産業保健師スタッフ向け 研修レポート

[セミナー開催]


2020年1月15日

産業保健人財育成プログラム メンタルヘルス対応編

第4回生命の危機を回避するシグナルの見極め方

2020年1月15日に、2020年最初の産業保健人財育成プログラム メンタルヘルス対応編第4回『生命の危機を回避するシグナルの見極め方』を開催いたしました。

これまで20年以上にわたり、企業でのメンタルヘルス支援2000事例に関わってこられた、株式会社セーフティネットの産業カウンセラーの藤掛先生から、生命の危機リスクの高い状態、精神障害の特徴など実際にご体験されているケースを基に、保健師としての関わり方について学びました。

藤掛先生の「生命の念慮がある社員様からのご相談において一番困っているのは、ご相談者本人です。だから、まずは慌てず落ち着いて状況の把握に努めてください」という言葉が響きました。

メンタル疾患が増える昨今、特定の従業員の方からのご相談が多く、また長い時間を拘束され困っているという参加者からのご相談もあり、藤掛先生からは、保健師として支援できる範囲を事前に伝えることが重要ですとアドバイスされていました。

【第4回のポイント】

  • 生命の危機が高い方
    リスクが一番高いのは自殺企図がある方、二番目に高いのは精神障害の既往のある方
  • WHOが把握している99カ国の自殺率の男女別比較
    日本は男性では世界12位,女性では5位
  • 年齢が高くなればなるほど自殺リスクは高くなる
    40代、50代の男性は、男性ホルモンが低下する時期なので注意
  • 自殺の危険を有すると思われた社員への対応
    1.まずは慌てず、落ち着き状況の把握に努める
    2.リスクをスケールする
    3.ラインと共有する(聞いた瞬間に責任が生じるので、対応ルールを予め決めておく)
    4.受診を勧める
    5.してはいけない対応(単に「死んではいけない」といった教えを説いたり、自傷・自殺企図行為を咎めること、など)
  • 死にたい気持ちを打ち明けられた時の心構え
    死にたい気持ちに触れ 、しっかり受け止める、など

生命の危機を感じる従業員の方からのご相談を、産業保健師ひとりで抱えることなく、専門家や同僚、人事へ常にリファーする重要性を学びました。

参加者の声(アンケートより)

  • 初めて自殺念慮がある人と面談した時、共感することしかできませんでしたが、本日の講義を聞いてまずは自分が落ち着いて、自分だけでは抱えられないこと、一緒に解決することを伝えることが重要であることを学びました。
  • いつも、ご経験したケースの中から話してくださるので、イメージしやすく分かりやすいです。
  • 実際に困った対応について学ぶことができて、職場で共有しようと思える内容でした。もっと、もっと聞きたいです。
株式会社パソナ
メディカル健康経営本部

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