰囲気を持つお店「SANDALWOOD」へ。種子島でしか食べることが出来ないインギー鶏丼を頂きました。味加減も丁度よく、老若男女全ての方がペロリと食べることができる程、美味しかったです。外にはテラスもあり、コーヒーを飲みながら一息つくこともできます。

トンミー市場でお土産を購入し、門倉岬にて鉄砲伝来の歴史に触れ、施設内見学の為、種子島宇宙センターへ。通常では巡らないsola旅クラブ特別ルートを宇宙センター職員のガイド付きで巡ることができました。施設内には、実際に打ち上げ予定だったH-Ⅱ7号機 を分解して展示しており、実寸大のロケットの機材たちを間近に見学できます。宇宙センターやロケットのいろはを学ぶことができました。

そして夕食へ。夕食処は「種子島あらきホテル」にて、新鮮な魚を使用した魚・魚・魚!料理を堪能。きびなごやお刺身、蟹まで、魚好きの方なら間違いなしの夕食処。食事の合間には、日本旅行さんからロケット打上げ見学証明書のプレゼントがあり、さらにはツアーの恒例イベントになっているという抽選会を実施! 焼酎や宇宙食のほか、三菱重工さんから提供された非売品のグッズなどがハズレなしで参加者全員に! 太っ腹なツアーだ!!

3日目(最終日)

最終日は朝10:00発とのんびりとスタート。生憎の雨でしたが、屋内の観光だった為、何の問題も無く観光ができました。

まずは増田宇宙通信所へ。人工衛星の追跡や監視を行うJAXA係員の方から、通信所について説明があり、その後は自由行動。ミニサイズの衛星の展示、映像やパソコンゲームを通して衛星について楽しく学ぶことができました。
見学後は昼食へ。昼食処は「味処 井元」にて、鹿児島名物のさつま揚げや種子島名産の安納芋を堪能。そして、またしてもここで日本旅行さんから、当日誕生日だった方にプレゼントが!!ツアー参加は自分の誕生日がベストかもしれません。他にも、ツアーアンケートやsola旅会員に申し込むと、ピンバッチやクリアファイルのプレゼントがもらえます!

昼食後、種子島開発総合センター鉄砲館にて、鉄砲をはじめ、約4,000点の資料を展示しており種子島のすべてを学ぶことができます。40分程度自由見学をした後、種子島を発つため西之表港へ。

種子島から鹿児島までは高速船「トッピー」に乗船し、1時間半ほどで鹿児島に到着し、自由解散にてツアーの幕を閉じました。

最後に

観光スポットのチョイス、タイムスケジュールもバッチリ、自由行動と集団行動のバランスもよく、スムーズにツアーを楽しめました。また、日本旅行さんからのプレゼントの多さに驚きました。1日目・2日目にも・3日目も?「まだあるの!」と思うぐらい毎日プレゼントを頂き、とてもお得感があり感激です。
単純に打ち上げを見学するだけではなく、宇宙教室や豊満神社での成功祈願など、ツアー行程全体で一つのストーリーになっているのもsola旅クラブさんのツアーならでは。ツアー中に随時行われる、sola旅クラブの中島さんによるお話しでは、宇宙やロケットの豆知識や、普段はなかなか聞けない様な打ち上げに関して教えていただくことができ、とても勉強になりました。
ツアーを通して宇宙に対する気持ちが益々向上し、次回もsola旅クラブさんから世界のロケット発射ツアーに参加したいと思いました!

鹿児島特派員 岡村

日本旅行様よりひとこと

日本旅行の宇宙体感旅行は、企画から実施まで、sola旅クラブ担当者自らがこだわりを持って取り組ませて頂いております。sola旅クラブならではの充実したプログラムをご用意して、皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

株式会社日本旅行 sola旅クラブ事務局 中島様

今後のイベント情報

パソナ宇宙事業プロジェクトでは、今後も宇宙講座や宇宙関連のビジネスセミナーなど、様々なイベントを企画して参ります。

宇宙講座、および今後のイベント開催に関するご意見・ご要望がございましたら、
下記宇宙事業プロジェクトまでご連絡ください。

space@pasona.co.jp

主催

株式会社パソナ 宇宙事業プロジェクト

2015年7月より若手社員を中心に発足。ロケット打ち上げパブリックビューイングやセミナーを開催。
宇宙ビジネスの拡大、および宇宙ビジネスに関わる人材の育成を目指したプロジェクトを推進している。