導入事例

製造業企業

#内製化支援  #DX人材  #DX推進  #効率化 

製造業企業

業界
産業機械
効果
DX人材育成

まずは現場のDX人材育成から開始
DXについての基礎研修から
アプリ開発やデータ活用まで
一貫して研修を実施

「このままでは競争力が低下してしまう」とにかく動く必要性を感じた

工作機械事業並びに自動車部品事業をメイン事業として行う企業。DX推進のミッションを担うIT部門の担当者は、様々なセミナーに参加し、他社の成功事例などの情報収集をした結果、やはり、自社もDX推進を早々に取り組むべきだと考えるようになった。

「色々と細かい設計をした上でのDX推進では遅い。まずは動かないと、どんどん競争力が低下してしまう」
まずは、小さいことからでいいので動こう。IT部門としてDX推進の一歩を踏み出した。

求めたのは現場解決型のDX推進

DX推進を取り組む際にまず課題に感じたことは、DX推進を行っていくための人材が不足していることだ。IT部門の担当は3名。


それぞれが、IT部門以外の別のミッションも兼務しているため、社内のDXに関するさまざまな相談事に対応する限界も感じていた。
また、現場の業務も多種多様のため、どのような部分からDXを進めるべきか悩ましい。


多種多様な現場の業務をDX推進するために、現場のDX人材育成をしたらどうか


人手が足りず、現場の業務も多種多様であるならば、その各現場から推薦を募り、DX推進のための人材育成をすることにより、各現場でそれぞれにあったDXの推進が行いやすくなるのではと考えた。

未経験者を含む24名のDX育成を実現、参加者の意識が大きく変化

さっそく各現場に相談し、中堅社員2名ずつ推薦を募った。
当初はどのような反応がくるか心配していたが、予想外に一つの現場から2名以上の推薦や、若手からも参加したいという要望がでるなど、予定していた20名に対し、24名が集まることとなった。8割がデジタルに詳しくない、様々な現場や年齢の受講者が集まった。

並行して、どのような人材育成を行うかについても検討を行った。一般的なDX人材育成はどうすれば良いかは正解がイメージしづらく感じた。そのため、まずは最初のステップとして「デジタルを使える人材を育てたい」と考え、Power Platform研修を選んだ。社内には既に環境もそろっており、比較的簡単にアプリケーションを作れることと、フローの自動化ができることに魅力を感じたからだ。

DX人材研修を依頼する先としては、複数候補が上がったが、最終的にパソナに依頼をすることとした。理由としては、オンラインやeラーニングの会社は多数あったが、対面の研修があり、研修内容もカスタマイズ可能な点が魅力的と感じたからだ。

デジタルに詳しくない受講者が多いため、研修内容をカスタマイズし、まずは「DXとは何か」という理解から、最終的にはアプリケーションやワークフローの作り込みまで一貫して行った。

研修の中で特に印象に残ったことについて、IT部門の担当者はこう語る。
「DX人材育成研修に前向きではなさそうだなと感じていた社員が、DX基礎研修に参加した際に、驚くほど前向きになり、意欲的な意見も多数でたのが印象的でした」

最初のDX基礎研修で、なぜDXが必要なのか、DX推進を怠るとどのような懸念が発生するかなど、グループワークを交えて受講。その結果、DXの必要性を強く感じてくれた受講者が多く、前向きに研修に参加するだけではなく、予定にはなかった研修の要望もでる状況となった。受講者のモチベーションが目に見えて高まっていった。

その後、プログラミング基礎研修やITリテラシー研修、Power Platformでのアプリ開発やワークフロー連携、Power BIを使ったデータの可視化を行った。最終的には、受講者それぞれの業務内で発生している課題をトレーナーと相談し、受講者それぞれの業務にあわせたアプリ開発支援までを行った。

IT部門のご担当者様の声

今回の研修を経て、実際に業務の為のアプリ開発やワークフローの自動化を活用している社員も多く、大変嬉しく感じています。
今後の課題としては、業務にデジタルをどんどん使ってもらいたいと考えます。現在の業務の中で、どのようにデジタル活用するかを考える時間を確保するかは、会社として考えていきたいと思います。

また、今後のロードマップ作成の部分は難しい面もあると感じています。
現場毎に行う業務も違うので、使いたい技術ややりたいことも同じではないからです。今は技術の進化が速いので、描いたロードマップもどんどん変わるのかなと考えています。その為、強引に1本のロードマップを描くのではなく、現場の意見も聞きながら、柔軟なDX推進のロードマップをつくりつつ、デジタル人材を増やす行動も並行して行っていきたいと考えています。

まずは、デジタル人材育成として今回の研修を行いましたが、今後は集めたデータをどのように活用するかについての人材育成も検討したいと考えています。

自律的なDX人材の育成を支援するパソナ研修サービス

研修を担当した、パソナ松尾はこう語る。
パソナのDX人材育成支援の強みは、DXについての基礎研修から、アプリ開発やデータ活用が根付くまで、一貫して研修を行う部分にあります

ただ単に、定型的な研修を行うだけでは、DX人材が育つのは難しいと感じています。
DX人材育成に関するご要望をヒアリングし「課題」「目標」「期間」「対象人数」などをお伺いしたうえで、ご要望によっては、オリジナルのカスタム研修もご用意いたします。

課題に合わせた研修内容と、その後のフォロー体制を構築することにより、DX人材の育成が根付く、環境づくりを一緒に行わせていただきたいと考えております。
ご興味いただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

■DX人材開発支援サービスの資料(Power Platform)はコチラ
■DX人材開発支援サービスの資料(AI)はコチラ
■お問い合わせはコチラ

期間

第1回:DXについての基礎研修~Power Platformのハンズオン研修 88h
第2回:Power BI研修 12h
第3回:Power Automate Desktop研修 12h


関連サービス

今回ご紹介した事例に対してパソナでは以下のサービスで解決させていただいています。

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