新しい職場でスムーズに馴染む方法について　～就業前に知っておきたいコミュニケーション術～

就業開始時に新しい職場にうまく馴染むことができるか、とても不安ですよね。

お仕事でよいパフォーマンスを発揮するためには、まずは周りと良好な人間関係を築くことが大切。特に様々な就業先で働く派遣社員にとっては、どの職場でも自然に周りと打ち解けられるコミュニケーション能力がとても重要なスキルです。

今回は、派遣社員が心得ておきたい「職場に馴染むためのポイント」をご紹介します。

就業先の事業内容や企業理念には、必ず目を通しておきましょう。他にも、社内の様子が分かる写真や社員インタビューなど、参考になりそうな情報を一通りチェックして、就業先の一員になるための心の準備をしましょう。

就業先に詳しい営業担当に、気になっていることを聞くのもオススメです。
就業先の上司の人柄や職場の雰囲気、社内のコミュニケーションで気を付けたほうが良いこと、服装など事前に確認すると安心ですよ。

就業先から服装を「オフィスカジュアル」と指定されていても、しばらくの間はかっちりした服装を心掛けると良いでしょう。特に、初日はスーツを着用して行くのが無難です。職場で皆さんの意見を聞きながら、より職場に適した服装にしていきましょう。

職場によっては、初日の朝礼などで自己紹介を求められることもあります。名前、簡単な経歴、締めの一言の3点を盛り込んだ自己紹介をあらかじめ考えておくと安心です。

初日は、乗り換え時間や交通渋滞もありますので、特に時間に余裕をもって家を出ましょう。「始業に遅れないよう10分前を目安に出社」が一般的ですが、出社時間は会社によって様々あります。初日は派遣会社の担当が同行するケースもあるので、事前に相談しておきましょう。

初日は誰が同じ部署の人なのか分かりません。オフィス内で出会う人には、自分から積極的に挨拶をしていきましょう。その際、「おはようございます。本日からお世話になる〇〇と申します。どうぞよろしくお願いします」と、簡潔に自己紹介するときっと覚えてもらえますよ。

お仕事を早く覚えるためにも、分からないところはとにかく積極的に質問しましょう。翌日以降のスケジュールや業務などを確認しておくのもオススメです。
慣れないうちは、目の前のことで精一杯という方も多いですが、就業先の先輩や上司の何気ないやりとりにも意識を向けることで、お仕事の進め方や職場のルールにも慣れやすくなりますよ。

挨拶に力を入れるのは、初日だけに限ったことではありません。職場では、常に自分から進んで声をかけましょう。朝一番にハキハキと声を出すことで、頭もお仕事モードに切り替わりますよ。

挨拶やちょっとした会話から、自分の趣味や前職での話につなげるなど、会話のきっかけを作って相手との距離を縮めましょう。

自分から話しかけるときも、話しかけられたときも、笑顔で会話をしましょう。作業中に話しかけられたときも、相手の目を見てはっきり話すことを忘れずに。

会話の中で相手の名前を呼ぶのも、距離を縮めるためのテクニックのひとつ。まずはお仕事で関わりのある方の名前を覚え、会話の中でも相手の名前を呼びかけるようにしましょう。これは、早く名前を覚えるのにも役立ちますよ。

良好な人間関係の基礎にあるのは、なにより信頼関係です。信頼関係を築くためには、これまでお伝えしたようなコミュニケーションの基本を大切にしましょう。日々の小さな心がけの積み重ねが、相手との良好な関係の構築につながりますよ。

会社に「貢献する」という初心を忘れず「指示待ち」になるのではなく、自分からできることを積極的に提案できるようにしましょう。お仕事に意欲的で前向きな人は周りから見ても好意的です。

困ったときに相談できる味方がいるのは、派遣社員の強みでもあります。困ったときは一人で抱え込まず、営業担当に相談しましょう。直接就業先に言いづらいことも、担当経由で問題の解決に動いてくれることもありますし、話を聞いてもらうだけでも解決の糸口が見つかるかもしれませんよ。

職場で高いパフォーマンスを発揮するには、お仕事に誠実に取り組むことに加えて、周囲と円滑なコミュニケーションをとることも大切です。

就業前の事前準備から、初日の振る舞い、職場に早く馴染む方法まで、今回ご紹介したヒントを参考にしながら、充実したお仕事ライフを送ってくださいね。