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Excel上のお客様情報を一元管理
kintone×他システムで業務効率をアップ!
課題
大手証券会社様では、収益管理を行う際、Excelの表計算などの関数を使用していました。クライアントごとに管理をしていましたが、担当するクライアントが増え、それに伴いExcelの量も増えてきて管理が疎かになっていることに課題を感じていました。
kintoneは既に導入していましたが、別の部署でセミナーなどの管理のみの利用に留まっていて、収益管理でも活用したいがITに精通する人材がいなかったため、外部への相談を検討していました。
解決策
サイボウズ社のwebサイトで、Excelデータだけではなく各種システムやサービスの連携ができることに魅力を感じ、kintoneのパートナー企業であるパソナテックにご相談いただきました。
まずどのようにExcelを管理されているのか、実際に使用しているExcelを拝見したうえでヒアリングを進めました。kintoneで入力チェックを行ったり、マスターデータの情報を活用し利便性を高めたりしたいという業務効率化のイメージはお持ちだったので、そのイメージに沿う形で、何の機能が必要なのか提案をさせていただきました。
打ち合わせを進めていくなかで、現場のメンバーからも細かい入力制御や情報連携の要望も伺うことができたので、その意見も取り入れながら開発を進めました。
もともと為替情報を毎回取得することが非常に手間である旨も聞いていたので、RPAとkintoneを連携させて自動でマスターデータを取得させ、そのマスターデータを収益の計算時に自動的に参照できるように会計システムへ連動させました。その結果、会計システムへの手入力の時間も省略することができました。
お客様の声
計算に誤りがあると国から指摘が入る可能性もあるため、慎重に進めました。kintoneは今後法改正で計算方法などが変更になったとしても柔軟に対応できる旨も聞いているので、安心して活用することができています。また、今までExcelで管理していることで発生していた関数のミスや入力漏れを格段に減らすことができたのは、大きな成果だと思っています。
今回は現場のメンバーも打ち合わせに参加することで、本当に実務で活用できるシステムを開発することができました。上層部も時より打ち合わせに参加していたので、今回のプロジェクトにとても関心を寄せており、他の部署での活用も今後検討していきたいと聞いています。現在、社内申請やワークフローはまだ紙やExcelで管理している状況なので、今後はこちらの課題もkintoneで解決できればと思っています。
パソナテック担当者の声
Excelを一元管理したいという要望にお応えすることができてよかったです。今回、RPAとkintoneの連携をさせた後、プラグインを利用して会計システムへ連動させる対応をしましたが、過去このような事例はほぼなく、他の企業からの興味関心度は非常に高いです。
今後、法改正によるシステム改修も行っていかなければならないと伺っています。kintoneは要件によって柔軟に対応していくことが可能なので、またご相談してもらえればと思います。
期間
約1年間
体制
3名
費用
約10,000,000円
※2022年10月1日、株式会社パソナテックは株式会社パソナを承継会社とする吸収分割を行いました。
掲載日:2023年2月24日
関連サービス
今回ご紹介した事例に対してパソナでは以下のサービスで解決させていただいています。