自社のDXが組織全体の課題でしたが、何から手を付けたら良いのかわからない状況でした。人材育成を通じて「DX推進」をやっていきたいという思いはあり、元々「Microsoft関連サービス」を導入していましたが、一部の社員しか活用できていなかったため、さらに活用できないかと模索していました。「DX推進」に向けた社内体制は整いつつあったものの、社員のITリテラシー向上にはパートナー企業からの協力は必要不可欠でした。

ご担当者様は「総合職の人もローコード開発をできるようになってほしい」「社員自身が自分で業務効率化できるようになってほしい」という要望があり、これまで人手が足りずに進まなかったアプリやシステム開発を積極的に進めていきたいと考えていました。

そこで、パソナの『DX人材開発支援サービス』のなかの1つである、Power Platformのハンズオン講座を受講していただき、社員の方々に「ローコード開発」を学んでいただくことにしました。ハンズオン講座のあとは、実際にアプリを作成するハッカソンを実施し、実務で役立つスキルを身につけられるプログラムにしました。

実際のアンケートでは「アプリを作ること自体が初めてでとても新鮮でした。これまでシステム上でどうつながっているのかなど、検討もつかなかったため、基礎的なところから理解ができて有意義な時間でした。」「こんなにも簡単にアプリが作れるのだと、かなりハードルが下がりました。ハンズオンの時間が長く、考えながら作ることができたので、とても楽しかったです。もっとできるようになりたいので勉強しようと思います。」など、大変ご満足いただける結果になりました。

「立候補性」で参加者を募っていたこともあり、各回の参加者皆さまがとてもやる気に満ちていました。「疑問点をそのままにしない」など、積極的な姿勢で質疑応答が飛び交っていました。また、参加人数が多いこともあって、置いていかれないように必死にインプットしようという気持ちが強い印象でした。一方で、実際のアプリを作成するハッカソンでは講師に言われるがまま手を動かしている方もいらっしゃった印象もありました。「1スライドに1手順」というわかりやすく、初心者でもアプリを作成しやすいような体制を整えてはいるものの「研修に対する目的意識をどう持たせるのか」という点が今後の課題かと思っています。

準備期間：約1カ月
※コンテンツ作成等準備
既存コンテンツを使用するのであれば、即日開催も可能

●第1回：2021年9月　対象人数30名
●第2回：2022年7月　対象人数80名
●第3回：2022年12月　対象人数30名
研修：1日研修（9:00-17:00）×各回3回実施

研修費：50,000円/1人
コンテンツ作成及び修正費：500,000円

※2022年10月1日、株式会社パソナテックは株式会社パソナを承継会社とする吸収分割を行いました。

今回ご紹介した事例に対してパソナでは以下のサービスで解決させていただいています。