おすすめ特集・コラム給与計算アウトソーシングとは?メリット・デメリットや対象業務、選ぶポイント、料金についてご紹介

更新日:2026.03.05
- BPO・アウトソーシング
給与計算アウトソーシングとは、社内の給与計算や関連業務を専門の外部企業が代行するサービスです。煩雑な給与計算業務を委託することで、自社の社員がコア業務へ集中できる環境が整い、業務効率化やコスト削減、繁忙期の人員確保などさまざまなメリットにつながります。一方で、サービスを選ぶ際に対象業務や実績、対応力などを十分に見極めなければ、期待したほどの効果が得られず、業務負担が軽減されない可能性があります。
この記事では、給与計算アウトソーシングを導入する際に知っておきたい基礎知識と、サービス選定時のポイントについてわかりやすく解説します。
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給与計算アウトソーシングとは
給与計算アウトソーシングとは、社内で行っている給与計算関連の業務を外部に委託できるサービスです。毎月の基本給に加え、残業代や交通費など各種手当の計算、天引きした社会保険料や税金の納付、さらには年に一度の年末調整まで、多岐にわたる業務が対象となります。
給与計算業務は、社員の職種や職位、雇用形態によって内容が異なるうえ、税制や社会保険制度の法改正にも対応する必要があり、担当者の負担が大きくなりがちです。こうした業務を外部に委託することで、業務品質の向上や効率化を図るとともに、社内のリソースをより有効に活用できるようになります。
アウトソーシングが注目される背景
アウトソーシングの需要は年々拡大しており、その背景には「深刻な人手不足」や「働き方改革の推進」があります。
労働人口の減少により企業の人材確保が難しくなるなか、特に給与計算のような専門知識を必要とする業務では担当者の確保が一層困難な状況にあります。また、残業時間への規制強化も人手不足を顕在化させており、企業の成長に直結するコア業務に十分なリソースを配分できないケースも少なくありません。こうした課題へ対応するための手段として、外部リソースの活用を通じて業務負担を軽減するアウトソーシングが注目されています。
関連記事:アウトソーシングは危ない?失敗を防ぐポイントと活用するメリットを解説
給与計算アウトソーシングの対象業務
給与計算アウトソーシングで委託する業務は、企業ごとの課題や予算に合わせて決められます。ここでは、アウトソーシングの対象となる具体的な業務をご紹介します。
給与・賞与計算
給与・賞与計算に必要な業務として、残業代や各種手当、社会保険料、雇用保険料、税金に関する計算業務を委託できます。委託先のサービスによっては、給与明細の発行・封入・郵送などの付随業務まで対応可能な場合もあります。煩雑でミスが許されない計算業務を任せることで、担当者の負担軽減と業務の正確性向上が期待できます。
振込・納税
給与計算の結果に基づいた振込データの作成や、天引きした社会保険料・税金の納付手続きまで対応可能なサービスもあります。期日通りに正確かつ確実な処理が求められるため、外部のリソースを活用することで、担当者の心理的負担を軽減しながら、法令遵守(コンプライアンス)の徹底を図ることができます。
年末調整
年末調整は、社員の正しい納税額と源泉徴収された税額の過不足を精算する業務です。計算内容が複雑なうえ、給与計算や賞与計算と重なる忙しい時期に発生することで、担当者の業務が逼迫しやすくなります。このため、担当者の負担軽減やミス防止の観点から、年末調整のみをスポットで委託するケースもあります。
住民税
住民税に関する手続きは、毎年5月から6月にかけて発生します。納付方法には「普通徴収」と「特別徴収」がありますが、原則として会社員などの給与所得者は特別徴収となり、企業が毎月の給与から天引きして自治体へ納付します。年末調整と同様に年次で発生する業務を外部に任せることで、限られた人員でも繁忙期の業務負担を抑えることができます。
給与計算アウトソーシングのメリット
給与計算アウトソーシングを活用することで次のようなメリットを享受できます。
- コア業務へ集中できる
- 業務効率化・コスト削減を実現できる
- 繁忙期の人員を確保できる
- 専門家に任せることができる
それぞれのメリットについて以下で詳しく解説します。
コア業務へ集中できる
毎月発生する給与計算業務など、定型化されたノンコア業務をアウトソーシングすることで、自社の社員は戦略立案や制度設計といったコア業務に集中できるようになります。その結果、従来の「管理業務を中心とした人事」から「経営戦略に深く関与する戦略人事」への移行が可能になり、企業全体の生産性向上や経営基盤の強化につながります。
関連記事:コア業務・ノンコア業務の違いと仕分け方|具体例でわかる業務効率化のポイント
業務効率化・コスト削減を実現できる
給与計算を専門とするアウトソーシング企業 に任せれば、プロの視点から既存の業務フローの見直しと再定義が行われ、専門的な知識やノウハウを活かした効率的な運用が可能になります。また、社内で給与計算を行うための人件費やシステムの導入・運用コストを抑えられるメリットもあり、業務効率化とコスト削減を同時に実現することができます。
繁忙期の人員を確保できる
給与計算業務は、年末調整や賞与支給など、一時的に業務量が増える繁忙期があります。しかし、年間を通じて必要以上の人員を抱えると、人件費がかさみコスト負担が大きくなります。その点、給与計算アウトソーシングを活用すれば、繁忙期に必要な分だけの人手を確保できるため、全体のコストを抑えつつ、安定した業務運営を維持することが可能になります。
専門家に任せることができる
給与計算業務は会計の知識だけでなく、残業代に関わる労働基準法や年末調整に関わる税法、社会保険制度などの法律知識も欠かせません。さらに、これらは毎年のように改正が行われるため、常に最新の情報を業務へ反映させなければならず、自社の担当者だけでは計算ミスや対応漏れのリスクが膨らみます。
こうした課題に対し、専門家が業務を代行するアウトソーシングは有効な解決策となり、法改正にも迅速に対応してもらえます。これにより企業は法令遵守を徹底しつつ、安心して本来注力すべきコア業務に集中できるようになります。
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給与計算アウトソーシングのデメリット
給与計算アウトソーシングにはさまざまなメリットがある一方で、サービスの選定や運用方法によっては次のようなデメリットが生じることもあります。
- 自社にノウハウが蓄積されない
- 情報漏洩のリスクがある
自社にノウハウが蓄積されない
給与計算業務をアウトソーシングすると、実務を外部に任せる分、自社内にナレッジやノウハウが蓄積されにくくなります。将来的に業務を内製化したいと考えている場合は、業務内容やフローを共有したりフィードバックを受けたりするなど、サービス運用中も自社にノウハウを残す工夫が求められます。
情報漏洩のリスクがある
給与計算アウトソーシングでは、委託先に社員の個人情報を提供する必要があるため、情報漏洩リスクを完全にゼロにすることはできません。リスクを最小限に抑えるには、セキュリティ対策が万全で、個人情報の取り扱いに厳格なルールを設けているアウトソーシング企業を選ぶことが重要です。
給与計算アウトソーシングの選び方
給与計算アウトソーシングを選ぶ際に重視すべきポイントとして以下の点が挙げられます。
業務範囲・コスト
給与計算アウトソーシングは、依頼できる業務範囲や料金体系がサービスごとに異なります。また、会社の規模に合わないサービスを選ぶとコストが割高になりやすいため、自社の課題に応じて委託したい業務内容を明確にしつつ、予算とのバランスも考慮しながら選定することが重要です。
実績とセキュリティ対策
給与計算業務では社員の個人情報や給与データを取り扱うため、委託先の実績やセキュリティ対策については入念に確認する必要があります。依頼実績の多さや利用者のレビュー、プライバシーマークやISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得状況などを判断材料とし、安心して業務を任せられる体制が整っているかを見極めましょう。
対応力と柔軟性
自社の業務を委託するうえでは、イレギュラーが発生した際の対応力も判断ポイントとなります。問い合わせに対して迅速に回答してくれるか、自社の運用に合わせて柔軟な対応ができるかを事前に確認し、予期せぬトラブルがあった際にも適切に対処してくれる委託先を選ぶことが求められます。
給与計算アウトソーシングの料金
給与計算アウトソーシングの料金体系は、主に以下の3つに分けられます。
・従業員数に応じた従量課金
従業員1名あたりの単価で料金が設定される方式
・従業員規模による月額料金
従業員数に応じて料金が変動する従量制の方式(例:〇~〇名ごとに料金が設定される)
・稼働時間による月額料金
委託先スタッフの月間稼働時間に応じて算出される方式
料金はアウトソーシング企業によって異なり、委託する業務の規模や内容、オプションの有無、導入費用などでも変わってくるため、相場を一概に示すことはできません。基本の月額料金に従量課金を組み合わせた料金体系を採用するケースが多いものの、要問い合わせとしている企業もあるため、委託後に想定外の費用が生じないよう事前に料金の内訳や条件を確認しておきましょう。
まとめ
給与計算アウトソーシングは、業務負担の軽減や専門家による正確な対応など多くのメリットがある一方で、自社にノウハウが蓄積されにくい点や情報漏洩リスクなどのデメリットも存在します。導入時には業務範囲やセキュリティ体制、対応の柔軟性などを確認し、自社の運用に合う委託先かどうかを慎重に判断する必要があります。
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