派遣社員の確定申告について ～必要なケースや方法について解説♪～

派遣社員でも、確定申告が必要なケースがあることをご存知ですか？

「確定申告って何？」
「年末調整できなかった時どうしたらいいの？」
そんな疑問をお持ちの方はぜひこちらでご確認ください。

確定申告とは1年間の所得を自分で計算・申告し、納税するまでの一連の作業をいいます。尚、2019年度の確定申告期間は2020年2月17日（月）から4月16日（木）までとなっています。
派遣社員の場合、基本的には派遣元である派遣会社が年末調整を行うので、確定申告は不要です。
ただし、以下の条件に当てはまる場合は確定申告が必要です。自分が当てはまるかチェックしましょう。

月々の給与で徴収される所得税は概算で計算されたものです。
ご自身で支払った生命保険料や国民健康保険料、家やマンションを購入した際の住宅控除など、控除を受けることができるものは反映していません。
年末調整では、控除を受けることができる生命保険料などを全て申告してもらい、年間（他社給与なども申告があれば合算して）給与の総額で、所得税の再計算を行っています。
確定申告も内容は同じですが、プラス医療費控除などがあれば申告し、所得税を再計算するものとなります。大半の方は、再計算をすることで所得税を還付される場合が多いです。（必ずではありません。徴収となる場合もあり）

なので、給与が発生していて所得税が引かれている方、年末調整をしていない方は、確定申告をすることでいくらか所得税が還付される可能性があります。

医療費控除とは、１年間で支払った合計金額が一定以上（世帯で10万円以上が目安）あった場合、控除を受けることができる制度です。（徴収済みの所得税が還付される可能性があるということです）

申請には、医療費の支払を証明する書類（病院発行のレシートや領収書など）や健康保険組合発行の医療費のお知らせが必要です。この医療費のお知らせは、直接協会けんぽ東京支部へ申請いただく必要があります。協会けんぽのＨＰから照会することも可能です。

パソナの平成30年度 年末調整対象者は下記の通りでした。

したがって過去就業されていた方や現在就業中の方でも11月中に就業していなければ対象外となります。

パソナの平成30年度 年末調整は11月15日（金）をもって締め切りました。
またWEBで申請していても、必要書類の提出が11月15日投函に間に合わなかった方も、確定申告が必要となります。

MYPAGEの申請手続トップ画面右上にある「申請トレイ」にて、手続き状況が反映します。
但し、毎年非常に多くの方から申告いただく関係上、申告の受付は11月末～12月上旬ぐらいまでお時間を要しますので、今暫しお待ちください。

また、提出書類に不備や不足があった場合には、ベネフィットワンペイロールよりメールにてご連絡差し上げます。
不備等によりベネフィットワンペイロールよりご連絡差し上げている場合、内容についてご不明な点はメールに記載されているベネフィットワンペイロールの連絡先へ直接お問い合わせいただくよう宜しくお願いします。

税務署での手続ですが、ここ数年税務署もＷＥＢ申告を推奨されています。
スマホ、ＰＣでの申告が可能ですので、仕事をお休みして税務署に行かないとできないものではありません。

上記条件で確定申告が必要な方は、まずは源泉徴収票を取得することから始めましょう。

源泉徴収票はMYPAGE上で公開されています。

源泉徴収票は、契約終了月の翌月、最終給与振込日の翌日にMYPAGEに公開されます。またご就業中の場合（11月までご就業がある場合）は、12月の最終給与振込日の翌日がMYPAGE公開日です。

MYPAGE上で公開される源泉徴収票（A4サイズでご自身で印刷されたもの）は、パソナの捺印はございませんが、税務署等へのご提出に関しても有効であり、確定申告等でもご利用いただけるものです。

＜源泉徴収票の入手方法＞
MYPAGE「申請手続」メニュー⇒「ご就業中のご確認」⇒『[照会4] 源泉徴収票照会』