企業面接へ向けて

2004年3月の法改正により企業側の面接が可能になりました。
大事な場面でどのような受け応えが重要でしょうか?
そのポイントを解説します。

面接の目的

1. 企業の目的

面接を通し、応募者が自分の会社で働いて欲しい人材なのかを見極める

資質
  • 履歴書・職務経歴書の記載内容通り、もしくはそれ以上の能力があるか
  • こちらの期待に答えて会社の利益に貢献できるのか
意欲
  • 本当にこの会社で働きたいのか(=志望動機)、何がしたいのか、また何ができるのか(=自己PR)
  • 職務に対して自分から積極的に取り組めるか
適応性
  • 会社の組織・風土にとけこめるか
  • コミュニケーションスキルに問題はないか

2. 応募者の目的

志望企業をより良く知り、働きたいか見極める

  • 自分の描いていた業務内容との差異はないか。自分の能力で働くことが可能か
  • この会社の風土で働けそうか。この会社で自分が働くイメージがつくか?

面接で重要なポイント

  1. 「働きたい」気持ちを前面に表す
  2. ビジネスマナーの確認
  3. 面接で聞かれるポイントを抑えておこう
  4. 論理的、かつ具体的に話す

1. 「働きたい」気持ちを全面に表す

採用者が面接でまず重視するのは「本当にうちの会社で働きたい」という熱意です。
言葉だけで表現するなら簡単ですが、それだけでは伝わってこない場合があります。
以下は言葉では伝わらない熱意を伝えていく方法です。

  • 面接の開始と終了時には必ず挨拶をしましょう
  • 質問に答える時は大きな声で答えましょう
  • 必ず相手の目を見て話しましょう
  • 最後に「質問はありますか」と聞かれる場合があるので、事前に会社研究をし、積極的に質問していきましょう

2. ビジネスマナーの確認

ビジネスマナーは必ず採用者からチェックされていると思ってください。
特に以下の点には細心の注意をしてください。

a. 時間厳守

面接はビジネスにおける商談と同じです。1分でも遅刻と判断されます。
そのため、遅くとも10分前には到着する余裕を持ってください。

b. 身だしなみ

第一印象で重要視されるのは身だしなみです。以下の点は必ず注意しましょう。

スッキリした髪型か。髪の毛の色が目立ちすぎていないか
女性の場合、自然なメイクか
手もと バックはビジネスにふさわしいか。派手なマニキュアをつけていないか
服装 アイロンがけしたきれいなワイシャツか。スーツにしわがよっていないか
足もと 靴に汚れはないか

3. 面接で聞かれるポイントをおさえておこう

下記5点については、採用者からよく質問される内容です。必ず自分の考えをまとめておきましょう。
また、知人等に採用者役をお願いし、ロールプレイングをしてみましょう。
おかしい部分は指摘してもらい、繰り返しロールプレイングをすることで自信がつきます。

自己紹介

簡単に自己紹介をします。その後、職務経歴についても簡潔に時系列で説明します。
(例)「○年△月~○年△月まで、××株式会社の営業部で□□の業務をしておりました」

転職理由(退職理由)

採用者が非常に重視する内容のひとつです。
退職理由を知ることで応募者の仕事に対する考え方、取り組み方やコミュニケーション能力を把握します。
「スキルアップしたい」「この仕事で自分を極めたい」といった前向きな退職理由を答えましょう。

応募動機

応募先企業の研究をして、自分のやりたい仕事かどうかを考え、「自分のこれまでのキャリアとそれにより身につけた知識・技能・実績を活かし、ぜひ応募先企業に貢献したい」という気持ちを説明しましょう。

自分の長所・短所

よく聞かれる質問です。自分で考えてわからない場合は何人かの知人に聞いてみると明確になりやすいです。
短所は長所とも取れる答え、もしくは短所をどのように克服したか等、プラス面に取れるように考えましょう。

自己PR

[応募動機]と[自分の長所・短所]を参考に、自己分析を行います。
「自分はどういう人間で何に貢献できるか」をアピールします。
最初に「自分には○○があります」と結論を示し、次に前項で言った内容を裏付けるエピソード(経験)を述べます。最後にもう一度「応募先の企業でも自分は○○を活かし××ができます」で締めます。
PRする時は大きな声で自信を持って話しましょう。

4. 論理的、かつ具体的に話す

緊張のあまり、話す内容を整理できなくなったり、長く話しがちになってしまい結局何が言いたいのかわからなくなってしまうことがあります。
話す時は最初に結論を持っていくと採用者も理解しやすくなります。
「私の考えは2つあります。1つは△△で、もうひとつは□□です。」のようにセンテンスを区切ると話がわかりやすくなります。
もし、質問に対し答えが出ない場合は「少しお待ちいただけますか」。
また質問の内容がわからない場合は「申し訳ございません。教えていただけますか」と素直に聞いたほうがよい場合もあります。

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