- 業界
- 情報・通信サービス
- 効果
- 社会課題解決
マイナンバーカード見守り・健康増進システム
マイナンバーカードを使った社会課題の解決への取り組み
有効性を住民に十分に提供できておらず、眠れる資産となっているマイナンバーカード。
本取り組みでは、まず町内のさまざまな施設でマイナンバーカードのワンタッチ認証を行い、地域ポイントを付与することにより、常時携帯の土台を作りました。そこから得られる情報を高齢者・子どもの見守りや非常時の避難所ソリューションへ活用し、マイナンバーカードを携帯することによる、地域の「見守り」「つながり」 「盛り上がり」力を向上させ、アナログとICTの融合による地域住民が安心して暮らしやすくなる町づくりをめざしました。
マイナンバーカードで使うサーバーレスアプリケーションを開発
「住民の皆様にどうやったらシステムを便利に使ってもえらえるのか」を繰り返しミーティングで議論しながら、業務フローの整理から着手。
顧客とパソナでそれぞれ案を練りながら協力して要件や運用イメージを固めました。
アプリのデザインは社内のデザインチームと連携し、顧客の公式Webサイトのイメージに合わせて統一感のある内容にしました。
プロジェクトメンバーは東京、島根、福岡の各拠点から参画。
意識合わせを毎日行いながらリモートで開発を進めました。
システムはクラウド上にサーバーレス構成で構築。
プロジェクト後期には現地に行きシステムの試験を行いました。
担当範囲
提案/要件定義/設計構築/保守運用/デザイン
技術
AWS / IoT / Nuxt.js / Vue.js / Python
期間
開発: 2023/4 〜 2024/3
保守: 2024/4 〜 現在(2024/11)
費用
開発費:約7,000万円
開発メンバーからの声

ゼロからマイナンバーカード連携を自力で実現!サーバーレス構成で自治体コストを大幅削減。
地域にお住まいの高齢者の見守りと地域活性化を目的としたシステムを開発しました。公共施設に設置した端末にマイナンバーカードをかざすと、その利用情報が家族にLINE通知される仕組みです。さらに、施設利用に応じて地域通貨ポイントを付与し、地元商店で使えるよう連携も行っています。システム全体はRaspberry Piを使ったIoT端末とクラウド上のAPI、Webアプリなどで構成。すべてサーバーレスで実装し、自治体の維持コストを抑える構成にしました。開発は全国のエンジニアとリモートで連携しながら、要件定義から試験まで一貫して担当しています。本案件の大きなチャレンジは、マイナンバーカードとの連携でした。これまで触れる機会がなかったため、テストカードの入手や仕様の読み込みから着手し、仕様理解と検証を重ねながら実装を進めました。技術的な知見が少ない分野だったからこそ、自らキャッチアップし、設計からセキュリティ面まで丁寧に構築しています。また、自治体の予算制約を踏まえ、従量課金のサーバーレス構成を選択。運用負荷を抑えつつ、柔軟な拡張が可能な設計を意識しました。リモート開発では、メンバー間の認識齟齬を防ぐために、こまめな進捗共有やドキュメント整理にも注力しています。

森本省三 (NW担当)

ネットワーク冗長化&セキュリティ強化で、安定したAWS接続環境を構築。
公共ネットワークからAWSへ接続するための経路を構築しました。地域内のネットワークからはAWSへ接続できる経路がなかったため、新たに専用経路を準備する形となりました。 ネットワーク機器の故障が発生してもマイナンバーカードへのポイント付与ができるよう、冗長化した構成にしています。 また、セキュリティ面でも安全なネットワーク環境となるようにファイアウォール等を導入しました。本案件ではサービスの継続性を考えて取り組んでいました。 ネットワーク機器の故障に備えてネットワークのコアとなる機器を冗長化するとともに、予備機を配備して障害発生時に備えています。 機器が多くなるとコストが高くなってしまいますので、全ての機器を冗長化するのではなく、あるポイントは経路の冗長化で対応するなど、機能面とコストのバランスが取れた構成となるように配慮しました。

ネットワーク冗長化&セキュリティ強化で、安定したAWS接続環境を構築。
公共ネットワークからAWSへ接続するための経路を構築しました。地域内のネットワークからはAWSへ接続できる経路がなかったため、新たに専用経路を準備する形となりました。 ネットワーク機器の故障が発生してもマイナンバーカードへのポイント付与ができるよう、冗長化した構成にしています。 また、セキュリティ面でも安全なネットワーク環境となるようにファイアウォール等を導入しました。本案件ではサービスの継続性を考えて取り組んでいました。 ネットワーク機器の故障に備えてネットワークのコアとなる機器を冗長化するとともに、予備機を配備して障害発生時に備えています。 機器が多くなるとコストが高くなってしまいますので、全ての機器を冗長化するのではなく、あるポイントは経路の冗長化で対応するなど、機能面とコストのバランスが取れた構成となるように配慮しました。

福井大地 (システム構築担当)

住民に寄り添い親しみやすいデザインと地域ポイントの連携でITサービスを地域に溶け込ませた。
マイナンバーカード活用促進のため、地域ポイント付与システムの構築を担当しました。顧客とパソナで業務フローの整理や要件定義を協力しながら進めました。東京・島根・福岡各拠点のメンバーとリモート連携し、クラウド上のサーバーレス構成で開発。現地でのシステム試験も行いました。住民が使いやすいシステムを目指し、運用イメージの明確化や業務フローの見直しを重視しました。公式Webサイトと統一感のあるデザインで親しみやすさを追求し、リモート体制によるコミュニケーション課題は、毎日の情報共有で克服。クラウド・サーバーレス構成でコスト面や運用面も工夫しました。

住民に寄り添い親しみやすいデザインと地域ポイントの連携でITサービスを地域に溶け込ませた。
マイナンバーカード活用促進のため、地域ポイント付与システムの構築を担当しました。顧客とパソナで業務フローの整理や要件定義を協力しながら進めました。東京・島根・福岡各拠点のメンバーとリモート連携し、クラウド上のサーバーレス構成で開発。現地でのシステム試験も行いました。住民が使いやすいシステムを目指し、運用イメージの明確化や業務フローの見直しを重視しました。公式Webサイトと統一感のあるデザインで親しみやすさを追求し、リモート体制によるコミュニケーション課題は、毎日の情報共有で克服。クラウド・サーバーレス構成でコスト面や運用面も工夫しました。
今回ご紹介した事例に対してパソナでは以下のサービスで解決させていただいています。
溝江正 (PJTリーダー兼開発担当)
ゼロからマイナンバーカード連携を自力で実現!サーバーレス構成で自治体コストを大幅削減。
地域にお住まいの高齢者の見守りと地域活性化を目的としたシステムを開発しました。公共施設に設置した端末にマイナンバーカードをかざすと、その利用情報が家族にLINE通知される仕組みです。さらに、施設利用に応じて地域通貨ポイントを付与し、地元商店で使えるよう連携も行っています。システム全体はRaspberry Piを使ったIoT端末とクラウド上のAPI、Webアプリなどで構成。すべてサーバーレスで実装し、自治体の維持コストを抑える構成にしました。開発は全国のエンジニアとリモートで連携しながら、要件定義から試験まで一貫して担当しています。本案件の大きなチャレンジは、マイナンバーカードとの連携でした。これまで触れる機会がなかったため、テストカードの入手や仕様の読み込みから着手し、仕様理解と検証を重ねながら実装を進めました。技術的な知見が少ない分野だったからこそ、自らキャッチアップし、設計からセキュリティ面まで丁寧に構築しています。また、自治体の予算制約を踏まえ、従量課金のサーバーレス構成を選択。運用負荷を抑えつつ、柔軟な拡張が可能な設計を意識しました。リモート開発では、メンバー間の認識齟齬を防ぐために、こまめな進捗共有やドキュメント整理にも注力しています。